『MOS』の資格を仕事に活かしたい
MOSとは
「MOS(モス)」とは、「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト、以下MOS)」の略称で、マイクロソフト社から発売している
・Excel(エクセル)
・Word(ワード)
・PowerPoint(パワーポイント)
・Access(アクセス)
・Outlook(アウトルック)
これらのソフトウェアのスキルを証明する資格です。これら全てを含めた資格ではなく、それぞれソフトウェアごとに個別の資格があります。また、同じソフトウェアの中でもバージョンごとに資格が分かれているのも特徴です。
これはマイクロソフト社が認定している国際的な資格であり、日本では株式会社オデッセイコミュニケーションズが運営しています。国内での累計受験者数は2020年2月現在でおよそ440万人を超えるなど、MOSはパソコンスキルを証明する代表的な資格の一つとして注目されています。
参考:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト
参考:試験概要|MOS公式サイト
参考:試験に関するデータ|MOS公式サイト
MOSのスキルを就職に活かしたい!
『MOSの資格を既に持っているけれど、どう活かしたらよいか分からない』『パソコンスキルを身につけて就職したいけれど、どの資格を取ればよいか分からない』と困っていることはありませんか。そこで今回は、『MOSを活かせる仕事』について紹介していきます。
参考:事務系資格おすすめ6選 経理や一般事務で有利な資格などを厳選ランキング | 派遣・求人・転職なら【マンパワーグループ】
MOSを使う・活かせる仕事
事務職全般
事務職は、業務の中でExcelやWordを使用するケースが多いです。最近ではコミュニケーションツールとしてOutlookを使う企業も増えているでしょう。仕事の内容によっては、PowerPointなどで資料やプレゼンテーションのデータを作成する機会もあるかもしれません。そのため、このうちのいずれかの資格であっても持っていることで就職やその後の業務が有利になることにつながるでしょう。
また、事務職にもさまざまな種類があります。その種類により、行う仕事や求められるスキルも異なってきます。こちらの記事でさまざまな事務職について紹介しています。併せてチェックしてみましょう。
関連記事:【障害者雇用】事務職未経験でも応募したい。必須パソコンスキルは?
様々な業界の、管理するポジション
業界問わず、管理する役割を担うようになるとMOSで学んだスキルを活かす機会が出てくるケースがあります。店舗の場合収支の管理、その他のオフィスの場合は資料や伝達事項の作成などでオフィスソフトを使う機会が出てくるでしょう。
もちろん、初めから管理職になれることは難しいことです。しかしある程度ステップアップを考えているのならば、今のうちから身につけておくと良いかもしれません。
営業職
営業職でもMOSのスキルを活かせる機会はあります。顧客や相手企業に伝えやすくする資料などをPowerPointで作る機会もありますし、業務における報告書や請求書の様式などをExcelやWordで作る機会もあるかもしれません。
したがって現在MOSを持たず、『人との対話や交渉が得意』を活かして営業職を希望している場合は、業務のためにオフィスソフトのスキルも身につけておいたほうが良いでしょう。もし営業そのものは苦手かな…という場合、先ほどの事務職のうち営業職をサポートする「営業事務」という仕事があります。興味があればこちらの記事もチェックしてみてください。
関連記事:ADHDは営業職に向いている?仕事上で活かせる特性と注意点は?
税理士事務所
税理士事務所で税理士はもちろん、補助として勤務する場合もオフィスソフトを使用する機会があるでしょう。収支の計算や管理、各種報告書や文書の作成でExcelやWordを使用する機会が出てきます。
ちなみに税理士になるには試験を受ける必要があり、受験資格を得るためには下記のいずれかの条件があります。
①大学や短大で経済学もしくは法律学を1科目以上履修すること
②専門学校(通学2年以上、総授業時間数1,700時間以上)で経済学または法律学を1科目以上履修すること
③日商簿記検定1級、もしくは全経簿記検定上級を取得すること
④経理事務(会計事務)の実務経験、または金融機関で資金の貸し付けや運用関連の業務を2年以上経験すること
これらのいずれかの条件を満たすことで、税理士になれるチャンスを得ることができるのです。なお、受験資格に関わる「経理事務」についてはこちらの記事も併せて参考としてください。
関連記事:会計事務とは。会計と経理の意味、経理事務と仕事内容に違いはある?
データ入力業務
データ入力業務にあっても、入力するツールとしてExcelやWordなどのソフトウェアを使用するケースは多いです。中にはAccessなどを使用しているケースもあるでしょう。何よりもタイピングスキルが重要な仕事ですが、ベースとなるソフトへの知識の有無で業務をスムーズに進められるかに違い出てくるのではないでしょうか。
データ入力業務に関して詳しくはこちらの記事を参考にしてみて下さい。
パソコンスキルの講師(インストラクター)
パソコンが得意で上記の資格をすべて持っている、その他パソコンスキルも持っているというほどパソコンが得意であれば、パソコンスキルを教える講師として働くという方法もあります。パソコン教室以外にも、現在では求職中の方や障害を持つ方、高齢の方向けなどのパソコンインストラクターはMOSの取得が必須と言えるでしょう。
障害を持つ方へ。『得意』を活かして仕事がしたいときは、Saladにご相談ください
さて、MOSの資格を活かせる仕事について紹介してきました。もちろん資格がなくてもスキルがあれば仕事に役立てることはできます。しかし、就職の際に相手企業に分かりやすく伝えるために資格は「分かりやすい指標」となることもあるのです。
今回はどんな仕事で活かせるか、概要をお伝えしました。『仕事の種類は分かったけれど、自分がどれだけできるかが分からない…』『MOSのほかにも必要なスキルを身につけたい』障害を持つ方でこのように困っていたら、このサイト『Salad(サラダ)』まで、一度相談してみませんか。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
オフィスソフトは現在もあらゆる場面で活用されています。その資格を持つことで、職場も明確な役割を想像しやすくなるかもしれません。あなたが今なりたい仕事や働き方をイメージして、その職場で何を求めているかを知ることで、活かし方も見えてきます。
その企業でパソコンスキルを求めているとしたら、あなたの持つ「MOS資格」を企業に伝えるチャンスです。