『IoT』とは何の略?今後知っておきたいワードを覚えておこう

『IoT』とは何の略?

IoTについて知りたい男性

IoTとは

IoT』というワード、聞いたことがありますか?『全く聞いたことがない』『聞いたことはあるけれど、どんな意味と聞かれたら説明はできない』など、何のことなのか分からないということはありませんか。

『IoT』は「インターネット・オブ・シングス(Internet of Things)」の略称です(「o」は「オブ」の略の為、ここだけ小文字です)。『モノのインターネット』という意味であり、インターネット経由でモノが通信されていくことを指します。

IoTの活用はさらに進んでいる

インターネットは当初、コンピューター同士を接続するための存在でした。しかし、現在ではパソコンなどのIT関連機器はもちろん、スマートフォンやタブレット端末もインターネット接続されていますよね。テレビやデジタルカメラやスマートスピーカーなどのデジタル情報家電をインターネットに接続することも増えているのです。

身近な例で言えば、かつてはレコードや音楽CDでもって音楽を聴いていました。しかし現在はデジタル化された音楽データをダウンロードして聴く…ということがありますよね。これも、IoTの影響になります。このように、『これまでインターネットでつながっていなかったモノを、インターネットで接続させていくこと』これこそが、IoTなのです。

参考:IoTとは?|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の意味、読み方、事例 – モノワイヤレス

今回は、この『IoT』について

・どんなことができるのか
・具体的にどんな場面で活用されているのか
・利用や研究を進めていく上での課題はあるのか

この3点を中心に紹介していきます。

IoTで、どんなことができるの?

IoTについて考える男性

①モノを操作する

IoTで、離れてあるモノを遠隔操作をすることができます。操作はもちろん、コントロールする(遠隔制御)ことも可能です。

②モノの状態を知る

IoTで離れたモノの状態を知ることも可能です。モノにセンサーをつけ、情報を収集することができます。

③モノ同士で対話する

IoTでもって、離れたモノ同士でコミュニケーションをとることが可能です。

参考:IoTとは?IoTにより実現できること|IoT:Internet of Things(モノのインターネット)の意味、読み方、事例 – モノワイヤレス

では、この3つにより具体的にどのような場面で活用されているかを見ていきましょう。

IoTの活用事例

IoTの事例について検証する男性

①自動車分野

自動車分野では、自動車とスマートフォンを接続することでカーナビの代わりに道案内してくれたり、車内で音楽を聴いたりできる機能「スマートデバイス」が使われ始めています。

よくメディアなどでも報道されている『自動運転システム』についてもIoTが関係しています。自動車にセンサーを搭載させ、「走る」「止まる」などの必要な動作を自動運転で行うという研究が進んでいます。

参考:自動運転の時代はホントにくるの? 実現可能性と課題について考える – webCG

交通機関

バスは公道を走るものですから、道路渋滞などがあれば到着が遅れてしまうこともありますよね。最近では、このバスに関してもIoTが活用され始めているのです。バス会社のWebサイトや停留所にあるQRコードを読み取るなどから、バスの到着状況を知ることができます。

バスのみでなく、電車もIoTの活用が進んでいます。電車の遅延状況やリアルタイムの運行状況を知ることができるのです。最近ではこのような状況を知れるスマートフォンアプリなどもあり、「最短で着くためには、どんな乗り換えをすればよいか」判断する際に活躍しています。

参考:【2020年】おすすめ鉄道(電車)の運行情報アプリはこれ!アプリランキングTOP10 | iPhoneアプリ – Appliv

物流業界

宅配便など物流の業界でもIoTが活躍しています。中でも「配送」「在庫管理」で多く活用されているのです。具体的な例で言うと、ドローンや自動運転車を使用した配送サービスなどの注目度も高まっています。現在はまだ研究段階ですが、特にドローンは実用できる状態にまで研究が進められているのです。また、遠隔操作での配送ロボットなども注目されていますよね。

さらにはIoTを活用した倉庫内の在庫管理によって、

・輸送をより効率よく行う
・労働力不足の解消
・資源、エネルギーの有効活用

これらがさらに進められるのではと期待されています。

参考:【IoT】物流業界での事例3選!省力化と生産性向上を実現する技術 | IOT Navi

医療分野

医療の分野でも、IoTの活用が進められています。『着用型ウェアラブルデバイス』という端末の活躍が期待されているのです。これは眼鏡型、腕時計型、衣服型などあり身につけられるコンピューター端末になります。これにより医療分野で高齢者の遠隔治療、救急治療への応用などが行われているのです。その他身につけることによって自分の健康状態を知ること、管理することなどもできるようになります。

なお、医療分野のIoTは『IoMT(Internet of Medical Things)』と呼ばれ、医療に特化したIoTとして研究が進められています。

参考:ウェアラブルデバイスとは?医療におけるIoTシステムの活用方法 | 物流機器・輸送機器のレンタル | upr

農業分野

農業においても、IoT化が進められているのです。具体的にはハウス栽培での水やり、肥料の自動システムなどがあります。農地にセンサーを取り付け、日射量や土壌の状況に応じて作動される昨日まであるのです。これにより水や肥料を効率よく使用できることにもつながっていきます。

参考:IoT | 農業とITの未来メディア「SMART AGRI(スマートアグリ)」

このように、IoTは様々な場面で活用されるよう、研究が進んでいるのです。

参考:IoTとは?モノのインターネットの活用事例

IoTに課題はあるの?

課題に悩む、障害者雇用の男性
ここまでIoTの活躍しているケースを多数紹介してきました。しかし全てがスムーズに進んでいるかというと、そうではありません。現在もIoTの開発において課題となる点があります。

ネットワークキャパシティ

ネットワークキャパシティとは、分かりやすく言うと『通信を許容できる量』のことです。IoTが進めばこれまで以上に通信する量が増え、ネットワークに負担がかかってしまうリスクがあります。これを防ぐために『キャパシティプランニング』といって、機材の台数や処理性能などをあらかじめ計画する考えが出てきています。

参考:キャパシティとは – IT用語辞典 e-Words

ネットワークセキュリティ

インターネットが多く活用されれば、その分セキュリティに対してのリスクも増えます。今後IoTが進んでいけば、たった一部の情報が改ざんされるだけで大きなトラブルになる可能性も出てくるでしょう。そのため、暗号化技術などを駆使してセキュリティを維持する課題が出てきているのです。

参考:IoTの本格導入が進まない理由は“2つの課題”があるからだ |ビジネス+IT

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まとめ

IoTを利用してコミュニケーションをとる男性
いかがでしたでしょうか。

『IoT』は、様々な場面で活躍しているのです。しかし同時に課題や問題もあります。この2つが今後どうなるのか、一部の人間だけでなく身近なものとして注目してみてはいかがでしょうか。

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