【HSP体験談】普段穏やかでも怒ると怖い?キレるポイントと注意点

怒ると怖いと言われたことがある

普段は穏やかで、ひどいことを言われてもイライラしない

筆者はHSP(とても繊細な人)という性質を持っています。

突然ですが、筆者は周囲から「穏やか」と言われやすいです。子供のころから「怒る」というのが苦手でした。

また自分がひどいことをされていても気づかないことも多かったです。周りから「そこは怒ってもいいところだよ!」と指摘されてはじめて「今ひどいことを言われてたんだ…」と気づくようなことも度々ありました。そのため、周りから「イジられる」立場になることが多かったのです。

しかし、このような性格の筆者でも「すぐにカッとなるポイント」があります。

HSPは、キレるポイントが違うケースがある

他者が傷つくことに敏感

筆者は自分の傷よりも、他者が傷つくことに敏感です。これはHSPの持つ「共感性の高さ」からかも知れません。

場合によっては、常に周囲の人間に感情移入している状態のときもあります。このようなときは自分の感情よりも、他人が感じる傷に対して敏感になるケースが出てくるのです。

自分にひどくいっても傷つくどころか気づきもしないのに、他人が言われているのを見ると「ひどいことを言いやがって!」と怒りが涌いてきます。

関連記事:【体験談】HSPの「人の気持ちへの敏感さ」とは?『第六感』なの?

怒ったことで、周りに驚かれたことがある

このときの怒りは、普段穏やかなこともあってよく「怖い」と言われていました。というよりも「やばい」と言われます。それだけ普段の穏やかさとギャップがあるのでしょう。

そのため、一度怒ってしまうと「近づきがたい存在」になることが多かったです。周囲と関わることに苦しみ、疎外感に悩むこともありました。

では筆者のようなHSP気質の方が「怒ると怖い」と言われやすい原因、「キレるポイント」についてご紹介します。

怒ると怖い、キレるポイント

他人が傷ついているのを見たとき

先ほど触れたように、自分よりも他人の傷に敏感です。そのため、他人が傷ついているもしくは傷つくのではないかと感じた光景を見たときに怒ります。

周囲からは「どうして筆者が怒るの?」と不思議そうな顔をします。

子供のころ、弟が悪いことをして母に怒られているときに、筆者が泣いて止めに行ったということがありました。本来は弟が悪いのですが、怒られているのを見て耐えられなくなり止めに行ったことを覚えています(ちなみに弟は、このときは怒られても泣いても響いてもいませんでした)。

それくらい、他者の心の傷(であろうと感じること)を見ることに耐えられないのです。

他人が理不尽、不公平な扱いをされているとき

とかく「平等でない」「理不尽」であることに怒りを感じやすいです。分かりやすい例で言えば「弱い者いじめ」です。そのような不平等な扱いをしているのを見たとき、先輩など自分より上の立場の人間でも食って掛かることがありました。関係のない人に対しても怒ってしまったこともあります。

中学生のころ、弟と公園で遊びに行ったときに知らない小さな子供が同年代くらいの子たちにいじめられていたのです。その時に筆者は「×△$#!!(言葉になっていない叫び声)」と怒鳴っていじめっ子を追い出したことがあります。これを横で見ていた弟は怯えていました。不平等な条件下で攻撃している「ずるさ」にキレたのです。

ここでもやはり周囲からは「どうしてあなたがキレるの?」という表情です。当のいじめられていた子も「なぜ、あなたが怒るの?」という表情でした。

他者が傷つく姿に我慢できずにキレやすい

このように、筆者は他者が「傷つくのではないか」という場面でキレやすいことがあります。自分が同じことをされても全く反応しないようなことでも、他者の傷に対しては「短気」な一面があります。

これは、「自分の傷は自分で見ることができないが、他者の傷は目の前に『形』として映ること」から来ています。そのため他者の傷でキレるのは、「もうこれ以上刺激の元を作らないでくれ!」という苦しみからも来ているのです。

怒りのコントロールが必要

ここまで、筆者の「他者の傷に関して怒りやすく、怖い」ことについてお伝えしてきました。しかしながら、職場でこれだけ怒っていては「扱いの難しい人」のレッテルを張られてしまいます。こうなると周囲とのコミュニケーションも取りづらいです。

そのような事態を防ぐために職場で「キレる」感情に対して注意したことをお伝えします。

職場で「キレる感情」について注意した点

目の前の状況だけで判断しない

まず、目の前の状況だけですべてを判断しないことにしています。その場では責められているようでも、実際にはその人が相手に悪いことをしてきたからかもしれません。先ほどの弟の件も、弟が悪いことをしたから怒られていたのです。

筆者はつい、この事情を無視して怒ってしまうことがありました。それでその後の事実関係がややこしくさせてしまったのです。

見た目は人のために怒っているようでも、実際には「自分が刺激のある場面を見たくないから」という身勝手な理由です。だからこそ、目の前に見えている状況だけで判断しないように注意しています。

怒ることで、反対に解決が難しくなる場合もある

今お伝えしたように、当事者ではない人間が登場することで事態の解決が難しくなることがあります。過去に職場で同僚の女性社員がいじめられているのを見てカッとなり、いじめていた先輩の女性社員に「少しは人のことを考えろ!」と怒鳴り散らしてしまったことがあります。

その後、職場で大ゲンカでした。終わってから筆者は周囲にいた方たちに「お詫び回り」です。筆者がここで怒ったことで、筆者とも助けた社員とも関係がぎくしゃくしてしまいました。

こういうときは、「上司に相談するべき」ということを身をもって体験したのです。

問題を見付けたら、上司に相談してみる

このような経験もあって、問題を見つけたら上司に相談するようにしています。

HSPには敏感な『センサー』があります。そのため、上司が気づいていないようなことに気づいている時もありました。問題を早いうちから対処する意味でも、今では上司にお伝えするようにしています。

他人のために怒れることは大切なスキル

このように、HSPの怒りは他の方と「キレるポイント」が違うことがあるのではないでしょうか。しかし、職場の先輩社員が「自分を犠牲にしてでも他人を守りに行ける」と評価してくれたこともありました。

どのような動機からだとしても、他人のために本気で怒れるということはスキルであるとも考えています。

ですから「いかに状況を正確に把握して冷静に考えられるか」。これによって本当の意味で人のために動くことができると考えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

HSPは人に対して穏やかである方が多いと言われています。しかし筆者のように、怒った時のエネルギーが凄まじい特徴もあるのではないでしょうか。

「他人のことなんだから気にしなければいい」ができない辛い性質を持っていますが、自分なりの向き合い方を見つけて、共に頑張っていきましょう。

もし、自分の性質で悩んでいることがあれば、Salad編集部までご相談ください。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。HSPのチェックリストの項目の9割以上に該当する。精神的な体調不良は、ASDよりもHSPから来ていることが多い。

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