【女性向け】眠れない原因は女性ホルモンの時も!?睡眠障害の改善法

女性の睡眠障害には様々な原因がある

睡眠障害とは

睡眠は健康にとって欠かせないものです。

睡眠障害とはその睡眠に何らかの障害がある状態のことをいいます。睡眠障害というと不眠症を考えがちですが、そのほかにもさまざまな病気があります。生活習慣や環境によるもの、精神的・身体的な病気からくるもの、薬によって引き起こされるものなど様々です。

さらに、睡眠障害には不眠だけでなく、昼間眠くて仕方ないという状態や、睡眠中に病的な運動・行動をしてしまう、睡眠のリズムが乱れて戻せない状態など、多くの病気があります。こういった睡眠の問題が1か月以上続いていると、何らかの睡眠障害にかかっている可能性があります。

関連記事:辛い『睡眠障害』とはどんな症状?発症の原因や治療・改善方法は?

女性特有の睡眠障害がある

睡眠障害のなかでも、女性特有の睡眠障害というのがあります。睡眠障害には男女差があり、特に寝つきが悪かったり、朝早く起きてしまったりする状況は女性に多いとされています。

眠れないのは、女性ホルモンの影響かも?

女性の「月経時期」「妊娠中」「出産時期」など、大きなホルモン変化が生じます。

それに伴い睡眠も変調をきたしやすいといわれています。もしかしたらあなたの睡眠障害の原因もこうした女性ホルモンの変化によるものかもしれません。各ライフステージごとに起こりやすい睡眠障害の症状とその原因をみていきましょう。

【女性向け】睡眠障害の原因

月経時期

月経前に心身の不調をきたす月経前症候群は、症状はひとそれぞれとはいえ、女性なら誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。

なかでも睡眠の変化は共通してみられる悩みです。特に黄体期(月経前2週間)は基礎体温が高くなり、深部体温リズムを連続測定すると一日の体温リズムにメリハリがなくなっているのです。そのため月経前には、睡眠が浅くなったり日中の眠気が強くなると考えられています。

妊娠中

妊娠前期には日中の眠気が強くなります。

また妊娠中は体重増加やむくみによるいびき、睡眠時無呼吸症候群(眠り出すと呼吸が止まってしまい、仮眠や高血圧などを引き起こす)やむずむず症候群(夜になると下半身を中心に起こる異常感覚による不眠、仮眠を引き起こす)などになることもあるもで、症状がひどい場合は睡眠外来などを受診することが必要です。

出産時期

妊娠中期には比較的安定しますが、妊娠後期には中途覚醒などが見られます。

子宮の増大・収縮や体動、頻尿などが原因とされています。頻尿で夜起きる回数が増える他、ストレスなど精神的なものや、産後、赤ちゃんの夜泣き対応のため夜中に起きることができるよう、体が準備を始める為とも言われているそうです。

出産後

産後は急激な内分泌変化が起こるだけでなく、育児中心の生活という大きなストレスにさらされます。

夜間の授乳で睡眠が分断されることにより日中の眠気が増大します。また、産後3~5日頃によく発症するのがマタニティーブルーです。眠れない・気分が落ち込むといった症状が特徴ですが、数日で良くなるのが普通です。症状が長引く場合は早めに心療内科や精神科を受診しましょう。

精神科などに行くことに抵抗がある人は、まずはかかりつけ医など身近な医療機関に相談してみましょう。

更年期

更年期は、閉経をはさんだ前後5年、約10年間の時期を指します。

大部分は50歳過ぎに閉経する人が多いので、一般的に45歳~55歳くらいの時期が更年期にあたります。更年期の女性の約半数が不眠になると言われています。発汗・のぼせ・動悸などがきっかけとなり深く眠れないことが多くなるようです。

更年期には女性ホルモンが激減するだけでなく、体の衰えなどや生活面など多くのストレスを抱え、様々な更年期症状が出現します。また、閉経後は睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高まるため、睡眠で不安に感じることがあったら早めに医療機関を受診しましょう。

眠れない原因を改善するには?

医療機関に相談。不眠のタイプに応じた服薬を行う

治療法は、基本的に不眠のタイプに応じた睡眠薬を使います。

どういった症状があるのかあらかじめまとめておき、正しく医師に伝えましょう。睡眠障害のほかに不安や鬱などがある場合は、抗不安薬や抗うつ薬を併用することもあります。妊娠中の方の服用に関しては事前に婦人科医に相談しましょう。

関連記事:うつ病の治療に使用する「抗うつ薬」とは?種類や効果、副作用は?

妊娠中は、無理をしない生活をする

妊娠中は体の変化によりストレスも感じやすいため、無理をしない生活をしましょう。15時以前であれば、短時間の昼寝をとって大丈夫です。

また、できる範囲で運動を取り入れメリハリのある生活を心がけましょう。最近ではマタニティヨガや妊娠中の方を対象とした運動プログラムななどを取り入れているスポーツジムなども多くあるので、活用してみるのも良いでしょう。

同じ妊娠中の仲間ができることで、いろいろなことを相談しあったり、情報交換をすることもでき、特に初産であれば不安を一人で抱え込んでしまう状況の解消にもつながります。

出産後、子供と同じタイミングで睡眠をとる

夜間の授乳で断続的にした睡眠がとれなくなってしまった場合は、日中の眠気が増大してしまいます。その場合、子供と同じタイミングで短時間の昼寝をしましょう。

夜まとまった睡眠時間が確保できない分を昼寝で補いましょう。また一人で無理に頑張らずに、悩みやストレスがある場合は周りに相談し、サポートしてもらえるようにしましょう。

周りの人に相談しにくい場合は自治体の子育て支援センターや保健センターで保健士さんに相談するという手もあります。

貧血改善のため、マッサージをする

妊娠中、睡眠障害の症状のであるむずむず症候群になってしまった場合は、原因の一つとして鉄分の不足が考えられます。睡眠外来を受診する他、貧血改善のためマッサージやツボ押しをしましょう。

また鉄分を含むサプリや食品(レバー、あさり、干しひじき、昆布など)からとるのも良いでしょう。

女性ホルモンを補充する方法もある

のぼせなどが眠りを妨げている場合は、女性ホルモンを補充する方法が有効とされています。

更年期になると女性ホルモンの分泌が急激に低下するため自律神経失調症(不眠・のぼせ・発汗・冷え・頭痛など)の症状があらわれることがあります。必要最小限のホルモンを補充することで変化の幅を緩やかにしていきます。

その場合は適切な処方や管理が必要となるため婦人会に相談しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

睡眠はきちんととることは、生活を送るうえで欠かせません。睡眠障害になってしまった場合、女性特有の身体の変化や、ホルモンの変化も原因として考えられます。

特にホルモンの変化がみられる、月経時、妊娠時、出産時、更年期は睡眠にも影響を及ぼしやすくなっています。「寝不足ぐらい大したことない」と放置せず、気になる場合は早めに医療機関を受診するなど対策を怠らないようにしましょう。

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