仕事が憂うつなのはHSP?うつと似てる点、違いを見分けるコツ3つ

仕事中、何故だか憂うつ…

理由のない不安や心配事がある

仕事をしていて、理由のない不安に襲われたことはありませんか?

何か仕事上で問題が起きているわけでもなく、上司から何か言われているわけでもない。それなのに、なぜか不安や憂うつな気持ちが解消されず、ストレスをためてしまうケースがあります。

相談するにも、漠然としすぎていて伝えられない

「辛い時は相談するのがベストだということは知っている。でも特に問題があるわけではないし、どう伝えればよいか分からない…」理由のない不安や憂うつは、漠然としたものであることが多いです。

そのため、辛さをどう伝えればよいかが分かりにくい問題があります。かつ、伝えたとしても「辛いのはみんなも一緒だ」など返されてしまうこともあるでしょう。

それでも、「悩んでいることは事実なのに!」と答えが見つけられずに悩んでいることがあるのではないでしょうか。

その不安や憂うつは、HSPの影響かも知れない

HSP」という言葉を聞いたことがありますか?「とても繊細な人」という意味で、5人に1人の割合で存在すると考えられています。

周囲や相手の心情に対して過敏なことなどから、生きづらさを感じやすい性質としてメディアで取り上げられるようになっています。

関連記事:【体験談】HSPで生きづらい特徴、仕事や私生活で向いてる特徴は?

では、あなたが今感じている憂うつ・不安な気持ちが果たして「うつ」なのか、「HSP」の性質から来ているものなのかを確認していきましょう。

○憂うつ・不安な気分とHSP性質の似ている点
○憂うつなどとHSP性質の異なる点

この順に説明していきます。

「憂うつ」と「HSP」の似ているところ

人に対して過敏であり、嫌われることを恐れる

HSPの特徴として、他人の感情に影響されやすいことがあります。これはHSPの持つ「共感性」から来ていることが多いです。

無意識のうちに「他者本位」になっていることで、ひどい時は他人に嫌われることが「この世の終わり」のように感じてしまうことがあるのです。

このようなネガティブな思考が憂うつなどの「うつ症状」に似ていることがあります。

気疲れが激しく、常に不安を感じている

HSPはあらゆるものに対して敏感です。常にセンサーを働かせて、多くの情報をとらえようとする傾向があります。

その中には、悪い情報も多くあります。受け取らなくても良い情報まで吸収してしまうことで、不安に感じてしまうケースがあるのです。

「不安の原因が分かりにくい」という点は、憂うつな感覚と似ているかもしれません。

孤独感・疎外感を感じやすい

HSPは共感性が高いとお伝えしました。しかし、その共感性が高すぎることで悩むことがあります。全体ばかり見ていて、自分自身の心情や立場をおろそかにしてしまう傾向があるのです。

そのため、ふと気づいたときに孤独感や疎外感を感じやすいことがあります。憂うつな時も「取り残されている感」を感じやすいことから、似ている点であるかもしれません。

関連記事:HSPは「疎外感」や「被害妄想」に悩みやすい?原因と対処法を紹介

うつ症状は疾患のおそれあり。HSPは疾患ではない

さて、ここまで「憂うつや不安の状態」と「HSP」の似ているところをお伝えしてきました。しかしまだここまででは、どう対処したらいいのかは分かりませんよね。以降、憂うつや不安などの「『うつ』のような症状」と「HSP」の違いについて紹介していきます。

始めにお伝えしたいことは、
○HSPでなく『うつ』であれば、うつ病などの疾患のおそれがある
→通院、治療が必要
○HSPは疾患でも障害でもなく、性格の特徴を表す用語
→通院・治療は不要。しかし特性を理解し、対処する必要がある

この大きな違いを踏まえたうえで、以下の違いを確認してみてください。

【見分けるコツ】うつ症状とHSPの違い

①一人の時間になったときの精神状態の違い

HSPの場合、人混みなどのたくさんの人に囲まれていると、情報過多になり疲れます。これを解消するために「一人の時間」を要するケースが多いです。ですからHSP性質の方にとって「一人の時間」は疲れを癒し、リラックスできます。

しかしながらHSPではなく、うつ症状からなるものであった場合は異なります。一人になると反対に余計に悩んでしまうことや、強い不安に襲われる可能性もあるのです。

もし「自分はうつか、HSPかどっちかな?」と悩んでいたら、一人でいるときにどのような心情であるかを確認してみましょう。

関連記事:【HSP体験談】人混みや集団に疲れたら「一人の時間」でケアしよう

②業務自体に対しての集中力の違い

HSP性質の場合周囲の情報に惑わされることがあっても、パフォーマンスに影響が出るようなケースは少ないです。細かい部分にまで目が届く「緻密さ」を持っているケースも多く、ある程度辛くても仕事を行うことはできるでしょう。

うつ症状が進行している場合、仕事に集中できず手につかない状況であることが多いです。「仕事に行きたくない」と出勤すること自体も嫌になることもあるほどです。

HSPは周囲が気になることはありますが、仕事自体を拒否したくなるような心情にはなりにくいです。

「職場に行きたくない」という気持ちが強い場合は、『うつ症状』かもしれません。

③不安の対象の違い

HSPとうつ症状では、不安の対象が異なる場合があります。

うつ症状の場合、「自分に向けられるかもしれない」ものに対して不安を感じます。「怒られたらどうしよう」「ミスをしたらどうしよう」など、不安の種に自分自身が関係していることが多いでしょう。

HSP性質の方でも、もちろんこのような不安がある場合もあります。しかし自分が全く関わっていないことでも、「刺激的」というだけでストレスを感じてしまうことがあります。

その悩みに自分自身が全く関わっていなかったら、HSPかもしれません。

HSPでかつ、うつを発症していることも考えられる

ここまで、HSPとうつの見分け方をお伝えしてきました。しかし、HSPを持ちながら、うつ症状を持っている場合もあります。

ですから今起きているうつ症状が、HSPの性質によって起きているという可能性もあるのです。下記の関連記事を参考にし、不安であれば医療機関に相談しましょう。

関連記事:HSPはうつ病になりやすい体質!?体調不良になる原因と予防法は?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今どんな理由で悩んでいるかを解消するために必要なのは、「原因を特定すること」です。そのためにはあらゆる性質や特性を知ったうえで考えていくことで、解決へとスムーズに進むようになります。

ちなみに、HSPかどうかを知る方法はインターネットなどで公開されているチェックテストを行うことで分かることができます。公式な検査等は現時点ではありません。

今どうしようもない不安に襲われていたら、ぜひSalad編集部までご相談ください。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSPの特徴にも多く該当している。

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