【精神障害】体調の波があって辛い…職場定着のための体調管理法は?

体調の波が激しく、職場定着が難しい

精神障害は、ストレスに悩みやすい

うつ病や統合失調症パニック障害などの精神障害を抱えながら仕事や就職活動を頑張っている方がいます。

疾患によって症状は様々ですが、共通して「ストレスに悩みやすい」点が挙げられます。そのため、不調になりやすく職場定着が難しい問題があります。

参照:精神障害(精神疾患)の特性(代表例)|厚生労働省
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体調の波を工夫してカバーしていくことが大切

この問題を解決し職場に定着するためには、できるだけ「体調の波」を減らしていく必要があります。

体調の波を減らしていくことで、ストレスを軽減させ、早期に回復していくスキルが必要になります。

では、「体調の波がなぜ起きるのか」を解説したのち、「体調の波を減らし、安定した体調をキープする方法」をお伝えします。

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【精神障害】体調の波が激しい原因

季節や気候の変化に対する適応が苦手

精神障害を持つ方の中には、
・季節の変わり目
・気圧低下などの気候の変化
への適応が苦手で、ストレスを感じてしまうケースがあります。

この場合予測が難しく、自分でもストレスの原因を自覚できないことがあります。そのため、対処が難しく体調の波を生みやすいです。

生活環境の変化に対する適応が苦手

就職や転居など、生活環境の変化による体力消費が激しいケースもあります。新しい環境への不安や緊張が強く、気づかないうちにストレスや疲労をためてしまいます。

疲労を自覚した時には既にひどい状態で、精神不安定になっていることがあります。この状態で健康をキープすることは難しく、どうしても体調の波を生んでしまいます。

疲労のパターンがある

精神疾患それぞれの症状や本人の持病などにより、固有の疲労パターンがあるケースがあります。「人がたくさんいるところに長くいると不安が強くなる・ストレスがたまる」、「緊張状態が続いて疲労がたまる」など、様々な「疲労パターン」が存在します。

生活の中でこの疲労パターンを避けられない、または疲労パターンに対するケアができないと、体調の波を生んでしまいます。

これらの事情から体調の波が激しくなり、安定した体調をキープすることが難しくなっています。

それでは、どのようにして「体調の波」を安定させていけばよいのでしょうか。

体調の波をカバーし、健康状態を保つ方法

季節や気候の変わり目は、充分な休養をとる

季節や気候の変化は、おおむね毎年同じです。ですから季節の変わり目には無理をせず、多めに休養を取るように心がけましょう。

また、春や梅雨時、秋に入る時期は気候の変化も激しいです。完全に不調を防ぐということは難しいです。対処として、不調を感じたらすぐに休養を取り、リスタートするスキルを身につけることです。

そのためには事前に職場の上司などと相談し、不調のパターンを伝えておくことが大切です。

生活リズムを保つ

規則正しい生活を守り、生活リズムを保つことが重要です。当たり前のことかもしれません。しかし、環境や体調の影響でリズムを保つことが難しい時もあります。

どのような時でも一定の生活リズムがあることで、自分から「体調の波」を作ることをしない工夫が必要です。

毎日の体調を記録して、事前に対処できるようにする

自分の疲労パターンを知っているのは、自分だけです。対処の方法として、自分の体調を日々記録しておくことです。

この「疲労の記録」を一年間継続すれば、おおむねの「一年間の体調の波」が見えます。この波に沿って、翌年から早めに休養をとるなど対処を行うことで「波」を小さくすることができます。

また、このような疲労パターンをナビゲーションブックなどに記録して、職場とも共有しておくと、職場も対処しやすくなります。

就労移行支援で、体調管理を学べる

就労移行支援は、障害を持つ方が就職し、個性を活かした働き方で職場定着できるよう様々な支援を行う障害福祉サービスです。

就労移行支援事業所では、精神障害を持つ方の健康管理のスキルも学ぶことができます。それぞれの精神障害に応じた対処を学ぶことで、健康状態をキープすることができます。

今就職活動中、休養中の方で「体調管理を何とかしたい」と考えている方は、就労移行支援の利用をお勧めします。

事業所は全国各地にあり、支援スタイルはさまざまです。自分に合う事業所の探し方が分からない方はぜひSalad編集部までご相談ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

精神障害を持つ方の疲労やストレスは、当事者以外の方からの理解を得にくいです。「気圧変化で不調?ふざけているのか?」「緊張で疲れてしまった、それはあなたが考えすぎているせい。ほら、仕事に戻りなさい」など、「努力不足」と受け取られがちです。

これらの誤解をなくすためには、自分の障害を他者に共有できるまで理解を進めていくことが必要です。そうして職場からより正確な配慮を得られるように、職場定着を目指しましょう。