「装丁家」とは。仕事内容や必要なスキルについて紹介

装丁家とはどんな仕事?

装丁された本の表紙

装丁家とは

装丁家(そうていか)とは、本の表紙をデザインする仕事です。この「装丁」は

・本のカバー
・表紙
・見返し
・扉や帯

これらをデザインすることを指します。装丁家は本をより魅力的に見せることができるよう、これらのポイントのデザインを行っていくのです。

現在は出版社やデザイン会社などの雇用を受け勤務するケースもあれば、クラウドソーシングなどフリーで活動しているケースなど様々なスタイルがあります。

参考:株式会社 幻冬舎
参考:装丁家(ブックデザイナー)の募集情報(在宅・フリー・業務委託) | 在宅・フリーランス・業務委託の求人情報【ハロワカ?】

さて今回は、この「装丁家」について、仕事内容や必要なスキルについて見ていきましょう。

装丁家の仕事内容

装丁家のイメージ
装丁家の仕事は、本の装丁になります。そのため今回は「本の装丁作業の流れ」を一緒に見ていきましょう。

①編集者と打ち合わせ

まず、編集者と打ち合わせをするところから始まります。ここで

・本の内容
・編集者の意向
・どんな人に読んでもらいたいか(ターゲット)

これらについて話し合い、想定のイメージを作っていくのです。

②原稿を読み、想定のイメージを膨らませる

原稿を読み、その本の世界観やイメージを膨らませていきます。この装丁のイメージは、予め編集者の方から『この配色で、このような背景で』など指定されることもあります。しかし多くは本の内容のみ教えてもらい自身でイメージを組み立てていくケースが多いです。

③選定をする

表紙にどんな写真やイラストを使うのか、編集者さんと相談しながら選んでいきます。ここで必要なのは、『限られた予算内で良いものを作る』ことです。ただ良いものを作るだけではなく、コスト面についての配慮も求められてきます。

④各担当に発注・依頼をする

装丁のイメージが決まったら、各担当に発注をします。イラストであればイラストレーターへ、写真ならフォトグラファーなどに依頼を進めるのです。既にある作品について利用できるようお願いするということもあります。

イラストレーター、フォトグラファーも気になった方は、併せて下記の関連記事もチェックしておくことをお勧めします。

関連記事:イラストレーターとは。仕事の流れ、就職の為に必要なスキルを紹介
関連記事:フォトグラファーとは。仕事の種類やカメラマンとの違いについて解説

⑤カバーのレイアウトを決める

イラストなどの素材が揃ったら、カバーのレイアウトを決めていきます。表紙のレイアウト案を編集者に提案し、修正や調整などを重ねながら表紙デザインを決めていきます。その後、カバー → 帯と表紙 → 扉の順に作っていくのが作業の主な流れです。

⑥本の素材を選ぶ

本にも、ハードカバーのものやソフトカバーのものなどいろいろな種類の本がありますよね。ここではそのような素材について決めていきます。編集者の提示した予算をもとに

・紙の材質
・使用できる配色の数
・加工の方法

これら「本の資材」について選んでいきます。

⑦編集者に入稿する

編集者に再度チェックを受け、デザインが決まったら印刷所に渡すデータを作り入稿します。印刷所には細かい部分まで正確に伝わるよう、出力したデザインの見本を用意することや、制作についての印刷指示書を用意するなど入念に作業を行っていくのが特徴です。

⑧色校正後、完成

入稿を済ませると、「初稿」と言われるものをチェックしていきます。ここで

・指示通りの色が出ているか
・イラストは原画通りに表れているか
・版ズレ(印刷のズレ)がないか

これらのチェックを細かく行っていくのです。この作業を終えておよそ1か月後に完成、書店に本が並ぶことになります。

これが装丁家の仕事の流れです。

参考:装丁家って何?|仕事百科 | はたらくビビビット by Vivivit, Inc.

装丁家の仕事に必要なスキルは?

 

装丁家に必要なスキルについて考える男性
装丁家になるために必要なスキルは、

・デザインや印刷に関する基礎知識
・書店に並んだ時に本がどう見えるかの色彩感覚
・編集者や印刷所などとのコミュニケーション能力
・本の内容からイメージを膨らめていく想像力
・本の世界観を集約したものを表現できる力

これらのスキルに加えて、求められた条件の中で自分なりの個性を出せることが活躍のポイントと言えるでしょう。自分が今持っているスキル、自分がこれから必要となるスキルを整理して、どんな学び方をすればよいのかを考えてみると良いかもしれません。

装丁家とブックデザイナーでは仕事内容が異なる

装丁家・ブックデザイナーの違いについて検証する男性
また、類似した仕事として、ブックデザイナーがあります。同じ仕事として募集している企業もありますが、厳密には仕事内容が異なります。詳しくは、下記の通りです。

(装丁家とブックデザイナーの違い)
【装丁家】
本のカバー、表紙、扉など、主に『本の外側をデザインする』
【ブックデザイナー】
外側のデザインを含む本の中身(判型や本文の書体など)の編集も含めた『本全体をデザインする』

このような違いがありますので、就職の際には注意しておきましょう。

その他『本が好き』を活かせる仕事はこちらもチェック

積極的に本を読む男性
今回は「装丁家」について紹介してきました。このほかにも「本が好き」なことを活かせる仕事にはさまざまなものがあります。こちらの記事「『本』関係の仕事の種類。読書好きを仕事に活かすヒントを紹介!」をチェックして、自分が働く選択肢を増やすきっかけを見つけていきましょう。

また、自分で本を書きたい!というときはこちらの記事で作家になるための方法や印税についてなどを紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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まとめ

書店の本棚のイメージ
いかがでしたでしょうか。

今回は本の表紙をデザインするプロ「装丁家」について見てきました。本の表紙という一部分に対しても、このようなプロの努力によってできているのです。

自分がデザインした本が店頭に並んでいたら…達成感や感動に包まれることでしょう。そうしてやりがいや結果が目に見えやすいことも装丁家の魅力のひとつではないでしょうか。もちろん、好きな本に関わる仕事に携われることも大きな魅力です。

自分の「好き」を活かして仕事をできるチャンスが、装丁家にあるかもしれません。

このようなチャンスがある一方で、『自分には自信がない』『何ができるか分からない』そのような不安を持っていませんか。『就職できるのかな』『仕事は上手くいくのかな』そんなことも考えてしまいますよね。障害を持つ方でそのような不安を持っていたら、ぜひこのまま下記もチェックしてみてくださいね。

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