発達障害と診断されたら…
発達障害とは
発達障害とは、先天的な脳機能の障害です。
主に
○ADHD(注意欠如・多動性障害)
○ASD(自閉症スペクトラム)
○LD(学習障害)
の3つに分類されます。
なお、発達障害は病気ではありません。また、育ち方や環境が直接の原因ではありません。ですからあなたの努力が足りなかったということもありません。
発達障害は、あなたの「特徴」なのです。
今回は、発達障害と診断されるメリットを簡単に紹介したのち、
○診断されるデメリット
○診断のタイミング
についても説明します。
発達障害と診断されるメリット
発達障害と診断された後のメリットを簡単にまとめました。
○障害者手帳の申請や障害福祉サービスの利用申請ができる。
○職場では、企業から苦手なことに関して配慮を受けられる
○自分の課題の対処や活かし方が分かりやすくなる
というメリットがあります。さて、発達障害と診断されることでの「デメリット」あるのでしょうか?
発達障害と診断されるデメリットはあるの?
障害者であると認識すること
自分が「障害者であること」にショックを受け、自分の障害を受け入れられないことがあります。また、自分は受け入れているけれど、両親や友人などに受け入れてもらえず、打ち明けようか迷ってしまうケースもあります。
関連記事:「大人の発達障害を受け入れられない…」診断後不安を解消するには
障害を理由に直接損をすることはない
しかしながら、発達障害だからと言って、損をするようなことはありません。職場や私生活において、不当に差別を受けることが法律で禁止されているからです。
「障害者だから、この施設は使えない」「障害者だからサービスを使えない」ということはありません。職場でもし差別を受けた場合は、第三者機関を経由して訴え出ることもできます。
したがって、発達障害と診断を受けても、あなたや周囲の方が受け入れられれば、デメリットはありません。
診断を受けるべきタイミングは?
発達障害の診断受けるタイミングは、うつ病などの二次障害の症状があるとき、その他生活上でどうしても改善できない問題に困っているときになります。
詳しくはこちらの記事「「発達障害かも?」と言われたら通院は必要?病院に行くべき時期とは」で紹介していますので、併せてチェックしてみてください。
発達障害だからこそ活きる働き方がある!
発想の転換で、「弱み」を「強み」に変えられる!
発達障害に限らず、人の特徴は「表裏一体」です。一つの特徴に「強み」と「弱み」の両方の側面を持っています。
例えば、落ち着きがない「弱み」のある人はアクティブ・クリエイティブな側面があります。ネガティブな「弱み」のある人は、慎重できめ細かい「強み」の側面もあります。
発達障害は、この「得手・不得手」のムラが激しいと言われています。いま、どうしようなく悩んでいる「弱点」はありますか?
活躍のヒントは、その「悩み」にあります。繰り返し言いますが、人の特徴は表裏一体です。大きく悩む特徴を持っているのであれば、大きく飛躍できる側面も持っているのです。
しかも悩んでいるわけですから、それに気づく手前まで来ているのです。
関連記事:【発達障害】自分には才能がないの?転換のヒントは『凸凹』にあり!
カスタマイズ就業で、強みを職業に変えるチャンスがある!
カスタマイズ就業という言葉を聞いたことがありますか?カスタマイズ就業は、まさにこの「あなたの悩みから強みを見出し、強みに変えて仕事に活かす」働き方なのです。
障害を持つ個性を活かせる環境を見つけ、主体的に行動していくことで、社会に大きく貢献できるチャンスがあります。
もし、「自分の強みに気づきたい!」「この悩みを何とかしたい!」という方は一度Salad編集部までご相談ください。
関連記事:【発達障害を持つ方の就職】あなたもできる「カスタマイズ就業」とは
関連記事: ADHDの適職は?カスタマイズ就業で、向いてる仕事を見つけよう
仕事・働き方に悩んでいたら。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分が「障害者」だと知って、「もう自分は活躍できない」「障害を持たない人より一歩下がって生きていくのかな…」と諦めていませんか?そのような心配は必要ありません。
自分の特性を知り、活かし方を身に着ければ、どんな人よりも活躍できるチャンスもあります。
ですから諦めず、自分でできることを考えてひとつひとつ、こなしていきましょう。