【体験談】HSPはライターの仕事に向いてる?業務で活かす特徴を紹介

HSPの特性は、ライターに向いてるの?

情報量が多い、HSP特性の強い男性

HSPとは

HSPとは、『Highly Sensitive Person』の略称です。世界で5人に一人の割合でいるとされ、直訳すると「とても繊細な人」という意味になります。最近メディアでも「生きづらい人」として取り上げられているため、HSPを知っている人が増えてきています。

特徴として

・共感性が高い
・感覚が鋭く、敏感である
・感受性が強い

これらが主な特徴です。これにより、気疲れをしてしまうケースに悩みやすいことがあります。

またHSPは心理学用語で、医学用語ではありません。そのため、現在『医師の診断』で知るのではなくこちらのようなチェックテストの結果に基づいてHSPか否かを判断するのが現状です。『自分もHSPなのかな…?』と気になったら、ぜひテストを受けてみてください(会員登録などは不要です)。

参考:HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは?その特徴や症状|心療内科・精神科|うつ病治療の新宿ストレスクリニック

関連記事:【体験談】HSPで生きづらい特徴、仕事や私生活で向いてる特徴は?
関連記事:【体験談】HSPの「人の気持ちへの敏感さ」とは?『第六感』なの?

HSPの特性は、ライティング業務に活かせるのか

筆者もまた、HSP傾向が強いです(チェックテストの結果は『非常に強い』)。繊細すぎるためにストレスや不調を多く経験してきました。気疲れが激しいために、周囲から『ガラスのハート』と言われたこともあったのです。主に感じている生きづらさとして、

・情報過多になり疲れてしまう→関連記事はこちら
・他人の感情を意識し過ぎて、具合が悪くなる→関連記事はこちら
・気配りをし過ぎて、気疲れが激しい→関連記事はこちら

このような困難を感じています。そのため、仕事をしていく上でもさまざまな苦労をしてきました。

その一方で、アイディアや発想、ユーモアを活かせる一面があります(関連記事はこちら)。今行っているライティングの業務でも、HSPの特性を活かしている部分があるのです。そこで今回は筆者の経験をもとに、『ライター業務に活かす、HSP特性』について紹介していきましょう。

参考:ストレスため込む「HSP」は“ものすごくよく分かる”から苦労する |ビジネス+IT

【体験談】ライター業務で活かす、HSPの特性

読者の声に耳を傾ける、HSP傾向の強い男性

共感性:読者が憑依してくるときがある

HSPの特徴のひとつ、共感性の強さを活かしています。共感性を分かりやすく説明すると『もらい感情が多い』ことです。よく他人が泣いているのをみて泣いてしまうことを『もらい泣き』と言いますが、それの全ての感情をもらってしまう版、というと分かりやすいかもしれません。これにより、他人の悩みや負の感情から具合が悪くなってしまうこともしばしばあります。

しかし、反対にそれだけ相手の悩みに寄り添える部分もあります。記事を書く際にも、良い状態のときは『読者が憑依する』状態になるのです。記事で主に読んでもらいたい相手が自分に入ってくるような感覚になります。これにより『こんな悩みを持っているかも』『こう書いたら、こう感じるだろう』という心情を先読みして書く、などの書き方をするときがあるのです。

感覚が鋭く、敏感:より辛い悩みを持つ方への言葉を考えやすい

これは筆者の経験も含まれますが、本当に辛い状態にある人は無理にでもネガティブに捉えることを体感してきました。信じて失敗した時の傷を想像して、最初から疑ってかかるように考えることを、筆者も経験してきたのです。

そのため『就職に挑戦してみよう!』と前向きに発しても、『それはお前(筆者)が就職できたから言えるのだろう?』『自分の悩みに比べれば、大したことないからそう言えるんだ』ということを言われるだろうな…と考えるのです。

自身の経験も含め、敏感であるからこそ『本当に辛い人に向けるべき言葉』を考えながら書くように心がけられるのかな、と感じています。

感受性:人の心の『闇』『負』の感情に強い意識がある

先ほどの『敏感さ』とも近い感覚ですが、こちらは比較的『悩みをキャッチして、解決(記事)を考える』ことに繋がっています。筆者は周囲の人の『負の感情』がとても苦手です。これは自分に向けられたものでなくても辛くなるのです。ひどいときは、対象の人の周りに「暗いもの」が見えるくらい、筆者にとって大きな精神的負担でした。

このように嫌なことであった分、警戒するために他の人よりも注目してしまうところがありました。そのため、相手の感情からその根底にあるであろう悩みや不安はどのようなものか…そのようなことを深く考えられることも、HSP特性で活かせているところではと感じています。

関連記事:【体験談】HSPは『心の声』に敏感?騒音対策でテレワーク転向へ!

参考:【HSP】ハイリー・センシティブ・パーソン|心療内科|ひだまりこころクリニック栄院,精神科

カスタマイズ就業で、HSPを活かした就職にトライしてみよう!

カスタマイズ就業により、自分の意識を変える男性
カスタマイズ就業』という言葉を聞いたことがありますか?これは障害や特性などを個性として活かすことで社会貢献していく、新しいワークスタイルです。『生きづらさをどう対処していこうか』ではなく、『特性の良さをどう活かすか』を中心に考えていくことになります。

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参考:カスタマイズ就業マニュアル 資料シリーズNO.36 – 障害者職業総合センター 研究部門

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まとめ

テレワークをする、HSP特性が強い男性
いかがでしたでしょうか。

HSPはとにかく「エネルギー消費」が激しいという印象を持ちます。これは筆者も同様で、疲れやすさなどから周囲に『根性なし』『気が弱い人』など思われて悔しい思いをしました。

だからこそ、自分にある個性を活かすことで社会貢献していきたいという思いを持っています。HSPは、誰も届かないところにも目や手が届くことができる貴重な個性であると信じています。この記事をヒントに、自分の活かし方を探すことにつながれば幸いです。

【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSP傾向も強く、記事内で紹介したチェックテストの結果は114(点数の範囲は-52点から140まで、114は非常に強い)。前の職場で周囲の負の感情を受け、不調を招きやすいことから現在のテレワークの働き方ができる仕事に転職。得意な文章表現を活かして記事制作に取り組んでいる。

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