【感覚過敏:体験談】気圧の変化で辛い、、そのための不調予防とは

感覚過敏には、気圧の変化にかかわるものもある

感覚過敏には、気圧の変化にかかわるものもある

五感には属さない、気圧にかかわる感覚過敏がある

季節の変わり目に体調を崩しやすいことはありますか?

発達障害を持つ方には、感覚過敏を持つことが多く、気圧の変化で不調になる方もいるのではないでしょうか。

また、発達障害を持っていない方でも見られる感覚であるにも関わらず、「もっとも共感されない不調」のひとつです。
「気圧の変化の影響で、調子が悪いので仕事を休みます。」
この言葉が職場に受け入れてもらえず、我慢してしまうなど辛い思いをされている方が多いのではないでしょうか。

最近になり、「気象病」と称して研究されるようになった。

筆者も気圧の変化について不調になりやすく、今でも悩んでいます。

医療機関に相談しても、「気にしすぎないこと」が最善策と言われたくらい、今でも改善法が見つかっていません。しかしながら、近年になって「気象病」「天気病」「季節病」などと称して研究されるようになりました。さまざまな原因などが言われていますが、特定には至っていません。

今回は、筆者の経験をもとに、
○筆者が感じた不調の種類
○不調になりやすい気圧の変化
○気圧の変化にかかわる辛いこと
○気圧変化の不調を防ぐために取り組んだこと

をご紹介します。

参考:「気象病とは何か」(視点・論点) | 視点・論点 | 解説アーカイブス | NHK 解説委員室

【感覚過敏】気圧の変化で感じた不調の症状

【感覚過敏】気圧の変化で感じた不調の症状

○めまい、だるさ、ふらつき
○頭痛
○血圧低下による貧血のような症状
○体温調節がうまくいかない
〇集中力の低下

参考:「低気圧」で体調不良を起こしやすい人の特徴 | 天気・天候 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

過敏や不調になりやすい気圧変化

過敏や不調になりやすい気圧変化

気圧が急低下するとき(台風接近時・雨が降る前)

めまい、頭が締め付けられるような頭痛を感じます。具体的に説明すると、「こめかみをつかまれている」ような痛みに悩みます。

筆者に関しては、「これから雨が降りそうな時」が最も症状がひどいです。反対に、雨が降った後には不調を感じないことが多いです。

気圧が急上昇したとき(大雨から晴れたとき)

気圧低下と反対に、気圧が急上昇したときは、頭が緩む感覚になります。その影響で、強い眠気に襲われます。台風が通り過ぎ、大雨が止んで晴れたときなどに多いです。

このようなタイミングで起こる気圧の変化で、辛いことがあります。

参考:頭痛|身体面の症状|症状から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

【発達障害の悩み】気圧の変化にかかわる辛いこと

【発達障害の悩み】気圧の変化にかかわる辛いこと

周囲に理解されにくい

周囲から「気のせいだ」「努力不足」「弱い」と思われやすいです。思われるだけなら良いですが、辛くても仕事を休みづらいことが問題です。「さぼり」だと思われやすいため、不調で辛くても、我慢をして仕事をしていました。

当事者でないと、理解してもらえることが最も少ない不調のひとつではないでしょうか。

事態を予測しにくい

「天気」なので、予報があるとはいえ不調になることまでは予測ができません。いつ起こるか分からない不安と、準備ができないことで不調を防ぎにくい辛さがあります。

原因が分かりにくく、具体的な対処を行いにくい

先ほどご紹介したように、まだ気圧の変化に関しての研究が進んでいます。

現時点では医師に相談しても、具体的な対処を知ることはできていません。もちろん、特効薬もありません。原因も分からないので、自分でも対処も行いにくい辛さがあります。

このような辛いことに対して、あらゆる取り組みをしました。効果のあったもの、あまりなかったものも含めてご紹介します。参考としてください。

参考:「発達障害」の大人は、決してだらしないわけじゃなかった(鈴木 大介) | 現代ビジネス | 講談社

気圧の変化で起こる不調に対して取り組んだこと

気圧の変化で起こる不調に対して取り組んだこと

筆者が実際に取り組んだことを、行った順にご紹介します。

1)内科に相談し、昇圧剤(血圧を上げる薬)を服用した。

【気圧の変化が激しいとき、血圧が下がる】
筆者は梅雨時期に入ると、血圧が急激に下がることが多くありました。ひどいときは、上下とも30ほど低下してしまいます。(※血圧『最高100-最低70』が『同50-30』にまで下がりました。)これに伴い、めまいやふらつきがありました。

改善のため内科に相談し、昇圧剤の処方を受けました。服用をして血圧は改善されましたが、気圧の変化による不調の改善までには至りませんでした。

2)天気予報をチェックして、気圧の変化を予測した。

【急激に気圧が低下するときに、不調になりやすい】
天気予報の週間予報をチェックするようにしました。気圧が低下するときに不調になりやすいので、雨が降る日の前日は休養を多くとるなどの工夫をしました。

最近では、週間などの気圧変化予報を知らせるスマートフォンアプリなどもあるようです。興味はありますが、まだ使用までには至っていません。

3)耳や頭のマッサージでケアをした。

【不調の原因が三半規管や脳の機能にかかわる可能性がある】
気圧の変化に伴ってめまいや頭痛が起こります。調べたところ、これには三半規管の機能やストレスが関係していると知りました。そのため、耳のマッサージや頭をほぐすようにして、症状の緩和に努めました。これにより、気圧が下がった時の頭痛に関しては緩和されました。

しかしこの対処の欠点は、気圧が急上昇したときの眠気には効かないことです。眠気の対処に関しては、現在も調査中です。

4)頭のアイシングをした。

【気圧変化で、体温調節の具合が悪くなりやすい】
気圧変化が大きい、季節の変わり目や梅雨の時期に不調になることが多いです。

この時期に見られるのは、体温調節がうまくできなくなります。寝る前になっても体の熱がうまく抜けず、眠りが浅くなりがちです。

この原因を調べたところ、頭や首・肩の凝りからなりやすいことがわかりました。改善のために、仕事を終えたあとや寝るときなどに頭を冷やすようにしました。これによって睡眠も改善され、症状が軽くなりました。

以上筆者が行った、気圧の変化に関わる不調を防ぐ対処です。大きな不調は少なくなりましたが、まだ完全な対処には至っていません。今もよい方法を探しています。

参考:頭痛ーる:気圧予報で体調管理

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

気圧の変化にかかわる不調について、今でも研究が進んでいます。あらゆる憶測はありますが、未だ「これだ」という原因や改善策がありません。

しかしながら、発達障害を持っていない方でも感じやすいことがあるくらい、辛く感じている方が多い感覚でもあります。

その現実を踏まえたうえで、今回筆者が取り組んだことをあなたとの「意見交換」としてご紹介しました。

もし、「他にも気圧で辛いことあるよ!」「私はこんな対策を試したよ!」というご意見がありましたら、Salad編集部まで教えてください。お待ちしています。

【筆者紹介】
30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。視覚・聴覚の他に他人の感情や気圧変化など、五感以外の感覚過敏も多く持っている。

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