【ADHD】時間管理・スケジュール管理ができない…改善法はある?

時間管理やスケジュール管理ができず、いつもバタバタしている…

時間管理やスケジュール管理ができず、いつもバタバタしている…

物事を管理することが苦手な場合がある

ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一種です。特性である「注意力の欠如」などにより、物事を管理することに困難を抱えている場合があります。

なぜか、いつもバタバタしていて余裕がない…

仕事などで、充分に時間があったはずなのに直前になってバタバタしている…ということはありませんか?ほとんどの仕事において、時間やスケジュールの管理は自分で行わなければいけません。

仕事自体を行うスキルはあるのに、時間などを守れないことで悔しい思いをしていませんか?

今回は、
○時間・スケジュール管理が苦手な原因
○時間やスケジュール管理を行えない時の改善法

について紹介します。

参考:発達障害の僕が発見した「タスク管理がうまい人」と「パニックになる人」をわけるもの | 発達障害サバイバルガイド | ダイヤモンド・オンライン

【ADHD】時間管理・スケジュール管理が苦手な原因

【ADHD】時間管理・スケジュール管理が苦手な原因

すぐにできることまで、先延ばししてしまう

「これは後でやろう。後ですぐにやるから、わざわざ書いておく必要はない」と考えていませんか?このような「悪い時の想定」をしないケースがあります。

仕事は他者も関わるため、思い通りに進められることの方が少ないです。そうして先延ばしになってしまい、日が経ってから上司に「そういえば、あれどうなった?」などと言われて驚いた、というケースも少なくありません。

つい時間や予定を忘れてしまう

ADHDは特性から、物忘れをしやすい困難を抱えていることが多いです。また朝が弱く、つい「時間に追われる生活」になりがちです。

こうした「時間へのゆとりのなさ」が約束の時間や予定を忘れてしまう原因になります。

計画性がなく、気がついた業務をしている

仕事の優先順位を決めるなどを行わず、その場で気が付いたものから行うという「くせ」は管理がしにくくなります。部屋やデスクの上で言えば、「散らかっている状態」だからです。

関連記事:ADHDは優柔不断!?決断できない原因と周囲への影響、改善法は?

上司など、関係者と充分なコミュニケーションが取れていない

上司や相手先の方など、仕事でかかわる方と充分なコミュニケーションが取れていないケースです。

「そんな予定を聞いていなかった」「その約束が今日だったとは知らなかった」など、管理すべき情報自体が不足していることも考えられます。

このような事態を繰り返さないよう、時間やスケジュールを管理する方法はあるのでしょうか。

参考:ADHDとスケジュール管理 | すなおクリニック Q&A

時間管理・スケジュール管理の改善法

時間管理・スケジュール管理の改善法

その場でできることは、先延ばしせずすぐに行う

先延ばしするということは、「覚えないといけない項目が増える」ということです。敢えて苦手と感じている「覚える・管理する」ことを増やしてしまっているのです。

その場でできそうな「ちょっとした作業」にあっては、すぐに行う「くせ」をつけましょう。そうすることで「管理する負担」を減らす工夫が必要です。

毎日の流れで必ず見るところに、予定を記録する

もちろん、仕事はその場ですぐにできるものだけではありません。ですから「忘れてはいけない約束の時間・予定」を記録しておく必要があります。

しかし記録しておくだけでは、「そのメモを見ることを忘れてしまっていた」という事態にもなりかねません。ですから毎日の生活の流れの中で、「必ず見る」場所を探して、そこに大切な予定を書くようにしていきましょう。

その他物忘れ対策についてはこちらをチェックしてみてください。

定期的に上司と相談して、業務の手順・重要事項などを確認する

どんなに管理するスキルを身に着けても、管理するものが足りなければ意味がありません。ですから定期的に上司と相談して、業務の手順や忘れてはいけない重要事項などを確認しておきましょう。

相談方法に迷っていたら、こちらを確認してみてください。

関連記事:【ADHD】会話による「報連相」ができないときの改善のコツ5つ

参考:大人のADHDにおすすめの手帳:朝日新聞デジタル

どんな対策を試してもうまくいかない時は、職場環境を見直してみよう

どんな対策を試してもうまくいかない時は、職場環境を見直してみよう

どう頑張っても、管理しきれないケースもある

ここまで、「効率よく時間やスケジュールを管理する方法」についてお話してきました。しかし抱えている仕事量が多すぎたり、苦手な業務ばかりに囲まれたりしていては、管理すること自体が苦しいのではないでしょうか。

無理を続けることで、適応障害になってしまうおそれもあります。

環境を見直してみる方法もある

どう頑張っても抱えきれないほどの業務や情報にあふれている場合は、職場環境が合わないのかもしれません。

カスタマイズ就業」という言葉を聞いたことがありますか?障害や個性を強みと活かして貢献していく働き方です。より自然体でもって取り組める働き方の一つとして、検討してみてください。

カスタマイズ就業についてはこちらも参考にしていただき、詳しくはSalad編集部までご相談ください。

参考:障害者の能力や強みを生かす「カスタマイズ就業」って? – 毎日新聞

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

困難の解決には、「今の自分を受け入れること」が大切になります。何が強みか、何が弱みなのかを考えて、弱みを減らしていく工夫をしていくことも「スキル」の一つです。

自分に有利になる環境を作ることで、困難解決に努めていきましょう。

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