【ASD、アスペルガー】話し方がきついと言われる方の会話のコツ3つ

アスペルガーの特性で、無意識にきつい話し方になることがある

言葉遣いには気をつけているのに、「きつい」と言われてしまう

発達障害のひとつに、ASD(自閉症スペクトラム)という障害があります。過去に「アスペルガー」や「自閉症」という名称で言われている方もいるかも知れません。現在これらの名称はこの「ASD」に統合されています。

さて、このASDを持つ方の中でよく「話し方がきつい」と言われることはありませんか?ひどい言葉を選んでいるわけでもなく、敬語や丁寧語にも気を付けている方が多いのではないでしょうか。

それなのになぜか相手から
「ひどい!」
「そんな言い方しなくてもいいのに!」
「言い方に気をつけろ!」
と言われて悩んでいませんか?

なぜきつい言葉になっているのか理由が分からないと、辛いですよね。

ASDを持つ方には、話し方に独特な「くせ」がある場合がある

ASDを持つ方の話し方が相手にきつく聞こえてしまうのには、原因があります。言葉遣いや会話の進め方に独特の「くせ」があることが多いです。

これらの話し方に対して、相手が不快に感じたり、誤解してしまったりすることがあります。

今回は、相手に不快や誤解を与えないよう、
〇きつい話し方になるのはなぜか
〇相手に正しく、不快にさせずに伝わる会話のコツはあるのか

についてご紹介致します。

【ASD、アスペルガー】きつい話し方になる原因

選択肢を与えない、断定的なワードを多用する

話し方がきついと言われる原因が分からないという場合、以下のワードをよく使っていませんか?

【話し方がきついと言われる場合によく出ているワード】
○「絶対~」
○「~に決まってる」
○「~で当たり前」「当然~」
○「普通~だろう」
○「誰でも知っている」「常識だ」

これらの単語を多用するケースが多いです。

実際に答えが一つでも「相手に選択肢を設けないワード」「断定的なワード」だと、きつく聞こえることが多いです。

二者択一を迫ってしまう

曖昧な物事に対して耐えられないこともあるでしょう。相手に判断を求めるときに二者択一を迫りすぎてしまうと、相手を縛り付けてしまいます。

物事の多くは「曖昧なこと」です。二者択一を求めると上記と同様、「選択肢を設けない」会話になってしまうため、きつく聞こえてしまいます。

関連記事:発達障害を持つ方が「白黒思考」に苦しむのはなぜ?職場での予防法

相手の状況に関わらず、自分の言葉遣いで話してしまう

ASDを持つ方の中には、独特の言葉遣いや専門用語をそのまま使ってしまう方がいます。「自分が知っていることは相手も知っている体(てい)」で話していませんか?

相手の状況を察して言葉を選ぶという作業が苦手な方もいるのではないでしょうか。

この場合言葉遣いは丁寧でも「相手に距離感を感じさせる言葉」になってしまうケースがあります。その結果、「きつい」と感じさせてしまうことがあります。

関連記事:アスペルガーは『ロボットみたい』!?相手に伝わる感情表現とは?

あなたの意思が正しく伝わらないことで、自信を無くしていませんか?その気がないのに傷つけてしまうのは、あなたも辛いですよね。ですから対策として、「会話のコツ」をご紹介します。

相手を不快にさせない会話のコツ

1、断定的な言葉は、重要な場面だけに抑える

上記の「絶対」「当たり前」という言葉は、相手を突き放してしまう言葉に成りかねません。ですからこのような断定的なワードは、物事を決めるときなどの重要な判断をするときなどだけに遣うようにしましょう。

少なくとも、普段の会話では断定的なワードはきつく聞こえてしまう可能性が高いことを覚えておいてください。

2、二者択一を求めるのは、相手が具体案を求めている時だけにする

二者択一の判断方法は、具体的なものが2つ相手に提示されるわけです。大事な判断の時には分かりやすくコミュニケーションが進みます。しかし、毎回二者択一を迫ってしまっては相手に窮屈な気持ちにさせてしまいます。

そのため、相手が具体案を求めていない時は、
「AかBか、どっちですか?」ではなく、
「どういう考えがありますか?」と、
相手に多く選択肢を残してあげることできつさが軽減されます。

3、専門用語は控える

分かりやすいのは「カタカナ言葉」や「省略語」のような言葉です。少し昔の言葉になりますが、例えて言うならば「『チョベリバ』を知らない人に『チョベリバ』を多用している」ような感覚です。(※ちなみに超ベリーバッド。『すごく悪い』という意味です。)

「チョベリバなんて知らないよ」と直接言ってくれたら幸いですが、あなたに気を遣って知っているふりをして聞いてしまう場合もあります。専門用語を使うときは注意しましょう。

話し方が「きつい」特徴は、工夫して活かすこともできる

ここまで「いかに相手に優しく、ソフトな表現で伝えるか」についてお伝えしてきました。しかし「話し方のきつさ」は、何も悪いところだけではありません。

きつさをなくした言葉は相手を傷つけない利点がありますが、説得力は弱くなってしまいます。

したがって、
〇大事な物事を決めたいとき
〇周囲を引っ張っていくべきとき

など、「話し方のきつさ」は「説得力」「求心力」となって活きることもあります。

ですから今の話し方を少し工夫するだけで、大きく活躍できる可能性もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

相手や状況に合わせた話し方というのは、臨機応変さが苦手なASDを持つ方には辛いことかもしれません。しかし、上記のポイントに注意するだけでも相手への伝わり方が大きく変わります。

よりコミュニケーションをスムーズにするために、一つでもよいので心がけてみませんか?

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