ADHDは営業職に向いている?仕事上で活かせる特性と注意点は?

ADHDの特性は、営業職に活かせる

ADHDの特性は、営業職に活かせる

活動的な特性が営業職に活かせる場合がある

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、発達障害の一種で、先天的な脳機能の障害です。

特性として「注意力のコントロールが苦手」な問題があります。落ち着きのなさや物事を継続することが苦手なことにつながりやすく、困難を抱えるケースがあります。

その一方で、この特性は「活動的」「エネルギッシュ」な面も持ち合わせています。この強みが営業職に活かせる可能性があるのです。

クリエイティブさを発揮して、顧客の興味を引きやすい

活動的であるがゆえ、さまざまな新しい発想を生み出しやすいです。このような「クリエイティブさ」が営業に現れれば、顧客や取引先の興味を引きやすい「スキル」になる可能性があります。

それではなぜADHDの特性が営業職に向いているのか、さらに掘り下げてみましょう。

参考:ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療| e-ヘルスネット(厚生労働省)

【ADHD】営業職に向いている理由

【ADHD】営業職に向いている理由

活動的で、社交性が高い

今触れたようにADHDの特性は、「一点に留まれない落ち着きのなさ」の反面、活動的でエネルギーに満ちあふれている一面もあります。

この特性から、第一印象の人当たりが良く社交性が高い特徴があります。相手に距離感を感じさせない雰囲気で、営業職に活きる可能性があります。

新しい人間関係にも飛び込める力がある

ADHDを持つ方の特性である「衝動性」や「多動性」が、「新しいものに一歩踏み出せる勇気」につながるケースがあります。

営業にとって、新しい顧客や取引先は常に未知の世界です。この様な世界にも踏み込める思い切りの良さが、営業職に活かせる可能性があります。

興味のあることにはとことん打ち込める

ADHDを持つ方は、一般的には集中を持続させることが難しいとされています。しかし例外として、興味のあることにはとことん集中できる一面もあります。

好きなことや関心のあることが仕事になれば、とことんセールスポイントを伝えていける力にもつながります。

常に動いているため、落ち着きのなさをカバーしやすい

また、ADHDの「落ち着きのない」弱みをカバーできる意味でも、営業職が活きる可能性があります。

デスクワークなどの「じっと座って行う」仕事では「落ち着きのなさ」が目立ってしまいます。しかしメインを「動く」仕事にすることで、この弱みをカバーできる利点もあります。

このような理由から、ADHDの特性が営業職に向いている可能性があります。しかし、営業職の仕事上で注意しなければならないこともあります。

参考:ADHDに「適した職業」「適さない職業」の決定的差 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

【ADHD】営業職での仕事上の注意点

【ADHD】営業職での仕事上の注意点

約束や時間、忘れ物に注意する

ADHDの特性上、時間や物の「管理」が苦手です。そのため、大事な約束の時間を忘れていたり、いざ取引先に行こうとしたら必要書類を忘れていたり…という可能性があります。

これらの事態は顧客や取引先の信頼を損ねる大きな要因になります。確実な「予定・時間・物」の管理を行うことが大切です。

関連記事:ADHDは朝が弱い!?朝起きられない原因、遅刻癖を治す方法は?
関連記事:【発達障害・ADHD】仕事で『物忘れがひどい』と悩む原因・対策

対話に注意し、関係を継続させることも意識する

ADHDを持つ方は社交的な方が多いですが、その反面関係が持続しない問題がある場合があります。

そのため、興味関心が常に新しいものに向き新規顧客の獲得ばかりに集中してしまいがちです。

営業の成果は、顧客や取引先との長い付き合いから生まれることが多いです。ですからひとつひとつの関係を持続させる工夫も同時に行っていくことが必要です。

一方的な会話にならないように注意する

どんなに自分が素晴らしい商品やサービスだと思っていても、相手が理解できなければ意味がありません。相手の理解度に合わせた話ができず、一方的に自分の観点から話してしまうおそれがあります。

エネルギッシュも度が過ぎると、相手を疲れさせてしまいます。

関連記事:ADHDは一方的な話になりやすく言葉遣いも悪い!?話し方の改善法4つ

顧客や取引先に依存しすぎない

ADHDの特性として、「物事に依存しやすい」傾向がある場合があります。依存の種類は様々ですが、「人」に依存するケースもあります。

これにより仕事上の距離感を越えてしまい、トラブルになるおそれがあります。大切な相手とはいえ、一定の距離感を保つ心掛けが必要です。

関連記事ADHDは依存症になりやすい!?チェックすべき必要な克服法5つ

営業に関わる事務処理などを計画的に行う

また、業務内容によっては営業に関わる請求書・契約書作成などの事務処理に関わる場合もあります。これらの細かい作業が面倒だからと先延ばししてしまっては、職場や取引相手にも迷惑が掛かります。

負担に感じないように、計画的に行う工夫が必要になります。

参考:ADHDの人は空気が読めない?:朝日新聞デジタル

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

現在、営業職はインターネット上で行う場合もあり、純粋に「足で稼ぐ」ものでない営業もあります。しかしながら、共通して必要なのは「動くこと」です。

ADHDを持つ特性は、この「動く」ことにマッチすることができます。自分の適職やしたい仕事に悩んでいる方は、ぜひ覚えておいてください。

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