【体験談】アスペルガーとHSPを両方持つ場合。共感性はどうなる?

アスペルガー、HSP両方の特性がある

アスペルガー(ASD)の診断を受けている

筆者は30歳になる年にうつ病を発症しました。診察先の病院でASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けました。

「ASD」の意味がよくわかりませんでしたが、検査を行った臨床心理士から、「アスペルガーと呼ばれていたもの」と聞いて理解できました。

HSPの特性も多く該当する

筆者はのちにHSPの特性が多いことにも気づきます。これはASDの特性だけでは、職場の問題や自己理解が進まなかったためです。

偶然読んだ本を目にして、HSPを知り特性が合致しすぎていることに驚いた記憶があります。特徴である「繊細すぎる」ことでの問題が多かったためです。

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では、アスペルガー(ASD)とHSPの特性を両方持っていることでの、
○メリット・デメリットはあるのか
○「共感性」をはじめとする2つの相反する特性はどう影響するのか

の2点についてご紹介します。

アスペルガー(ASD)、HSP両方の特性を持つメリット

表現やアイディアが沸きやすい

HSPの特性「感受性の強さ」から、生活の中でも多い情報を得ることができています。普段の生活の中でふと見たもの、聞いたものを自分に必要なものに置き換えることが得意です。

さらにアスペルガーの特性である記憶力も活きて、「多い情報を長く記憶する」ことがメリットに挙がります。

アイディアの「材料」が豊富なことで、「創作や表現」「仕事上での改善策」など、常にたくさんのアイディアを出してきました。

個人的には ADHD(注意欠如・多動性障害)クリエイティブさと合わせたら、どうなるだろうという楽しみがあります。

自己管理(分析)にこだわれる

アスペルガーの特性として、「周囲の空気が読めない」ということがあります。しかし、HSPの敏感な特性の影響で、この特性をカバーできていると感じています。

周囲からの情報をキャッチする「センサー」が働いて、客観的な自分も見やすいです。さらにこだわりもあるため、自己分析や自己管理について追求することも得意です。

よって自分を「データ化」することにこだわれます。

デメリットだと感じることは?

ネガティブになりやすく、抜け出しにくい

何でも感知してしまうため、自分にとって都合が悪いことにも気付きやすいです。

さらには ネガティブでいつまでも過去を引きずってしまうため、「まあ、いいか」と自分で区切りをつけられません。

多少空気を読むことはできても、曖昧な物事に対して苦手な問題は残っています。

人の心情などは特に曖昧です。意味がないこととわかっていても、一度悩むと明確な答えが出るまでずっと悩んでしまいます。「曖昧なことがあること」自体、耐えられないからです。

考え込み過ぎた結果、数回うつ病を発症しています。

筆者個人の感覚ですが、HSPとアスペルガーを持っていると「精神エネルギーの燃費が、かなり悪い」です。

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体調管理には、細心の注意を払う

過去に2度うつを発症したことがあり、体調管理の大切さを体感しました。

対処として意識的に休むタイミングを作ることや、体調を分析・管理して対処法を考えることを心掛けています。

アスペルガーとHSPの特性を両方持っていると、「共感性」はどうなるのか?

一般的にアスペルガーは低い、HSPは高いと言われている

人により様々なケースがありますが、一般的には
○アスペルガーには、共感性が低い特性がある
○HSPには、共感性が高い特性がある

と言われています。

相反する特性が重なっていると、筆者の場合はこのように反映されています。

体調の良いときと悪いときで共感性の感じ方が変わる

体調の良い時と悪い時で「共感性」の感じ方が変わります。分かりやすく説明しますと、

【体調が良い時の共感性】
HSPの共感性を活かして、先読みして動くこともできる。アスペルガーの共感性の低さをカバーできる。状況に応じたコミュニケーションもできることがある。

【体調が悪い時の共感性】
HSP特性から周囲の雰囲気の変化には気付くが、アスペルガーの特性が現れ事情や対策までは分からない。そのため、余計に曖昧さを体感して具合が悪くなってしまう。わざわざ悩む要因を進んでキャッチしてしまう。

このような形になって現れます。

体調が悪いと、悪い空気だけ読めてしまう形になってしまいます。空気を読み取って行動することもありますが、見当違いになりやすいです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

この記事も「自己分析」から来ています。ADHDやアスペルガー(ASD)、HSPやその他精神障害…。障害を持つ方でも、はっきりした「ジャンル分け」は難しいとされています。

ほとんどの方がADHDの特性もありつつ、アスペルガーの特性もありつつ…といった複雑に特性が関係していることが多いのではないでしょうか。

ですから今仕事や私生活などでどうしても問題への解決策が分からない時は、診断結果とは別の障害や性質に関する特性もチェックしてみることをお勧めします。

様々な障害特徴を見ていくことが、自己理解や問題解決へのヒントになります。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSPのチェックテストには9割以上該当する。診断はされていないものの、子供時代はADHDの特性も目立っていた。

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