就職に資格は必要?スキルが仕事で無駄になる・活かせるケースを紹介

就職のために資格を取った方がいいのかな?と迷っている

就職活動で悩む女性

就職活動で不安を感じている

就職活動において、『自分を必要としてくれる会社があるのかな…』と不安に感じていることはありませんか。何をしたいかもわからないし、何ができるかもわからない。履歴書を書こうと頑張ってみたけれど、資格欄に書けることがない…自己PRなんてアピールできることなんてない!とどうしたらよいか分からず苦しんでいることもあるかもしれません。

特に過去の職場でうつ病などの精神障害を発症し働く自信がない、発達障害の特性などからこれまでに仕事を経験する機会がなかった…という方の不安は大きいものではないでしょうか。

参考:厚生労働省 最近の障害者雇用の現状と課題
参考:精神障害者の雇用を取り巻く状況 – 厚生労働省

「資格」を取ろうか迷っている

そのようなときに「資格」を取ることで、企業にも『自分にはこんなことができます』と分かりやすく伝える方法にもなりますよね。そのような理由から資格の勉強をしようかなと考えていることもあるかもしれません。

とはいえ、インターネットのサイトなどを見ると『就職に資格は必要ない』『資格があれば、就職に活かせるチャンスがある!』など、正反対の情報が溢れていてどうしたらよいかさらに見えなくなりますよね。

このようなことから、実際に『「資格」って、本当に就職に必要なのかな?』と迷っている方もいるでしょう。資格も取るためには費用と労力がかかるものが大半です。ですからできるだけ慎重に考えていきたいですよね。

そこで今回は、

・「資格」は、就職に必要なのか
・視覚の活かし方、無駄にしてしまいやすい考え方

これら「スキル」について解説していきましょう。

就職に資格は必要なの?

資格の必要性について知りたい女性

『絶対に資格がないと就職できない』という仕事は少ない

まず初めにお伝えしたいことが『資格がないと絶対に就職できない』という仕事は少ない、ということです。国家公務員や地方公務員など、予め入る前に試験がある場合や税理士や公認会計士などの専門的な職業は別ですが、他の業界や企業においては『必ずしも資格が必要ということではない』ことも多くあるのです。

資格よりも、経験を重んじる企業も多い

また、資格を有しているよりも経験を重視している企業も多いです。なぜなら企業は知識としてではなく、実際に戦力として活躍できるかどうかを見ていきたいからです。勉強して資格を取ったとしても、その後仕事のノウハウに結びつかないものはスキルとして認められにくいことになるでしょう。

取得の方法や表現方法次第で、有利になることもある

しかしながら、資格取得が全くもって必要ない。というわけではありません。資格に関するスキルを学ぶ時の方法や、履歴書などで企業にどう伝えるかによって資格を活かすこともできるのです。

『えっ?そんなことどうやってやればいいの?』と感じるかもしれません。では、次はその「資格を就職に活かす」方法について、

・資格が無駄になってしまうケース
・資格を就職に活かせるケース

この2種類に分けて説明していきましょう。

資格取得が無駄になってしまうケース

お互いの意図が噛み合わない様子

履歴書の記載事項を増やしたいためだけに、やみくもに取得する

『このまま無資格だと寂しいなあ…』と感じていることもあるかもしれません。これを資格を取ることで不安が解消されるというケースもあるでしょう。しかしながら、『ただ履歴書の記載事項を増やしたい』『自分はこれだけできるんだと思いたい』というだけでやみくもに資格の勉強をするという方法はあまり良い方法ではありません。

資格やスキルは、本来は就職後に業務を進めるために持つべきものです。ただ沢山の資格を取ればよいかというと、そうではありません。

料理で言えば、スキルや資格は『食材』と言えるでしょう。ただし料理する方法、つまり用途や活かし方を知らなければ腐ってしまう(就職に活かせない)ことにもなりかねません。

受けたい企業や働き方を意識せず取得する

上記と同様、やみくもに取得する方法に類似しているかもしれません。この場合は数を増やそうとはしていないものの、『何となく就職に有利と聞いていたから』『最近よく聞く資格だから』など、その先の用途を考えず取得しようとしている場合です。この考え方も就職においては注意したほうがよいでしょう。

なぜならその企業と関係がない資格を持っていることによって、企業の採用担当などが『この人は、うちよりも他の仕事の方が適性があるのでは』と考えてしまう可能性もあるからです。

