発達障害は治るもの?治らないもの?特性を活かす手段もある!

発達障害は「治る病気」なの?

発達障害は「病気」ではない

発達障害は先天的な脳機能の障害です。主なものとして「ADHD(注意欠如・多動性障害)」、「ASD(自閉症スペクトラム)」、「LD(学習障害)」があります。

発達障害は「目に見えない障害」であるため、よくうつ病などと同じ解釈をされやすいですが、病気ではありません。したがって、治療を要する「治るもの」ではありません。

障害によっての困難があり、解消する方法はある

しかしながら、発達障害の特性でさまざまな困難を感じるケースが多いです。発達障害の「治る」ところは、このような「障害における困難を解消する」という解釈になります。

今回は、「『発達障害』と診断されたけど、そもそも『治すもの』なのか、どう対処したらよいか分からない」という方のために
〇発達障害の困難を解消できる「治るところ」
〇発達障害が病気でないゆえの「治らないところ」
をご紹介します。

【発達障害】治る・解消できるところ

発達障害からなる二次障害

二次障害」とは、発達障害の特性などが原因で発生する症状です。この二次障害にうつ病や睡眠障害不安障害などが含まれます。

この二次障害は先天的なものではなく、生活習慣やストレスなどによって発症します。予防のために、自分の発達障害にはどのような特徴(障害特性)があるのかを知る必要があります。

障害からなる問題は、工夫すれば解消できる

発達障害を持っていると、生活の中の様々な場面で困難が感じやすいです。「落ち着きがない、よく忘れ物をすると言われてきた」「どうしてか会話が噛み合わず、誤解ばかりされてきた」のような困難を感じている方が多いのではないでしょうか。

発達障害の「診断」をきっかけに、障害特性を知り生活を工夫していくことが必要になります。

服薬で軽減されるものがある

発達障害は病気ではないことをお伝えしました。「病気ではないなら薬は不要では?」と考えた方もいるかも知れません。しかしながら、発達障害を持つ方にとって服薬は重要です。

服用する薬には不安や緊張を緩和することや、脳の機能をコントロールし集中しやすくする作用などがあるからです。あなたの障害に応じて、生活をサポートするために服薬はとても大切です。必ず医師の指示に従って服薬を行いましょう。

関連記事:【医師に要相談】発達障害を持つ方にかかわる、服薬の効果と注意点

考え方の工夫で軽減されるものがある

発達障害を持つ方は、考え方や感じ方に偏りが見られることが多いです。そのため、職場などでのコミュニケーションですれ違うことがあります。また、不安から抜け出すことに苦労したり、理由なくイライラしたりしやすいケースがあります。

これを予防するために考え方の「くせ」を知り、改善させていく工夫が必要になります。

関連記事:不安になる理由が分からない時の原因、改善する認知行動療法とは?

【発達障害】治らない・解消されないところ

発達障害の「解消されないところ」など、注意しておくべきことをご紹介します。

発達障害の特性そのもの

発達障害からなる問題は改善することができます。しかし、発達障害そのものの感覚や思考は変わることはありません。

例えば「忘れ物が多い」特徴ですと、対処をすれば「忘れ物がない生活をする」ことはできます。しかし、「忘れにくい」特性にはならないというイメージです。

あくまでも障害特性とうまく向き合って「問題を感じないようにする」考え方が大切なのです。

関連記事:【発達障害】「カミングアウト」という言葉のいらない個性にしよう

体調管理に注意しないと、二次障害のリスクがある

発達障害を持つ方の中には、五感のいずれかが過敏であることがあります。その他さまざまなことにストレスをためやすいため、二次障害になるリスクが高いです。

二次障害自体は治せるものですが、治療には時間と労力がかかります。よって普段からの健康管理には十分な注意が必要になります。

治らないからこそ、社会で活かせることがある

ここまで発達障害からなる「問題」についてお伝えしてきました。しかしながら、障害を持っているからこそ社会で活躍できるチャンスも持っています。

カスタマイズ就業」という言葉を聞いたことがありますか?障害の特性を活かし、あなたが得意なことでもって社会で活躍していく働き方です。

「自分も活躍できるチャンスが欲しい!」など興味がありましたらSalad編集部までご相談ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

発達障害と診断されたときは、どのような感情を持ちましたか?「自分の努力が足りないと思っていたけど、障害と分かって安心した」「障害と聞いて落ち込んでしまった」様々な感情を持ったことでしょう。

しかしながら、どちらにしても障害の特性を理解してうまく向き合っていけば、どんな方よりも活躍できるチャンスもあります。

ですから落ち込む必要はありません。心配せず、障害との「二人三脚」をしていきましょう。