精神障害者雇用の事務職の仕事で必要なスキル。身につける方法はある?

精神障害者雇用として、事務職にトライしたい

精神障害者雇用として応募する履歴書を書く女性

障害者雇用で就職したい

精神障害により離職後、再就職したい」「これまで職歴なく生活してきたけれど、仕事をしたい」このように意識をしている方がいるのではないでしょうか。現在は障害を持つ方に対してどんなサポートをしているかなど、インターネットなどでも情報を得やすくなりました。その影響で「障害者雇用として就職したい」と意識していることもあるかもしれません。

障害者雇用は、一般事務の求人が比較的多い

障害者雇用として公開されている求人の中でも、他の業種と比較し一般事務の求人が比較的多いです。そうした理由から「就職できる可能性が高いのかな…」と考える方もいるかもしれません。

今回は、精神障害者雇用でこれから事務職にトライしたいと考えている方に「事務職で必要なスキル」について紹介します。

参考:障害者雇用実態調査 – 厚生労働省
参考:調査の概要・調査結果の概要(別添) – 厚生労働省

【精神障害者雇用】事務職にトライするときに必要なスキル

快適に仕事を進める女性の事務職の女性

他人のために働くことに喜びを感じる

一般事務の代表的な仕事を紹介しましょう。

・書類の作成
・ファイリング
・各種書類やデータのチェック、照合
・データ入力
・伝票整理・処理
・郵便物・社内便などの発送・仕分け

これらの仕事は、他の社員の仕事をサポートするためにあるものが多いです。そのため自分のためでなく、他の人のために地道に努力することに喜びを感じられることがスキルになります。

単純作業が苦にならず、ルールやルーチン通りに正確にこなすのが好き

上記の業務のほとんどは、企業や職場によって決められたマニュアルやルールに沿って繰り返し行う「ルーチンワーク」です。業務の流れを独断でアレンジする、書類などの形式を変えるなど行っては、効率的に書類やデータを管理できません。チーム内で共有することも難しくなり、ミスや混乱を招いてしまいます。

ですから

・単純な作業の繰り返しでも苦にならない、退屈に感じにくい
・決められたとおりに正確にこなしたい

このように感じることも、事務職に必要なスキルです。ルーチンワークについては下記の関連記事も参考にしてみてください。

関連記事:発達障害者雇用に多いルーチンワークとは?業務内容やメリットを紹介

細かいことによく気が付く

事務職の業務は、書類やデータに誤りがないかなど「チェックする」作業が多いです。書類の日付や文字や数字、あて先が間違っているなどを見つけてより正確な処理を行います。ですからこのようなことに「気づける」だけでも、事務職には貴重なスキルなのです。

自分でモチベーションを保てること

事務職は営業職などとは異なり、売り上げなど評価について周囲に分かりやすい形で表現をすることはありません。目立つのは「ミスが多かった・大きかった」ときであり、頑張っても褒められることが少ない可能性もあります。そのため、『頑張っても報われない…』とモチベーションが下がってしまうおそれがあります。

ですから自分自身で「よく頑張れた」と感じられることは大切です。自分自身でやりがいを見つけ、裏方として地道に業務と向き合う『縁の下の力持ち』であることも大切なスキルになります。

気分の浮き沈みが少ない

事務の業務はほとんどのケースで、一日中同じオフィスで仕事をします。そのため、日によってテンションが高い時があれば、イライラしていたり落ち込んでいたりするような状態では周囲にも悪影響となってしまうのです。

ですから自分の精神状態に不安を抱えている場合は、医師や支援機関と相談して心の保ち方を身につけておくことが大切になります。

参考:一般事務に求められるスキル – 適性チェックリスト付き|マイナビキャリレーション

事務職でさらに成長するために必要なスキルは?

事務職に必要なスキルをマスターした女性

パソコンなど、IT機器を用いるスキル

今では事務の業務は、パソコンで行うことが主流となっています。また、企業独自で使用しているシステムやネットワークなどが業務で使われるケースも出てきています。さらに現在では、タブレットなどでも作業を行うケースが考えられます。

こちらの記事「【障害者雇用】事務職未経験でも応募したい。必須パソコンスキルは?」を参考にして、必要なパソコンスキルについて準備しておきましょう。

スケジュール管理

スケジュール管理ができるようになると、指示がなくても今行うべき作業を自分で理解できるようになります。段取りを構成し、スムーズに業務をこなすための工夫ができるのです。「このためにどうするか」目標設定をし業務を進められるようになると、周囲から信頼されやすくなります。

臨機応変な対応

ここでいう「臨機応変」な事態には2つの意味があります。

①周囲や相手先から突然仕事の依頼を受けても、柔軟に対応できる
②新しいシステムや作業の流れになっても、柔軟に対応できる

この2つです。①は『自分の業務を進めていたのに、邪魔された』と不満をあらわにすることなく、進んで依頼の業務に移れることなどです。②は事務の業務にも最新技術を用いられる可能性があります。RPAなどもその一つです。

ルールに沿って忠実に行うのが事務職であると紹介しました。しかし、そのルールや方針が変わっても、いつまでも同じやり方に固執するようでは周囲にも迷惑が掛かってしまいます。だからこそ状況に応じて柔軟な対応ができるようになると、貴重なスキルとして活かすことができるでしょう。

関連記事:【精神障害者雇用】事務は給料が安い?給料UPの鍵にRPAもある!

参考:RPA | 用語解説 | 野村総合研究所(NRI)

事務職に必要なスキルを学びたい!そんな時は就労移行支援に相談してみよう

就労移行支援で事務職に関する訓練を受ける女性
『事務の仕事で活躍するために、もっとスキルを伸ばしたい』『事務の仕事をしたい…でも、こんなスキルを持っていない』このように感じていたら、就労移行支援事業所に相談してみましょう。

就労移行支援はさまざま障害を持つ方の働くニーズに合わせ、アドバイスや訓練を受けられる福祉サービスです。全国に数ある事業所の中で、事務職やパソコンスキル、RPAを学べるところもあります。

就職スキルについて悩んでいたら、就労移行支援事業所の利用を検討してみましょう。併せて、下記の関連記事も参考にしてみてください。

関連記事:就労移行支援事業所 利用のメリット 〜こんなお悩みの方に知って欲しい〜
関連記事:失敗しない就労移行支援事業所の選び方!こんな事業所には注意!

参考:就労移行支援について – 厚生労働省

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参考:取材済の就労支援事業所一覧 | 障害を持つ方向け就職支援〜Salad〜|就労移行支援事業所の検索

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まとめ

サポート受けながら業務を行う様子
いかがでしたでしょうか。

確かに事務職の求人数は多いです。しかし、その業務内容は各企業によって様々になります。ですから企業のホームページで事業内容を調べる、支援機関の方と相談するなどして、自分に合った働き方を探していきましょう。

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