【ADHD】仕事でイライラする原因と改善法。職場での孤立を防ごう

ADHDの特性から、『イライラ』になりやすい

ADHDの特性から、『イライラ』になりやすい

注意力をコントロールできないと、ストレスを生みやすい

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、注力のコントロールに困難を感じやすい発達障害の一種です。

注意や集中が続かずミスをするなどを行うことで、「どうしてできないんだろう…」とストレスをためてしまいます。

衝動性からイライラを抑えにくい

さらにADHDの特性には「衝動性」があります。人により強弱や現れ方は様々ですが、衝動が「イライラ」に現れるケースもあります。これにより、「常にイライラしている人」と見られやすくなります。

関連記事:【発達障害】ついキレる、言い訳してしまう理由と改善のコツ3つ

では、職場でイライラしやすいケースには、どのようなものがあるでしょうか。

参考:ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療| e-ヘルスネット(厚生労働省)

【ADHD】仕事でイライラしやすいケース

【ADHD】仕事でイライラしやすいケース

思うように仕事が進まず、先延ばししてしまう

「自分の思い描いているイメージよりも仕事が進まない」「やりたくない仕事ばかりがたまる」ことに対してイライラしてしまうことがあります。

終業までに間に合わない・面倒だから今はやりたくない…などから先延ばしすることでさらにイライラがたまります。

ミスをしないよう気を付けているのに、ミスしてしまう

集中力が続かない、または反対に集中しすぎていることで他のことがおろそかになってしまう…このようなことで悩んではいませんか?

自分でミスをしないよう何とかしたいと気を付けているのに、どうしてもミスをしてしまう自分に対してイライラしてしまいます。

デスクや頭の中がぐちゃぐちゃしている

「きれいにしたいけど、デスクを整理できない…」「頭の中がぐちゃぐちゃしている…」など、物理的・精神的に整理ができていないことでイライラしやすいです。

周りが自分を理解してくれない

辛い気持ちで悩んでいるのに誰も気づいてくれない…と悩んでいませんか?辛いことを誰にも理解されず、かつ思いを伝えるタイミングをうまくつかめない場合にイライラしやすいです。

参考:ADHDに「適した職業」「適さない職業」の決定的差 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

イライラが続くと、職場での孤立を招く

イライラが続くと、職場での孤立を招く

「イライラしているのは心の中にとどめているから、自分は大丈夫」と考えている方もいるかもしれません。しかしながら、イライラは行動のところどころに現れます。

あなたが意識していないところで「イライラ」を感じて、迷惑に感じているかもしれません。

「イライラしている人」というイメージを持たれてしまうと、職場での孤立を招きやすくなります。

この様な辛い状態を改善するにはどのような方法があるのでしょうか。

参考:不注意・せかせか・衝動的「ADHD脳」社員の活かし方(上) | News&Analysis | ダイヤモンド・オンライン

仕事でイライラするときの改善法

仕事でイライラするときの改善法

今やらなくてはいけないものを見定める・決めてもらう

仕事の進行具合でイライラしている場合は、「今自分が何の業務を行えばよいのか」を見直してみましょう。

「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」を優先して考えていくと整理しやすくなります。

もし自分でどの業務を優先するべきかなど業務手順が分からない場合は、上司に相談して決めてもらうようにお願いしましょう。

関連記事:【発達障害】職場で努力が報われないときの、無駄なく仕事を行うコツ

イライラにつながるパターンを見直してみる

「ミスをしない」と意識しているだけでは、ミスを防ぐことは難しいです。それは同じ行動パターンで行っていれば、同じミスを生むシチュエーションに遭いやすいからです。

ですからミスをしないように一連の行動パターンを見直し、変えてみることが大切です。

また、イライラしていること自体がミスを呼んでいる可能性があります。イライラする「くせ」を見直してみることが大切です。安定した精神状態を保つことで、さらにイライラするケースを防ぐことができます。

少しずつ分けて整理していく

物の整理に関しては一度に片付けようとせず、少しずつ整理するなどの「片付け方を工夫」をすることが大切です。

時間やタスクの管理に関しては、メモやスマートフォンのリマインダー機能を活用して、物忘れがないように心がけていきましょう。

上司と定期的に相談する機会を設ける

悩みは、言葉で言わなければ伝わらないことが多いです。しかしながらそのタイミングをつかむことが苦手であれば、定期的に上司に相談する機会を設けてもらうようにしましょう。

自分の業務量や精神状態などを適宜伝えることで、周囲も「あれ、いつもより調子が悪そうだな…」と気づきやすくなります。

参考:ADHDの息子はなぜ他人と揉めるのか?考え抜いた私の結論(かなしろにゃんこ。) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

それでもイライラが続くなら、環境が合わないのかも

それでもイライラが続くなら、環境が合わないのかも

ここまで職場でイライラしないための工夫をお伝えしてきました。しかしどうしてもイライラの要因が絶えない場合もあるでしょう。その場合、考え方に原因があるわけではなく職場環境があなたに合わないだけかもしれません。

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参考:障害者の能力や強みを生かす「カスタマイズ就業」って? – 毎日新聞

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

イライラが募ると周囲にも迷惑をかけてしまうことはもちろん、ずっと我慢していることは自身にも負担がかかります。

心身に健康な状態でないと職場定着は難しいです。ですから今一度、自分の考え方や心の状態を見直してみましょう。

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