例えば製造業に興味があるのに、英語のスキルをアピールしても『悪いことではないけれど、良さが伝わりにくい』となってしまうわけです。就職できる枠はどの企業も大量に募集するというケースは少ないですから、より確実に活躍できる人材を求めています。これを理解せず、企業のニーズを考えず資格取得・アピールすることは就職に活かしづらい方法と言えるでしょう。

資格やスキルを就職に活かすには、双方のニーズを理解することが大切

応募者の女性との企業側の男性の意図が噛み合った様子
ここまでの話で、想像できた方もいるかもしれません。そうです。資格やスキルを就職に活かすためには、自分自身だけを見ていては難しくなっていまいます。ですから『企業がどんなスキルを求めているか』『自分がどんなスキルを活かしたいか』この双方のニーズが噛み合ってこそ、はじめて資格が活きてくるのです。

せっかく高い料金や長い時間をかけて資格取得のために学ぶわけです。無駄にはしたくないですよね。では、次に『具体的に資格やスキルを就職にどう活かせばよいのか』について解説していきましょう。

【資格を活かせるケース】仕事に活かすためのスキルアップのコツ

精力的に働く女性

①まず自分が何をしたいのか、役割や目的を考える

効率的にスキルアップをする方法として、まず自分自身が働くことで『どんな役割を果たしたいか』『どんな人になりたいか』を考えることが大切です。これだけ聞くと壮大で自分には考えられないと思う方もいるかもしれません。簡単に言いますと『何をしている自分が一番心地よく感じられるか』を考える、ということです。

ここでまず、『自分がどんなスキルを持っているか・持ちたいか』自分側のニーズが見えてきます。

②自分のスキルを求めている企業がないか調べてみる

自分の活かしたいスキルが見つかったら、次はそのスキルを求めている企業や業界について調べてみましょう。求められていない仕事よりも、求めている仕事の方が就職もしやすいですし、その後の仕事を進めていく上でも大きく影響してくるでしょう。

例えば、『得意なパソコンスキルを活かして仕事がしたい』というような得意なところからどんな仕事があるのかスタートしても良いでしょう。なお、パソコンスキルを活かした仕事についてはこちらの記事でも紹介していますので参考にしてください。

また『できる』や『得意』だけでなく『好き』『興味がある』から探す方法も良いでしょう。例を挙げますと『本が好き』『ゲームが好き』ということから関連の業界を探してみる方法もあるのです。ちなみに本が好きな場合はこちらの記事、ゲームが好きな方はこちらの記事でそれぞれ活かせる仕事について紹介していますのでぜひ見てみてくださいね。

③双方のニーズに応じたスキルを学ぶ

①と②を理解することで、『これから何を学べばよいのか』も見えてくるでしょう。そうして『今学ぶべきスキルは何か』習得する項目を絞ることで、より効率的にスキルを身につけることにもつながってきます。その方法の一つとして、資格取得もあるのです。

また、既にそのスキルを持っていることが分かったとしましょう。その場合には企業に分かるようにどう伝えればよいか、応募したい企業の仕事内容なども踏まえてより具体的にしていくと良いでしょう。『このスキルがあることで、○○の業務、作業に活かせる』など、就職後の仕事へつながりやすいように表現方法を考えるのがコツです。

『企業にどうやって伝えればよいのかな?』と感じたら、下記の関連記事も参考にしてみてください。

関連記事:【障害者枠での面接・選考】企業の事業課題について質問してみよう
関連記事:【障害者枠】仕事の探し方がわからない…企業に強みを提案するヒント

障害を持つ方へ。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします

今回は、『就職』と『スキル(資格)』の関わりについて解説してきました。『でも、企業がどんなスキルを求めているのかなんて、どうやって調べればよいの?』『どこでスキルを学べばよいの?』こう迷ってしまった方もいるかも知れません。そのような場合はこのサイト『Salad(サラダ)』にご相談ください。

Saladでは、障害や難病を持つ方が自分の強みを活かして働くための、様々なサポートをさせていただきます。では、その内容について紹介させていただきます。


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まとめ

採用面接を受ける様子
いかがでしたでしょうか。

資格を持っているだけで安心、そう思いたいために資格を取ろうと考えた方もいたかもしれません。しかし、就職のための資格は学び方だけでなく、その後の活かし方も重要になってくるのです。

今どんなスキルを学ぼうかな…と考えていたら、この記事をもとにまずどんな働き方をしたいか振り返ってみてはいかがでしょうか。

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