【HSP体験談】在宅ワークで解消した仕事のストレス。問題点も紹介

HSPが感じる仕事ストレスは、在宅勤務で軽減できる

繊細であるがゆえ、周囲から受けるストレスに悩みやすい

HSPとは「とても繊細である人」と言う意味を持つ心理用語です。

他の方と比較して敏感であることが多く、周囲から見ると「体が弱い人」「勝手に疲れている人」と誤解をされやすいことがあります。

周囲から受けるストレスへの影響が強く、さらには周囲の理解もされにくいことで苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

職場で受けるストレスに悩んだ

筆者もまた、HSPの性質に多く該当しています。筆者が職場で受けるストレスには、以下のようなものがありました。

【筆者が職場で受けやすい、3つのストレス】
①周囲の人の心情、特に怒りや不満などの「負の感情」を受け取ってしまう。自分と関係がある・なしは問わない。
②周囲が見えすぎて常にアンテナを張り過ぎてしまう。
③発達障害の特性も影響し、過敏な感覚に悩みやすい。

この3点のストレスに悩んでいました。

もっとも、周囲との関わりがないところでのストレスのため、理解されないことが多かったです。

辛い時の職場の対処として「仕事量を減らす」「責任ある仕事から外す」という措置をしてもらいました。しかし問題はそこではなく、むしろ「仕事をなくしてしまった」というショックの方が大きかったです。仕事を減らしてもらうたび「そうじゃないんだけど…」と悩んでいました。

いつまでもHSPでの悩みを理解されないことが辛さを感じていました。

関連記事:【体験談】HSPで生きづらい特徴、仕事や私生活で向いてる特徴は?

在宅勤務で様々な問題が解消された

このようなストレスを持ったまま自分らしい仕事はできない、と感じていました。そこでそれまで勤めていたオフィスワークの仕事を退職後、在宅勤務の仕事に就くことを念頭に置いて就職活動をしたのです。就労移行支援事業所一年間通所していましたが、その際にも一番の希望は「在宅勤務」でした。

在宅勤務に変更したことで、上記の3つのストレスをためないようになりました。それでは、どんなシステムからストレスの原因を解消することができたのか。詳細をご紹介します。

在宅勤務で解消された問題、仕事のストレス

他人の感情を気にせず、仕事に集中できる

オフィスなど沢山の人に囲まれた状況で仕事をしていると、様々な「他人の心情」が見えてきます。人が多ければ多いほど、この他人の感情に疲れてしまう問題がありました。

全く自分とは関係のない人のストレスで、一度うつ病になりかけました。在宅勤務であればこのような他人の感情を見ることなく、必要最小限の情報交換で仕事をすることができます。

そのため、他人の感情からなる①のストレスの原因が解消されました。

関連記事:【HSP】人に嫌われるのが怖くて気にしすぎてしまう理由、改善法

一人で行うため、周囲からの情報が少ない

在宅勤務の仕事場は「自宅」です。家族を除いて自分以外は誰もいません。そのため、周囲の物事に「センサー」を使うことがなくなりました。どうしても周りに何かが見えると、それに対して計算や処理をしてしまう問題がなくなったのです。

さらに周囲からの情報がなく、常にHSPにとってリラックスできる「一人の時間」の状態で仕事ができます。

これにより、上記の3つのストレスのうち、②のストレスを解消することができました。

気圧変化での不調など、通勤できないことで仕事を休む機会が減る

過去の職場では、筆者は過敏な感覚に対しての体調管理に悩んでいました。家で自分のペースであればこなせるレベルの不調でも、「通勤できない」ことで休まざるを得ない事態があったのです。気圧変化など、予測しにくい不調で周囲に迷惑をかけることがありました。

これが在宅勤務であれば、自分の様子を見ながら仕事ができます。疲労を感じたら仕事の進捗なども考慮しつつ、自分のタイミングで休息をとることもできます。

これにより仕事を休む機会が減ったため、よりスムーズに仕事ができるようになりました。

報連相の形態がシンプルに。やり取りの手段、相手を限定しやすい

オフィスにいると、「誰に何の話を聞いたら良いか」に迷うことがあります。「誰でも良い」が一番迷うのです。「担当者」など、その人に聞く明確な理由がないと聞けないことで迷うことがありました。

在宅勤務であれば、このようなコミュニケーションや報連相の形式がシンプルになります。仕事ややり取りの相手は限定されていますし、情報通信を使うためやり取りの方法やタイミングも明確です。

報連相のスタイルがシンプルになったことで、解消された問題もありました。

在宅勤務になったことで、このようなメリットを感じることができています。しかし同時に、在宅勤務によって生じた問題もあるのです。

在宅勤務になったことで生じる問題点

より自己管理を徹底することが必要

先ほど触れたとおり在宅勤務は、一人で行います。周囲に見てくれる方もいません。ですから自分の健康状態や仕事の段取りを管理する「自己管理」を徹底しなければなりません。

さらには相手にも分かりやすい「状態」の伝え方が必要になります。例えばオフィスワークであれば、多少の不調ならうまく調節して仕事をする「やり過ごす」というケースもあるでしょう。しかしこれは「何かあった時に見てくれている人がいるから」という前提でできていることなのです。そのため在宅勤務では、自分で「仕事ができる状態か否か」を把握することも求められます。

従って「不調の時には勤務時間を短くする」など、相手にもわかりやすい措置を取るようにしています。

運動不足になりやすい

在宅勤務の場合、「通勤」がありません。この通勤がいかに一日の運動を占めていたのかが分かるくらい、運動不足になりやすいです。

運動不足になることで疲労が取れなくなることや、気持ちの切り替えがしづらい問題が出てきました。

対処として、終業後に意識的にウォーキングをするように心がけています。

人混みへの耐性が弱くなる

元々HSPの性質の影響で、人混みが苦手で不調になりやすいです。ただし、過去の職場の時には毎日の通勤の中で人混みにまみれていました。それによってある程度の人混みへの耐性がついていたのです。

ところが在宅勤務になってからは、このような人混みに遭う機会がグッと減りました。そのため休日に人混みのある場所に行くと途端に疲れ果ててしまう問題が出てきています。

ですから対処として、定期的に人混みや人がいる場に出向くように心がけるようにしました。

関連記事:【HSP体験談】人混みや集団に疲れたら「一人の時間」でケアしよう

情報通信ツールの知識が必要

筆者はメールやチャットなど、ある程度の情報通信ツールについての知識はありました。しかしこれまでの知識だけでは仕事がスムーズに進まないときも出てきたのです。

そのためチャットなどの機能を見直すことや、「ズーム」など新たな情報通信ツールを習得することにしました。

在宅勤務で使う情報通信ツールについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

在宅勤務も課題やストレスがないわけではありません。しかし確実に言えるのは筆者にとって「自分で対処できないストレスがなくなった」ことです。他者の感情などは自分の力で操作することはできません。しかし在宅勤務で生じるストレスは、自分で対処できるものが多いです。

ですからHSPの性質で仕事のストレスに悩んでいたら「カスタマイズ就業」で自分の個性を活かし、表現することに専念できる就職を目指すことも対策の一つなのではないでしょうか。

詳しくは、Salad編集部までご相談ください。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSPのチェック項目の9割以上が該当する。

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