【就労移行支援】就職活動中、実務経験に代わる経験を探した体験談

就職で「実務経験」があることで有利になることがある

就職活動に苦労している様子

実務経験の有無が、就職に大きく関わることがある

筆者は過去に2度就職活動をしています。その中でハローワークなどの求人データを見てよく感じたのは「実務経験あり」「経験者優遇」など、実務経験を求める記載が多くあることでした。特に最初の就職活動の際は、

・それまで勤めていた職場が特殊な仕事であり、内部資格のみで離職後に役立つ資格がほとんどなかった(剣道の段と漢字検定くらいでした)。
・同様の理由で、実務経験として活かしにくいと感じていた。

このような理由から、「実務経験」という言葉を見るのが嫌になるくらい自分に実務経験がないことを悔やんだのです。

実務経験の「棚卸し」を行った

最初の就職活動の時は、行った業務をさらに細分化して考えていきました。流れとしては

①「事務関係」をさらに細分化して考える
②「勤務管理」「経費管理」「公用パソコンの管理」など、業務内容がイメージできるくらいまで具体的にしていく
③各業務に対するエピソード(苦労したことや周囲の評価)を加える

このような「経験の棚卸し」を行い、最初の「再就職」に辿り着くことができました。

就労移行支援で、実務経験に代わる経験やスキルを探した

就労移行支援事業所で実務経験について学ぶ様子
はじめの再就職先は事務関係の仕事でしたから、上記の「職歴の棚卸し」のみでも就職することができました。しかし、次の就職活動で希望していた仕事は、これまでの職歴とは関係ない「未経験」の仕事です。

筆者は、これまでにライターとしての雇用経験はありません。WEBサイトに関する仕事の経験もありません。にも関わらず就職し記事を書く仕事をしているのは、就労移行支援事業所のスタッフの方から「実務経験に代わる経験がないか探してみよう」というアドバイスを受けたことから始まっています。この話を受けたのち、職歴に関わらず自分の経験を探したことがつながっているのです。

そこで今回は「職歴以外、実務経験に代わる経験の探し方」について、筆者の例を紹介していきます。

【就労移行支援】実務経験に代わる経験として企業に伝えたもの

過去の経験をイメージしてみる男性
まず、このライターの仕事について少し説明をしておきましょう。(求人票で)企業から求められていたことは主に

・WEBマーケティングの知識や経験(SEO対策)
・WordPressの使用経験

この2つでした。加えるならば「在宅勤務のノウハウ」でしょうか(実は「ライター」というのは筆者が希望したことであって、求人の条件には記載されていませんでした)。

この情報をもとに下記の項目を見ていきましょう。

グーグルアナリティクス

グーグルアナリティクスとは、ブログやサイトのアクセス状況などを管理するアプリのことです。筆者は『趣味』で、自分のブログやSNSのアクセス状況を管理する習慣があったのです(広告収入を得ようとグーグルアドセンスにも申請しましたが、承認されませんでした)。

実際に今の業務で筆者はこれを使用していません。しかし、ライティング業務の中でも

・常にユーザーを意識すること
・アクセス状況を意識すること

これらに繋がっています。

参考:【今さら聞けない】Googleアナリティクスとは?導入手順から使い方まで5分で理解!|アクセス解析ツール「AIアナリスト」ブログ

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、不特定多数の大勢の人がインターネットなどを通じ、デザインなどのアイディア、データ入力などの業務を請け負うビジネス形態です。

もちろん履歴書の職歴欄には、このクラウドソーシングの経験は含まれません。しかし備考欄や職務経歴書の一部で、この経験を伝えました。

ライターやキャッチコピー作成など、今に関連する業務を請けたことも大きいです。最も大きいのは、在宅勤務のやり取りに必要なメールやチャットなどをこのクラウドソーシングで既に活用していたことが大きかったと感じています。

就職してから一から勉強…だった場合、もっと苦労していたのではないかと考えています。

参考:クラウドソーシングとは?在宅で月5万稼ぐために重要なことを解説 | TECH::NOTE

関連記事:【体験談】クラウドソーシングから学んだ、在宅勤務に必要なもの4つ

ブログの管理・運営

上記のグーグルアナリティクスにも関連しますが、10年以上前からブログやサイトの作成や運営を『趣味』で行っていました。WordPressはそれまで未経験でしたが、それに類似したブログサイトなどを多く使用しているのです。

もちろんWordPressも就職までに就労移行支援で学習しました。しかし、結果的に他のブログサイトに慣れていることで、画像の張り付けやタグとの関係などを吸収することが早かった感覚があります。今はWordPressを使用して業務を行っていますが、他のブログサイトと類似している部分もあり、大きな問題もなく使用できるようになっています。

また、就労移行支援でHTMLなどの言語を学んだことも、タグの習得に役立ちました。

参考:「HTML・CSS」をマスターしたい初心者必見!全てがわかる総合カリキュラム | CodeCampus

このように、「経験」として探す幅を広げて考えていくことで、実務につながる経験を見つけることにつながったのです。

実務経験が見つからない時に取組むポイント

これまでの経験から将来の目標について計画する男性

雇用の有無を気にせず、自分の経験を振り返ってみる

まずは上記でお伝えしたように、「職歴の中から有効な実務経験が見つからない場合は、雇用の有無を気にせず自分の経験を振り返ってみる」ことです。筆者もつい、「やってはいるけれど、これでお金を稼いだことはない」と候補から除外していました。

これを「経験」として候補に戻してくれたのは、就労移行支援のスタッフの方のおかげです。

なぜ企業が「実務経験」を求めるのか確認してみる

なぜその企業が実務経験を求めているのかを確認してみましょう。実務経験でもその職歴自体が必要なのか、業務のノウハウを知っていれば良いのかは企業に確認しなければわかりません。

・ホームページなどで企業課題をチェックする
・直接企業の採用担当などに、実務経験について問い合わせてみる

筆者が行っていたのは、この2つです。後者は別の企業を受けた時になりますが、在宅勤務に関わる条件や企業側の要望について何度も問い合わせをしました(そのたび親切に対応していただきました)。確認していく中から「経験」として伝えられるものを見出していく形で取り組んでいったのです。

このような経験を「実務経験」の代わりとして企業に伝えました。その他企業への伝え方に関してはこちらの記事「障害者雇用の面接対策。企業に提案する仕事内容作りで取り組んだこと」も参考にしてください。

まとめ

テレワークをする男性
【実務経験について困っていたら、「就労移行支援」の利用を検討してみよう】

いかがでしたでしょうか。

今回は「職歴以外、実務経験に代わる経験の探し方」についてお伝えしました。しかし、これまでに職歴がない、何の経験も思いつかない…そのような方もいるかもしれません。

そのようなときは、「就労移行支援事業所」の利用を検討してみましょう。就労移行支援は、障害を持つ方のニーズに合わせた就職に向けて、アドバイスや訓練を受けられるところです。事業所の中には、実務経験に応じた訓練を受けられるところもあります。

そんな事業所を教えてほしい!と感じたら、Salad編集部までご相談ください。あなたのニーズに合った事業所探しのお手伝いをさせていただきます。

【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれ男性。ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。現在はテレワークにて、記事作成を担当している。

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