「大人の発達障害を受け入れられない…」診断後不安を解消するには

「発達障害」の診断を、受け入れられない、、

「発達障害」の診断を受けて、安心するひともいる

発達障害を持つ方の多くは、これまでに何らかの苦労を経験した方が多いのではないでしょうか。その場合、医師の診断で、これまでの困難は「障害によるもの」だったと原因が分かり安心するケースが多いです。

「発達障害」と言われても、認めたくない場合

しかし反対に、今回の診断までは「特に問題がなく生活してきた」という方もいるのではないでしょうか。事実として発達障害の特性がありながら、それに気づかないまま生活できている方もいます。だからこそ、突然医師から『障害がある』と言われて驚いた方も多いのではないでしょうか。

「これまで人ともうまくやれた、対人関係で問題なんてなかった」「今回ちょっと仕事がうまくいかなかっただけで『障害者』なんて、認めたくない!」と不満に感じていませんか?

今回は、そのような「発達障害」を受け入れられない方がほんの少しずつでも、障害を受け入れられるためのヒントをご紹介します。

発達障害を受け入れられない理由

「差別されるのではないか」と不安に感じているから

「発達障害であることを知られたら、周囲は馬鹿にしてくるのではないか」などの差別を受けるのではないかと心配していませんか?

「発達障害を持つ人」として職場に行ったときの周囲の視線を気にしていませんか?

「クビになるのではないか」と不安に感じているから

「『発達障害であること』を上司に伝えたら、クビになるのではないか」という心配から、発達障害を受け入れないケースです。

「職場に伝えたらクビになるから、黙って仕事していよう」と考えていませんか?

仕事がやりにくくなる不安を感じているから

発達障害であることを周囲に伝えた場合、突然仕事を任されなくなることや役職を降格されるのではと心配していませんか?

これまでの立場を守れず、仕事がやりにくくなることを意識して、障害を受け入れないようにしようとしていませんか?

「障害者」であることに耐えられないから

「障害者」という言葉に、ショックを感じていませんか?「自分が障害者なわけがない!」と感じていませんか?

このように、あなた自身が「障害者」であるということ自体を受け入れられないというケースもあります。

発達障害で困難を感じるなら、診断結果を受け入れてみる

発達障害と診断を受けたのであれば、職場などで何らかの苦しい思いをされたのでないでしょうか。

先ほど少し触れたように、発達障害の特性があっても気付かないまま一生を終える場合もあります。これは障害を理由とした困難を感じる機会がなかったからです。この場合は、通院や診断の必要はありません。自分が障害者であるという自覚がなくても構いません。

しかしながら、あなたが今職場で何らかの困難や問題がある場合は、診断結果を受け止めて対処をしていく必要があります。

発達障害と診断を受けた後の不安解消のヒント

障害を受け入れ職場に公開した場合、あなたの負担を減らす目的で配置転換等はあるかもしれません。しかし、「障害者」という理由だけで席を隔離する、話しかけないなどの嫌がらせやいじめをすることは法律で禁止されています。

1)障害を理由とした差別は、法律で禁止されている

障害者雇用促進法で定められた項目に、「障害者に対する差別の禁止」があります。

ですから、企業には「発達障害」という理由だけでクビにされること、雑用を任せるなどの「雇用に関する差別」を禁じています。もしそのような不当な差別を受けた時は、第三者に訴えることもできます。

2)障害に合わせた配慮を受けることもできる

あなたがこれまで困難に感じていたことが障害によるものであれば、職場からサポートを受けることもできます。あなたがどのようなところを苦手としていたかを把握していれば、苦手な部分にのみ、「障害者」として対応してくれます。

関連記事:【障害者雇用】精神障害・発達障害を持つ方への「合理的配慮」とは?

発達障害を公開せず、同じ条件で働く方法もある

1)障害を公開せず、他の方と同じ条件で働くこともできる

上記の障害を職場に公開する方法は、「あなたの業務負担を減らす」という理由で業務が変わる可能性があります。業務が変われば、その勤務に応じた給料になるケースもあります。

「障害を持っていても、これまでと同じように働きたい!」「これまでと同じ条件で働きたい!」という方には「クローズ」という働き方があります。職場にあなたが障害を持っていることは伝えないということです。上記の配慮がない代わりに、他の方と同じ条件で働くことができます。

しかしクローズの場合は、より厳しく自己管理をすることになります。さらに発達障害を受け入れ、自分で対処することが求められるのを覚えておきましょう。

発達障害があることで、プラスに活きるケースもある

ここまで発達障害を受け入れても、「マイナスではない」ことをお伝えしてきました。名称に「障害」とついているので、つい悪いだけのものと考えがちです。

しかし、発達障害はあなたの活かし方次第で他の方よりも社会で活躍できる可能性もあります。

あなたがしっかりと障害を受け止めて、自己理解を深めていけばこれまで以上にレベルアップできる可能性も大いにあります。

関連記事:【発達障害】自分には才能がないの?転換のヒントは『凸凹』にあり!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

突然「発達障害」と言われて動揺したのではないでしょうか。またはあなたが特に意識しなくても、家族などの周囲の方が受け入れていないためにポジティブに捉えられないという方もいるのではないでしょうか。

どちらにしても、実際には発達障害を持ったからといって大きく変わることはありません。あなたがどのように対処していくか。きっかけが見つかっただけです。障害を持っていても、活躍する機会はあります。

すぐに受け入れられなくても、少しずつでもいいです。まずはあなたが持つ特性に関心を持つところから始めてみましょう。