【大人のADHD】人間関係が続かない…関わり方に改善法はあるか

人間関係が続かない…

社交性は高いが、持続させることが苦手

ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一種です。 特徴として落ち着きがない反面、活動的な一面もあります。これによりアイディアや表現が豊かな強みがあります。

その影響で、社交性の高い方が多いことがあります。しかしながら、その関係を長く続けることが苦手なことで、困っていることもあるのではないでしょうか。

特性上、管理や継続することが苦手

ADHDが持つ「注意力の欠如」「多動性」により、一つの物事を管理することや継続することが苦手です。同じことを続けることを退屈になりやすい傾向があります。

そのため必要なことであったり、優先的に行うことであったりしても、続けることを止めてしまう可能性が出てくるのです。

それでは、ADHDを持つ方はどうして人間関係が続かないのでしょうか。

【大人のADHD】人間関係が続かない理由

変化のない同じ状態に飽きてしまう

冒頭でお伝えした「同じことをしていると、退屈を感じやすい」傾向がある場合、同じ人と接することに飽きやすいです。

常に新しい人と出会う「刺激」を求めていると、これまでに関わった人と接することを億劫に感じてしまうケースがあります。

そのため、ひとりひとりの人とこまめに連絡を取り合うことなどを面倒に感じ、関係が続かない問題があります。

広く浅い関わりが多い

社交的な特徴と上記の飽きやすい傾向があると、「広く浅い」関係になりやすいです。やり取りの負担が増えるため、一人一人のコミュニケーションが希薄になる傾向があります。情報の管理や整理ができていないと、誰が誰なのかも覚えられなくなってしまいます。

そのため、連絡や関わりの少ない人と「いつの間にか関係が終わっていた」ということもあったのではないでしょうか。

基本的なマナーを守れていない

『つい』失礼なことを言ってしまう、約束の時間を守れないなど「マナー」を守れないことで不満を持たれて相手が離れていってしまうケースです。

普段は気にすることができていても、
○飲酒の席など、気が緩んでいるとき
○怒りや歓喜など、興奮した感情に任せているとき
○無理に事実以上の表現をしようとするとき
○生活や精神的にゆとりがないとき

にふと行動したことで、関係が壊れてしまうケースがあります。

良くも悪くも楽観的であるため、「悪くなった時の想定」をせず後悔することもあったのではないでしょうか。

仕事上、長く付き合っていくことを求められることも

人間関係の問題は、プライベートの付き合いでは自分以外の影響が少ないです。しかし、職場や仕事上の関わりは、そうはいきません。中でも取引先などの外部の方とやり取りをする仕事であれば、人間関係が企業の経営にも関係してくる可能性もあるのです。

社内の関係でも、「飽きたから関わらない」という人ともやり取りをする機会があります。したがって、「人間関係を長く保つ工夫」をしていく必要があります。

では、良好な人間関係を保つにはどのような方法があるのでしょうか。

良好な人間関係を築くための改善法3つ

1、継続できるコンディションを保つ

ADHDの「落ち着きのなさ」は、先天的な脳神経の働きによるものです。これを緩和するのが医師から処方された「服薬」です。服薬によって集中力を高めたり、維持したりする効果があります。

したがって日ごろから自分が集中できるかどうか、「コンディション」をチェックしていく工夫をしていきましょう。もしうまく集中できない、気が散りやすいと感じたら医師に相談するようにしましょう。薬の容量や用法を調整することで、改善されるかもしれません。

また、自分自身でも集中力を保つ工夫をすることも効果的です。こちらを参考にして、自分なりに集中力を保つよう、心がけていきましょう。

2、自分の許容量を超えて、多くの人と接しない

沢山の人と関わることは良いことです。しかし、それはあくまで「関わる人たちと向き合えていれば」の話です。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などの友達の感覚で関係を増やしていくと、許容量を超えてしまうことがあります。

これにより一人一人の関わり方が薄くなる・雑になりやすいばかりか、抱えきれないことで、あなた自身のストレスにもなりかねません。

公私含めて自分が関われる「人の許容量」を知り、ストレスをためない工夫が必要です。したがって本当に自分が関わりたい人だけと接していき、接する人を増やし過ぎないようにしていきましょう。

3、相手への礼儀を保つ

どんな心理状態であっても、相手への礼儀を保つ「注意力」がないといけません。どんなに自分が辛い状況であったとしても、関係のない人にぶつけては相手を傷つけてしまいます。そのためには、常に自分の感情をコントロールしていかなければいけないわけです。

その場の感情に任せてつい失礼なことを言ってしまう約束の時間や予定を忘れてしまうなどのミスがないように心がけましょう。

また、関わる人の名前はしっかりと覚えておくことも礼儀の一つです。不安な場合は、こちらを参考にしてみましょう。

関連記事:【ADHD】ルールを守れない…職場に迷惑をかけないための対策5つ

職場での人間関係に悩んだら、早めに相談して対処しよう

人間関係を良好に保つ工夫についてお伝えしてきました。しかし、反対に孤立してしまう場合や、気を遣い過ぎて適応障害になってしまうケースもあります。

対処としてこちらを参考にしつつ、上司に相談する機会をお願いし、早めに対処していくように心がけましょう。

もし、相談の仕方が分からない場合はこちらの記事「【大人のADHD】仕事で辛い悩みを相談できない…原因と打開策4つ」を参考にしてみてください。

人間関係が合わないと感じたら…職場環境に原因があるかも

その他どんな努力をしても、周囲と噛み合わない、関係が続かない事態が起きることも考えられます。もう自分の中で『打つ手がない』と感じているときは、職場環境に原因があるかもしれません。

そのようなときはカスタマイズ就業で、自分の個性を活かす職場環境を検討してみることをお勧めします。

カスタマイズ就業についてはこちらの記事「ADHDの適職は?カスタマイズ就業で、向いてる仕事を見つけよう」も参考にしていただき、興味がありましたらぜひSalad編集部までご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一人一人に対して関わり続ける工夫さえできれば、ADHDの社交性は「人脈」という大きな武器になります。

本来知らない世界に飛び込んでいける特性は、誰もが手にできるスキルではありません。多くの方が現状維持や遠慮をしてしまう中でも、新しいものにチャレンジできることは「才能」です。

ちょっとした「工夫」を加えるだけで、大きく成長できるチャンスがすぐそこに来ているのです。ですから自分の関わり方を見直して、特性をプラスに活かせるように変えていきましょう。

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