【発達障害】自分には才能がないの?転換のヒントは『凸凹』にあり!

自分には「才能がない」と嘆いていませんか

自分には「才能がない」と嘆いていませんか

できないところばかり指摘される

発達障害を持つ方は、出来・不出来の凸凹がはっきりしていることが多いです。どんな雇用形態であっても、任せられた業務に真剣に向き合っている方がほとんどです。

しかし、「どんな人間でもできないところはあるはずなのに、どうして自分ばかり指摘されるのかな?」と感じたことはありませんか?頑張っていても、少しミスしただけで悪く言われてしまう…と疑問や不満を持つことがあるのではないでしょうか。

これを何とか払拭しようと、「得意な部分で職場に貢献しよう。」そう考えた方も多いのではないでしょうか。

良いところを活かしても、「偉そうにするな」と言われてしまう

しかし、どんなに得意分野を活かして成果を出しても報われない…。むしろ「できないことを放置して、偉そうにするな」「できることだけやって楽をしている」と言われてしまう。そんな悔しさを感じていませんか?

参考:発達障害の特性(代表例)|厚生労働省

頑張っているのに認められないのは、「才能がない」から?

頑張っているのに認められないのは、「才能がない」から?

「なぜ自分ばかり『ダメなところ』を指摘されるのだろう・・・?」「与えられたことはしていて、得意分野ではもっと頑張っている。それでも認められないのは『才能がない』から?」と嘆いていませんか?

今すぐに諦めてしまうのは、まだ早いです。もし今の環境で充分な努力をしているのに、それに見合う評価をされていない・・と感じる場合は、考え方を見直してみる必要があるかもしれません。

参考:発達障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

凸凹(強み・弱み)を活かすには、適した環境選びも必要

凸凹(強み・弱み)を活かすには、適した環境選びも必要

凸凹がない(=平均的)ことを求める職場もある

一生懸命やってきたのに、これまでなぜあなたは認められなかったのか。

それは、あなたを認めない職場では凸凹がない(欠点がない)、「平ら」なことを最適としているからです。ですから、良くも悪くも、「はみだしてしまうこと」でチームや職場の秩序やバランスが乱れてしまうことを拒みます。「出る杭は打たれる」とよく言われます。それはこの「バランス」を重視する環境があるためです。

だからこそ欠点はもちろん、場合によっては良いところまでもが悪いイメージを持たれてしまうのです。

凸凹を活かせる環境選びが必要

あなたの努力を活かし周囲にも正しく受け入れられるには、凸凹を求める環境を探して、選んでいく工夫が必要です。

得意分野を頑張って周りから「偉そうだ」と言われるということは、凸凹の「凸」がしっかりと出ているということです。

さて、その自分を活かす環境を選ぶにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

参考:発達障害の人に向く職業、向かない職業は何か(ダイヤモンド・オンライン)

発達障害の『凹凸(弱みと強み)』を活かすヒント

発達障害の『凹凸(弱みと強み)』を活かすヒント

好きなことを仕事にしても、良い

「好きなことを仕事にしてはいけない」「好きなことで食べていくのは大変」

つい、このようなことを考えてしまっていませんか?周囲からもこのように言われてきたかもしれません。確かにどんな仕事の中でも、辛いことはあります。しかし、「辛くなるこそが仕事」「我慢こそがお金になる」ということはありません。

「楽なこと」ではありません。あなたが好きなことを、仕事に選んでも良いこと。楽しみの中から仕事に活かす方法もあることを覚えておいてください。

苦手なことが少ない環境を選ぶのは、「逃げ」ではない

障害を理由に、苦手なことはどうしても出てきます。もちろん、企業から配慮を受けながら頑張ることも手段のひとつです。「凸凹がない」ことを求める働き方も、一つの方法です。

しかし、もっとも良い方法は「苦手なことをしなくて良い」ことです。「苦手なことをしないなんて『逃げ』なのでは?」と考えるかもしれません。

しかし、そんなことはありません。自分で考えてリスクのない環境を選ぶことも、立派な努力です。ですから、苦手なことが少ない・困難を感じにくい環境を選ぶことは、決して逃げているわけではありません。

凸凹の「凸(強み)」に責任を持ち、出しきること

得意分野や好きなことを活かすためには、あなたの「凸(強み)」に責任を持つことが大切です。そのためには、

○凹(弱み)や凸(強み)にどんなものがあるのかを、説明できるくらいまでに理解する
○凸(強み)を活かすことで仕事にどんな効果があるのか説明できるようにする

ことが大切です。このように好きなことや得意なことに他者に明確に伝えられるくらいに責任を持つことが、仕事につながる第一歩です。

参考:障害者の能力や強みを生かす「カスタマイズ就業」って? – 毎日新聞

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

発達障害も含め、世間では「障害は個性である」とよく言われます。しかし、障害を持たない方には個性がないのかというと、そんなことはありません。どんな方でも、同じように個性があります。それでは、違いはどのようなことにあるのでしょうか?

それは、発達障害を持つ方には、凸凹があることで自分の個性に気付きやすい「才能」があるのです。「困難に悩むのは個性に気づく絶好の機会」なのです。

ですから「才能がない」なんて諦めずに、活躍できる環境探しをしてみませんか?Saladでは、その環境探しのお手伝いをさせていただきます。興味を持ちましたら、ぜひSalad編集部までご相談ください。

また、実際に才能を活かす就職が実現できたとしても、就職後の仕事のなかでは毎日が学びの連続です。挫折を経験することも多いことでしょう。ぜひ、自分が仕事をしやすい空間は、自分の手で作るのだという意識をもって取り組んでみましょう。そのためにできることの一つとして、カスタマイズ就業というやり方があります。詳しくは動画(salad編集長 森が説明します)をご覧ください!

【カスタマイズ就業について】ダイジェスト版(1分30秒)

フル版をご覧になりたい方は、以下のフォームにあなたのお名前(ニックネームでも可)と、メールアドレスを入力し送信してください。折り返し、ビデオのURLをお送りいたします。

    【筆者紹介】
    Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。過去にうつ病を発症し、約4年間のリハビリを経験。「凹」は、感受性の強さゆえに周囲の雰囲気や他者の感情を吸い込んで具合が悪くなること。「凸」はその感受性の強さであらゆる発想や表現に活かせること。昨年一年間、就労移行支援事業所の訓練を受け、強みを活かす就職を実現した。

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