大人の発達障害とはなに?
大人の発達障害とは
発達障害とは、先天性の脳機能の障害になります。「得手不得手にムラがある」「周囲の人間と噛み合わない」などで困難を感じやすいことがあるのです。先天性の為幼児期のうちに症状は現れてくる場合もあれば、『自分の努力不足としか思っていなかった』『苦手な部分を行う環境に直面しなかった』などの理由から、成人後に困難に直面することもあるのです。そうして仕事などで苦労して医師から「発達障害」の診断を受けるというケースが多くありました。
そのため、幼児期に判明する発達障害と区別して「大人の発達障害」と呼ばれることがあるのです。ですから「発達障害」と「大人の発達障害」は困難を感じるタイミングが異なるだけで、特徴や原因は同じものになります。
発達障害は、大人になってから気づくケースが多い
発達障害は、障害の特徴や症状が見えにくいことがあります。そのため、今お伝えしたように社会人になり仕事をするようになってから初めて自覚するケースも多いです。特に、学生時代は部活動などで評価されていた人が、社会に出てから仕事上のミスが多いことで悩んでたら、病院で診断された。という事例もあるようです。これは大人になり社会に出ると、よりコミュニケーションや行うことが複雑化してくることも原因の一つです。
現在になり発達障害が浸透し、子どものうちに親が診断を受ける動きが出てきましたが、それでもまだ大人になるまで分からないケースが多くあります(困難感がなく、一生気づかないままという方もいます)。
発達障害の場合、仕事内容によって能力に大きく差が出てきます。なかなか仕事で評価されないなと思っていたら、業務内容が自分に合っていなかったということも多いのです。一方で、自分に合っている仕事ができたことで能力を発揮し、会社の大きい戦力になったという方も少なくありません。
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発達障害を持つ方の就職活動が難しい理由
発達障害とは、障害ではなく神経発達のズレとして、一般の健常者と呼ばれる大多数の人間と比較しマイノリティ(少数派)な神経発達を経ているだけとの認識も広がりつつあります。ただ、前述の通り神経発達のズレが影響し、できることとできないことの差が激しい傾向があります。
世の中の多くの仕事は、個人ごとにカスタマイズされ用意されるわけではなく、企業が事前に想定した仕事内容(求人内容)をこなすことができる人が求められます。このように、応募者=就職を希望している、障害を持つ方が『企業』に合わせて仕事内容を決めていかなければならない問題があるのです。もちろんその事前調査や認識が就職後とずれてしまう場合、できないことや苦手な環境下で無理を強いられてしまうケースにもなりかねません。
こうした場合、できないことが際立つADHDやASDを持つ方たち(何事も満遍なくでき、欠点が目立たない『健常者』と呼ばれる方々とは異なるグループ)は、就職において企業から敬遠されるケースが多くありました。
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就職の仕方として、一般雇用と障害者雇用は特徴が分かれる
障害者雇用枠についてですが、障害がある方の場合、一般的な就労形態・活動などでの求人・応募だけでは就労の機会を十分に得ることができない場合があります。そこで『障害者雇用枠』という特別な採用枠が、一般雇用枠とは異なる採用基準で、企業や公的機関に就職する道が用意されています。
これは必ずしも障害を持つ方が『障害者枠』だけで就職しなければいけない、というわけではありません。就職する(雇用を受ける)手段として、障害を持つ方は『一般枠』と『障害者枠』の2つの選択肢があるのです。ただし、それぞれの枠でそれぞれに、メリットとデメリットがありますのでその点に関しては以下を参考に意識して就職活動するとよいかもしれません。
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障害者雇用枠は強みが活かせないのか?
障害者雇用枠では、強みを活かすのではなく、弱みを工夫するという考え方もあるようです。
ただ、どちらかを選ばないといけないのでしょうか。
障害者雇用枠でも、強みを活かし、かつ弱みを工夫することができます。
強みを活かすコツ
就職の方法や考え方としてカスタマイズ就業というスタイルが注目され始めています。これはまさに強みを活かし、弱みを工夫することができる就職の仕方です。
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また、「強みが自分にはない、、」と感じられる方も不安に思うことはありません。就職活動は、成功ではなく『成長』を目指すと失敗することはなくなります。成功をめざす過程で失敗することはあっても、その過程で得られる学びを目的とすると、成長は必ず実現できます。成長を目的とした場合でもトラブルは発生します。トラブルが起きている真っ只中は苦しいですが、その後ゆっくりでも成長のためだと踏ん張って立ち上がることで遅くはなっても失敗にはなりません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
強みを活かすための就職活動は、初めはなかなか着眼点(自分の強み、そしてそれを活かす方法)が見出せないものですが、見方を変えると思いがけず見つかったりするものです。それまで根気も必要ですが、無理せずゆっくり進んでいく中にヒントがあるかもしれません。