【体験談】クラウドソーシングから学んだ、在宅勤務に必要なもの4つ

クラウドソーシングは、Web上で仕事を請け負う働き方

クラウドソーシングは、Web上で仕事を請け負う働き方

クラウドソーシングとは

crowd(クラウド)の「群衆や大勢」という意味とsourcing(ソーシング)の「情報源や調達」という意味が重なった言葉です。

クラウドソーシングとは、不特定多数の大勢の人がインターネットなどを通じ、デザインなどのアイディア、データなどのコンテンツを企業に提供します。

成果に応じて、企業から報酬を受け取る新しいビジネス形態です。

主な仕事の流れ

①クラウドソーシングのサイト上で、様々なジャンルの仕事が募集されています。
②受託したい仕事がある場合、企業側に連絡するまたはアイディアを提案します。
③企業側から要望があれば、契約などを結び業務の依頼を受けます。
④納期までにコンテンツを作成、企業側に提出します。
⑤契約時に指定した金額が、あらかじめ登録されている口座に振り込まれます。

参考:クラウドソーシングとは – IT用語辞典 e-Words

クラウドソーシングの仕事には、どんなものがあるの?

クラウドソーシングの仕事には、どんなものがあるの?

クラウドソーシングの仕事は、様々なものがあります。多く見られるのは
○データ入力
○アンケート入力
○会社や商品のネーミング、キャッチコピーの提案
○記事などのライティング
○webデザイン
○イラスト・チラシ・企業ロゴデザイン
○写真や動画の作成
○翻訳
の仕事です。

今回はこの中から、
○筆者が経験した仕事
○在宅勤務に活かせること

についてご紹介します。

参考:事例一覧|中小企業におけるクラウドソーシング実践的活用促進事業|クラウドソーシング活用事例集

筆者が経験したクラウドソーシングの業務

筆者が経験したクラウドソーシングの業務

データ入力

主に企業側から送られた画像データの内容を見て、あらかじめ指定されたエクセルファイルに入力していく作業でした。

ペースとしては1件に10分程度かかる作業を500件、これを3日で行うというものでした。

ライティング業務

あらゆる記事を書きました。婚活や音楽、スポーツや栄養についてなど様々です。中には「有名大学の比較」など、全く筆者の経験していないことについても調査して書きました。

改行などのルールや内容の要望はクライアントによってバラバラです。ある意味、クライアントによって文面の「人格」を変えるような感覚でした。

また中には、記事のタイトルと見出しだけを100件考えるという仕事もありました。短期間で多くのジャンルのタイトルを考えるのが大変でした。

キャッチコピー、ネーミング提案

企業や商品のキャッチコピー、商品の名称を考えるネーミングなどを行いました。

ほとんどが「コンペ形式」です。コンペ形式とはアイディアを提案して、採用されたものにのみ報酬が出る形式です。場合によっては複数採用、または該当なしというパターンもあります。

筆者は100件程度提案して、うち採用されたのは1件でした。

イラスト・ロゴ・名刺デザイン

企業のロゴや名刺、シャツのイラストデザインを行いました。ほとんどがロゴ作成と名刺作成で、トライしたのは全てコンペ形式です。

筆者は200件ほど提案して、うち採用されたのはロゴ1件でした。また不採用だった案件も、参考にするために採用された作品を見るようにしていました。感じたのは「シンプルかつ情報の込め方が巧い」というのが印象的でした。

参考:導入事例 | クラウドソーシング「ランサーズ」

クラウドソーシングから学んだ在宅勤務に「必要なもの」

クラウドソーシングから学んだ在宅勤務に「必要なもの」

1)見えない相手とコミュニケーションを取る

クライアントとのコミュニケーションは通信技術を使います。そのため、相手に安心してもらうことを心掛けました。

見えない中で小まめに状況を伝え、実況中継している感覚で相手に伝えるようにしていました。

クライアントから、マメなやり取りで安心できたと言われると、こちらも安心しました。

2)通信技術を活用する

それまで筆者が使用していたツールはメールくらいです。クラウドソーシングをしていなければ、チャットやスカイプ、スプレッドシートなどを使う機会がありませんでした。クライアント(企業側)に応じて、様々な通信技術を使えたことが今に活きています。

3)納期や期限を守ること

どんなに頑張って取り組んでも、間に合わなければ報酬は出ません。与えられた日程の中で決められた件数をこなす緊張感は今に活きています。

4)成果への厳しさ

特にコンペ形式は、採用されなければ何もありません。どんなに相手と綿密なやり取りができていても、締め切り間近に良いものが他に出れば、その作品が採用されます。

一生懸命さも成果に大切な要素ですが、全ては「コンテンツの質」です。

綿密に相手とコミュニケーションを取り「採用の候補です」と言われていたのが、いざふたを開けてみると別の作品が採用されたこともあります。「ギリギリまで『採用候補』って言ってくれていたのに!」と、はじめはその厳しさを受け止めるのに苦労しました。

しかし、相手からすれば良いものが欲しいのは当然です。ここで成果に対しての厳しさを感じていなかったら、今どうなっていたか分かりません。

参考:テレワーク総合ポータルサイト|厚生労働省

採用実績は、求人応募の際企業にアピールできるケースもある

採用実績は、求人応募の際企業にアピールできるケースもある

就労移行支援で専門期間の方と相談した際、
「クラウドソーシングの採用実績がある場合、応募書類と一緒に企業に提出できるケースもあります。」
とのことでした。

例えば、デザイナーの求人に応募したい場合です。ロゴデザインなどの採用実績があった場合、
○採用された作品
○相手の要望はどんなものであったか。
○要望に対してどのようなやり取り、提案をしたか。(公開できる範囲で)
○納期を守れているか、作成期間など

をまとめて、応募書類と一緒に提出することも可能です。実務経験がない筆者は、デザインの求人に出すことを想定して、あらかじめ作成していました。専門機関の方は「しっかりと期日を守り、確実に仕事をこなすアピールになる」と言ってくださいました。

もちろん提出可・不可の判断は企業によります。もし関連業務の採用実績があれば、事前に企業に確認してみるのも方法のひとつです。

参考:【クラウドソーシングで実績を積むメリット】未経験者→経験者になる最短ルート | トーモ・ライフ

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おわりに

いかがでしたでしょうか。

現在、クラウドソーシングはさらに進化しています。行える業務も増え、働くスタイルも多様になりました。

在宅勤務を希望していたら、クラウドソーシングの経験は活きてきます。自分で行いたい仕事や分量を選ぶことができますので、興味がある方はトライしてみてください。

【筆者紹介】
30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受ける。クラウドソーシング歴は2年ほど。就労移行支援利用開始を機に休止。現在は在宅勤務を行っている。

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