【ADHD】早口・一方的に話す癖予防!話し方をゆっくりにするコツ

一方的に話す癖で、うまく会話ができない…

一方的に話す癖で、うまく会話ができない…

特性から会話のペースが速くなることが多い

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、発達障害の一種である先天的な脳機能の障害です。

ADHDを持つ方の会話の特徴に、会話のペースが速くなることがあります。大きく分けて、

1、興味のあることを過集中状態で話してしまうため、一方的・早口で話してしまう。
2、興味が移りやすく、相手の都合を無視してどんどん話題を変えていってしまう。

の2種類です。どちらも共通して「相手が会話のペースに追いつけない」状態になりやすいです。

関連記事:ADHDは一方的な話になりやすく言葉遣いも悪い!?話し方の改善法4つ

参考:集中しすぎる:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト

なぜゆっくり話す必要があるの?

なぜゆっくり話す必要があるの?

そもそも、なぜゆっくり話す必要があるのでしょうか。「ADHDでなくても早口な人はたくさんいる」と感じている方もいるかもしれません。しかしながら、ADHDの特性からなる会話のペースが独特であり、つかみづらい問題が起きやすいのです。

ですから、特に職場ではゆっくり話す必要が出てきます。その理由は大きく分けて3つあります。

1)相手が会話に追い付けないから

仕事とは関係のない雑談などであれば、聞き流していても問題はありません。相手の「音声」に沿って相槌を打つ、くらい内容を処理できなくても会話はできます。

しかし仕事の場合は、どんなことを話しているか「会話の流れ」を把握する必要があります。

「ただ言わせてくれればいい」ではいけません。相手の聞き取るスピードも考慮しなければならないからです。

2)ひとつひとつを正確に伝えるため

話の内容が早ければ話し方も、相手の聞き方も雑になりやすいです。そのため、後々「あのときこう言ったじゃないか」「そんなことは言っていません」という食い違いが起きてしまう可能性があります。

ひとつひとつを相手に正確に伝えるためには、ゆっくり話す必要も出てきます。

3)自分で何を話したかを覚えておくため

早口で一方的に話していると、それだけ過去に話したことを覚えることが難しくなります。特に話題の展開が著しく変化したようなときは、覚えづらいです。

沢山情報を詰めることで、物忘れ にもつながりやすくなってしまいます。

自分で何を話したか、発言に関しての管理も社会人としての大切なスキルです。だからこそ自分が覚えやすいスピードで話す必要性も出てきます。

ここまで「ゆっくり話すことがどれだけ大切か」ということについてお伝えしてきました。それでは、「話し方をゆっくりにできる」方法はどのようなものなのでしょうか。

参考:ADHDに「適した職業」「適さない職業」の決定的差 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

話し方をゆっくりにするコツ

話し方をゆっくりにするコツ

何を話すのか「テーマ」を先に決めておき、それ以外は話さない

何の話をするかが決まっていないと、会話中に好きなタイミングで他の話題に移りやすいです。

ですから対処として、今回の会話では「この件について話す」というテーマを事前に決めておきましょう。「制約」をつけ、テーマ以外のことは自分から話さないことを決めることで「話題の展開スピード」をコントロールできます。

「今話している話題」に集中する工夫をする

集中力をコントロールできないと、「気づいたら自分だけが話していた」という事態になりかねません。これを防ぐためには、相手の様子を見ながら話すという「集中力のコントロール」が必要になります。

集中力のバランスを保つことで、「話すスピードを意識する」「相手の反応を確認する」ことにも注意が向けられるようになります。下記の関連記事を参考に、集中力の調整法を工夫してみましょう。

関連記事:【ADHD】集中力アップにはコツがあった!?薬の服用も効果あり!

話題を変えるときは、「話が変わる」と付け加える

場合によっては、話題を変えないといけない場面もあるでしょう。この場合は、「話は変わるけど…」「話題が変わりますが…」など、ワンクッション置く工夫をしましょう。

これがなく話題が変わってしまうと、相手はいつ話題が変わったのかが気づきにくいからです。自分自身でも話題展開を把握しにくいケースもあるほどです。

話題の展開は相手に内容を理解してもらう重要なポイントです。ですから相手に「今から話題が変わる」というサインを出しましょう。

意思の指示に従って、服薬を心掛ける

ADHDは、脳内の神経伝達物質の働きによって様々な特性が起きます。

どんなに注意してもできない場合もあります。その時は医療機関に相談しましょう。服薬を調整してもらうことで、集中力をコントロールしやすくなるきっかけをつかめる可能性があります。

関連記事:【医師に要相談】発達障害を持つ方にかかわる、服薬の効果と注意点

参考:注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬の解説|日経メディカル処方薬事典

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

特に好きなことであれば、「思いをとにかく聞いてほしい」と感じやすくなります。しかし、会話は相手があってこそ成り立ちます。特に仕事ではチームワークでもって動いている仕事がほとんどです。

ですから会話のペースをコントロールして、誤解されることが少なくなるよう心掛けましょう。

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