プログラミングのスキルを学んだものの、どう履歴書に書けばよいか分からない
就職を有利に進めるために、プログラミングのスキルを学んだ
近年、AIなどのIT技術が進み、プログラミングのニーズが高まっています。2020年から小学校でプログラミング教育が必修化される動きも出ており、この流れに沿ってプログラミング講座や支援機関などで『プログラミングを学んで、IT関連企業の就職に活かそう』と学び始めた方も多いかもしれません。
プログラミングのスキルをどう表現すればよいか分からない
しかしながら、何となく『今後必要になりそうだから』『将来性がありそうだから』という理由で学んではみたものの、それを企業にどう伝えればよいのか分からない…このように悩んでいることはありませんか。
履歴書や職務経歴書、さらには採用面接で『どんな言い方(書き方)をすれば就職できるのだろう?』と悩んでいる方もいるかもしれません。そこで今回はIT業界の企業に就職したい方が、
・プログラミングのスキルをどのように履歴書に書けばよいのか
・採用面接などでどのように企業に伝えていけばよいのか
こちらのポイントについて解説していきましょう。
『特技 プログラミング』とだけ履歴書に書いても伝わりにくい
履歴書に特技や自分の良さを伝える欄があります。ここに『特技:プログラミング』や『プログラミングを学んできました』とだけ書いても、企業には伝わりにくいかもしれません。その理由は以下の3つです。
①プログラミング言語と言っても用途などによって様々な言語がある。そのため『プログラミング』だけでは何ができるのかが分からない
②企業でどんな仕事がしたくてプログラミングを学んだのか、企業には分かりにくい
③そもそもIT業界といっても様々な仕事や職種があるため、その企業や仕事内容に沿ってスキルを具体的に伝える必要がある
この3つの理由により、プログラミングについてより具体的に説明しないと企業に自分のスキルが伝わりにくいのです。ですからIT関連の企業へ応募する前に、まず以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
①プログラミング言語には、どんなものがあるのか
→詳しくはこちら
②IT業界には、どんな仕事があるのか
→詳しくはこちら
このようにそれぞれの関連記事もありますので、上記の「こちら」からアクセスし参考としてみてください。それでは、履歴書にスキルを書くときにどのように書くのかさらに掘り下げていきましょう。
プログラミングのスキルを履歴書に書くときのコツ
①自分の学んだプログラミング言語について、具体的に書く
まずは自分が学んだプログラミング言語について、具体的に書くように工夫しましょう。この「具体的」とはポイントを挙げますと以下の通りです。
(プログラミングスキルの具体的な表し方)
①どんな言語を学んだのか
(HTML、Python、JavaScript、PHPなど)
②その言語でどんなものを作れるか、どんな作業ができるか
(HPを作りました、サイト内で画像を動かす作業をしました、など)
これらのように、企業に『雇用後にどんな仕事ができそうか』をイメージしやすいように説明することが大切なポイントです。ですから履歴書に書くときはあらかじめ学んだ言語について振り返り、どんな用途で使われる言語なのかなどを整理しておくと良いでしょう。
②応募したい企業のWebサイトや使用している言語を確認しておく
次に、応募したい企業がどんなサイトを作っているか、また求人票や企業の採用情報などで条件として指定されている言語があるかどうかなどをチェックしておきましょう。分からない場合は、企業の採用担当の方に問い合わせるなどしても良いでしょう。
例えば、「エンジニア」だけでも担当する業務によって様々な種類のエンジニアがいます。ですから当然、同じエンジニアでも業務内容によって使用する言語が全く違うということもあり、せっかく学んだことが全く役に立たないということにもつながってしまうのです。
したがって自分のプログラミングスキルと一致するかどうか、応募したい業種や企業について調べておくことを覚えておきましょう。エンジニアの種類に関してはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
プログラミング関連の資格は就職に必要?
資格はあれば有利だが、何よりも具体的にスキルを説明することが大切
プログラミングのスキルを証明するために資格は必要かな…?そう考えている方も多いでしょう。エンジニアなどIT関連企業の就職の条件として、資格が必要というケースは少ないです。これはもともと資格よりは、経験などスキルが重視されるケースが多いこともあります。しかし確かに資格はないよりはあったほうが企業にも分かりやすいですし、スキルとして明確に伝える手段として活かすことはできます。ですからスキルを身につける過程で資格を取得することは、決して悪いことではありません。
ただ、そのスキルでどんなことができるのかの説明ができないと、資格を学んだとしても企業には伝わりにくくなってしまいます。また、企業が求めているスキルと異なる資格を持っているのであれば、効果も少ないでしょう。
ですからプログラミング関連の資格を取ろうと考えている方は、
①予め企業でどんなスキルを求めているか確認したのち、資格取得の勉強をする
②自分が持っている資格(スキル)を求めている企業を探す
このうちのいずれかの方法で仕事を探し、効率的に就職活動を進められるよう工夫していきましょう。
ちなみにプログラミングやIT関連の資格については下記の関連記事で紹介しています。ぜひ参考としてみてください。
関連記事:Web系エンジニアの資格一覧。仕事に役立つ知識やスキルを習得しよう
関連記事:Webデザイナーになりたい!就職や業務に役立つ資格6つ
障害を持つ方へ。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
さて、『プログラミング』のスキルについて紹介してきました。『自分のスキルで就職できるのかな…?』『もう少しスキルを学んだほうが良いのかな?』『企業はどれくらいのスキルを求めているのだろう?』このような疑問を感じて不安になってしまった方もいるかもしれません。しかし、まだ諦める必要はありません。今からさらに学ぶチャンスもありますし、就職に必要な情報を得られるチャンスもあるのです。
このサイト『Salad(サラダ)』では、障害を持つ方のそのような働き方に対する悩みに対し、さまざまなサポートをさせていただきます。もちろん、IT関連の仕事での上記のような疑問を解消できるチャンスもあります。サポート内容については、これからお伝えする下記の案内をチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事でもっとも覚えておいてほしいことは2つです。ひとつめは「『IT』といっても様々なものがある」こと。ふたつめは「『プログラミング』といってもさまざまなものがある」ことです。この2つを知っているだけでも、就職活動においてさらには就職後の仕事の取り組み方も大きく変わってくるでしょう。
これはプログラミングに関わらず、自分のスキルすべてに言えることです。『企業のニーズに合った自分のスキル選び』『自分のスキルに合った企業選び』を意識して探していくことは就職活動において大切な軸となります。この基本を意識して、自分のスキルを最大減に活かした就職を目指していきましょうね。