【ADHD】家事ができないのは特性が原因!?効率よくするコツ6つ

努力しても家事ができないのは、特性が原因?

ADHDの特性上、日常生活において支障があるときがある

ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一つです。特性の一つとして、集中をコントロールさせることが苦手な面があります。

そのため、普段の日常生活の中でも様々な面で支障があるケースがあります。

今回はADHDを持つ方の、
○「家事ができない」「家事が苦手な」原因
○効率よく家事を行う方法はあるのか

についてご紹介します。

【ADHD】家事ができない・苦手な原因

時間の管理・段取りが苦手

ADHDを持つ方は、常にその時に興味を持ったものに突発的に動くということを好みます。そのため、効率よく行えるよう時間を管理しないといけない家事が苦手なケースがあります。

物や情報の片づけ・整理整頓が苦手

こまごました整理や片付け、管理が苦手です。決められた場所に物を置くということが苦手で、必要な時に見つからないという経験をされたことはありますか?

そのような「法則に基づいて動く」ことが苦手です。そのため、公共料金の支払い通知などをため込んでいて、滞納してしまうケースもあります。

行き当たりばったりな行動を好むため、優先順位をつけられない

ADHDを持つ方は「事前にルートを決める」ということを窮屈に感じやすいです。その場その場で興味を持ったものに対して動きたいという思考が強いため、効率の良い優先順位をつけられずに家事がたまってしまうケースがあります。

物忘れに困りやすい

ADHDを持つ方は、物忘れに悩むケースがあります。さらには忘れないようにメモをしているのだけれど、そのメモをどこにやったか覚えていない…という二重の物忘れに遭い、家事が進まなくなってしまいます。

地味な作業などを続けられない

家事は、毎日同じことをします。料理、掃除、洗濯、食器洗い、ゴミ捨て、日用品の購入や家計の計算…こまごましたことが多いです。さらに仕事のように成果に応じて報酬があるわけでもありません。

ADHDを持つ方には、もっとも刺激のない、つらいことの一つなのです。

しかしそれでも、生活のためには家事をしなければなりません。よりよく家事をこなせるようになるには、どのようなコツが必要なのでしょうか。

家事を効率よくこなすためのコツ

1)家事をこなすスケジュール・流れを決める

「今日やること」として、行う家事を絞りましょう。選択肢を絞ることで、悩む負担を減らせます。これを毎週、毎月同じ流れでできれば、家事の効率が上がります。

2)物の保管場所を決める。分かりやすいように名称を表示する

物を置くところは一定の場所に決めて保管しましょう。「預金通帳は居間の棚の2段目の引き出しの中」「シャツはタンスの上から2番目、下着は3番目…」というように、動きの中での「あれどこだっけ…?」と迷うシーンを減らしていく感覚です。

さらには保管する箱やタンスに、それぞれ入っているものの名称を書いて表示しておきましょう。名称を表示しておけば、どこが保管場所なのか忘れてしまったときでも安心です。

関連記事:【大人の発達障害・ADHD】片付けられない方への整理の工夫4つ

3)今日やるべきものだけに絞り、優先順位を決める

やりたいものを手当たり次第にやっていたら、キリがありません。本当に今日やらないといけないものに絞っていきましょう。さらに「今やるべきもの、お昼以降にやるべきもの、寝る前までにやるべきもの」と順序を決めていければ、負担なく進められるようになります。

4)生活の流れの中で必ず目に入るところにメモを置く

段取りや流れをせっかく決めていても、忘れてしまっては仕方がありません。ですから対処として「あなたの生活の中で必ず通る・見る場所を見つけて、そこにメモを表示する」方法があります。

例えば毎日洗面所の鏡を見て化粧をする場合は洗面所の鏡の横であったり、トイレの入り口や冷蔵庫にマグネットで貼り付けたりする方法です。

覚える必要がなくても目にできるところにメモを置くことで、記憶する負担を減らしつつ、実施漏れを防ぐことができます。

関連記事:【発達障害・ADHD】仕事で『物忘れがひどい』と悩む原因・対策

5)完璧を目指さず、ときにはさぼってもよい

時には予定通りできなかったり、体調が悪い日でできなかったりする日もあります。しかし、自分を責めすぎてしまうと「適応障害」になる可能性もあります。

本来、家事はあなたや家族が住むために行うことです。あなたや家族が問題なく過ごしていれば、それでよいのです。

ですから完璧を目指す必要はありません。ときにはさぼってリフレッシュしてもよいのです。

関連記事:【ADHD】仕事で『適応障害』になりうるケース、その予防法とは?

6)集中力が持続するよう、服薬する

ADHDでの特性は、服薬と密接な関係があります。上記のコツをどんなにやろうとおもっても、やる気が起きなければできません。そのやる気や集中力を高めるために、医師から処方された薬を服用することです。

もし、家事をうまくこなす集中力が作れない…と悩んでいる場合はいちどかかりつけの医師に相談してみましょう。

関連記事:【医師に要相談】発達障害を持つ方にかかわる、服薬の効果と注意点

これから一人暮らしをする方はこちらもチェック!

これから一人暮らしを始める方も多いのではないでしょうか。そんなとき、家事はもちろん様々なことが不安ですよね。

これから一人暮らしをされる方こちらの記事「大人のADHDでも一人暮らししたい!実現のために注意すること6つ」も併せてチェックしてみてください。

生活していく上でのチェックポイントを紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

家事にはどうして給料がないんだろう…と嘆きたくなりますよね。頑張っても誰にも評価されない分、寂しい時もあります。

しかし、評価基準がないということは、あなたや家族が安心して住めれば「満点」なのです。ですからあなたなりの家事の工夫をして、スムーズにこなせるように進めていきましょう。

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