ADHDは多趣味!?広く浅い知識を活かせるコツ、問題点もある?

興味が移りやすいため、広く浅い知識を持ちやすい

注意が逸れやすいため、興味・関心ごとも移りやすい

ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一種です。

主に「注意や集中をコントロールすることが苦手」なことに困難を感じやすいです。そのため、興味関心がすぐに移ってしまうケースがあります。よって「一つの物事を深く追求すること」「同じ物事に取り組み続けること」が苦手です。

結果、知識や関わりも「広く浅い」ことが多いのではないでしょうか。

広く浅いことで「多趣味」として活きる可能性がある

しかしながら、いろいろな物事に興味を持つことは大切なことです。一つの物事に関して突き詰めていくことももちろん大切ではあります。

しかし、主に「人との関わり」において多趣味であることが大きな武器になることがあるのです。

今回は、
○ADHDの「多趣味」はどう活きてくるのか
○すぐに興味が移ってしまうことでどんな問題があるのか

について紹介します。

【ADHD】広く浅い、多趣味な特性で活かせること

社交的な性格になりやすい

多趣味なことで、さまざまな人と出会う機会も多いでしょう。自然と社交的な性格であったり、知り合いが多かったりすることがあるのではないでしょうか。

多趣味なことが、社交性の高さにつながるのです。

話題が豊富になり、相手の話に合わせやすくなる

様々なことに興味を持つことで、話題が豊富になります。必然的に様々な話ができるようになるのです。

興味が深い人が陥りがちな、深く話し過ぎて相手を置き去りにしてしまったり、不快にさせたりしてしまうことも少ないです。ですから広く浅いくらいの知識を話すことで心地よい会話ができることもあるのです。

特に雑談など、内容よりも会話のやり取りそのものを重きとした会話では力を発揮しやすいです。

話題の豊富さで営業職や接客業など、人と会話することが多い仕事に活かせる可能性があります。

柔軟な発想につながりやすい

ひとつの物事に固執しているとあらゆる可能性が見えにくいです。そのため、考えが凝り固まりやすいことがあるかもしれません。

多趣味である場合、物ごとに固執すること自体が少ないのではないでしょうか。さらにはいろいろな分野に興味を持っているため、さまざまな分野の知識を踏まえた考えに結びつきやすいです。柔軟な発想に結びつける可能性があります。

関連記事:【大人のADHD】こだわりがない性格のメリット、デメリットは?

すぐに興味が移ることで起こる問題点

では、反対にすぐに興味が移る「多趣味」な性質を持っている場合の「問題点」はどのようなものがあるでしょうか。

専門的な知識や技術を身につけにくい

専門的な知識や技術は、簡単には身につかないことが多いでしょう。時間をかけて、とことん打ち込んでいく中で得られるケースがほとんどです。

したがって、「興味の深さ」を求められる仕事や物事を行うときに問題が起きやすいかもしれません。

どのようなものか「知る」ことは得意でも、自分のものとして「身につける」ことが苦手である可能性があります。

それをあたかも「身に着けた」「経験してきた」こととして話すと「知ったかぶり」「頭でっかち」と思わせてしまうおそれがあります。ですから自分が客観的にどれくらい取り組んでいるかを把握しておきましょう。

興味が「浅すぎて」、中身のない会話になってしまいやすい

雑談など、会話の内容にこだわらない話であればうまく進められるかもしれません。しかし、相手から相談を受けたときや相手に教える機会などの場合、浅い知識であるために中身のない話になってしまう可能性があります。

先ほど、営業職や接客業に活かせるとお伝えしました。これは様々な分野の会話をすることで「相手の気持ちをリラックスさせやすい」「会話の潤滑油にしやすい」という点からです。ですから本来伝えたい商品やサービスについては、深く追求することが必要なことは言うまでもありません。大切なことまで「浅い」話し方だと、相手からの信頼を損ねてしまうことも考えられるでしょう。

したがって仕事のことなど、大切なことに関しては継続していける時間や工夫が必要になります。

続けることに不安を感じていたら、こちらもチェックしてみましょう。

人間関係も浅くなりやすい

すぐに興味が移ってしまうことで、対人関係も「その場限り」になりやすいおそれがあります。

そのため「知り合い」は多くても、本当に信頼できる「仲間」や「親友」を見つけることが苦手かもしれません。

もし、人間関係が続かないことで悩んでいたらこちらの記事「【大人のADHD】人間関係が続かない…関わり方に改善法はあるか」を参考にしてみてください。

大事な興味・関心ごとを一つは持っておこう

中身のない人と思われない工夫が必要

全てにおいて浅い知識しか持っていない場合、中身のない話が多くなります。これにより、「中身のない人」と思われてしまうことがあるかもしれません。

ですから「これは譲れない」「これだけはずっと続いている」という趣味や興味を一つ、持っておきましょう。物事に集中することで悩んでいたら、こちらも参考にしてみてください。

そのうえで他の広く浅い知識がさらに活きてくるのではないでしょうか。

知識の広さを求め続けて、「知識の幅広さ」を掘り下げる方法もある

また、徹底して沢山の知識を身につけるという方法もあります。深い知識のもとへとつなぐ「窓口」的存在になるということです。

したがって、「あの人だったら何か知っているんじゃないかな」と思われる存在になるという方法もひとつの活かす手段です。

多趣味・広く浅い知識を「カスタマイズ就業」で活かしてみよう

今の職場環境では、自分の良さを活かせない…と悩んでいませんか?興味の広さより、専門的な知識などの「興味の深さ」を求められるような職場では息苦しさを感じるかもしれません。

そのような時は「カスタマイズ就業」をもとに、自分の働き方を見直してみませんか?

カスタマイズ就業は従来の「障害からなる弱みをいかにしてカバーしていくか」を重きとするのではなく、「本来持っている障害特性=個性をどう活かしていくか」ということに重きを置いています。自分の持つ強みを伸ばすことに集中することで、より社会貢献をすることができるスタイルです。

「幅広い知識を活かしたい」「自分の良さをもっと知りたい」というときは、Salad編集部までご相談ください。

関連記事:ADHDの適職は?カスタマイズ就業で、向いてる仕事を見つけよう

まとめ

いかがでしたでしょうか。

興味が移りやすいことに対して、「飽きやすい」「続かない」という見方をしているかもしれません。確かにご紹介したように、興味の深さのないことで生じる問題もあります。しかし、反対に広く興味を持っていることで活かせるケースもあるのです。

深さと広さを両方求めることは難しいことです。だからこそ、浅くても「広い知識」を求める環境もあります。

今一度、自分の活かし方を見直してみることも良いかもしれません。

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