精神障害は就職に不利?何の仕事ができるか分からないときの打開策

精神障害は、就職に不利なの?

就職できない状況に苦しむ、うつ病を患っているの男性

精神障害者雇用の職場定着に苦しむケースが多い

精神障害を持ち、障害者雇用として就職する方が増えています。しかしながら「体調を崩してしまう」「環境が合わない」などの理由から、すぐに離職してしまう方も少なくありません。

参考:平成30年度障害者雇用実態調査の結果 厚生労働省

就職に不利な感じがして、自信がない

このように過去に離職した経験がある、または精神障害者雇用の雇用実態の情報を目にした…このようなことをきっかけに『自分は就職に不利』『自分にできることは何もない』と落ち込んでいるかもしれません。そこで今回は、精神障害を持つ方が

・自分にできる仕事、やりたい仕事はないと感じる原因
・ニーズに合う仕事を探すヒント

この2点を中心にお伝えします。

【精神障害】何の仕事ができるか分からない原因

働く自信がなく、緊張する男性社員

自分の強みが分からず、やりたい仕事が分からない

『仕事なんてつまらない』『仕事をする意味が分からない』など、働く価値を見いだせていない方に多い原因です。特徴として

①これまでの経験で「自分はこれができる!」と言い切れるものがあるわけではない
②しかし、どんな仕事もそつなく行えた感覚がある

このような傾向があります。問題なく平均的にこなせることは、仕事面で大切な要素の一つです。しかし、「これ」と決めることが難しくなりやすい一面もあるのではないでしょうか。できるかもしれない項目が多すぎる、しかし確実に行えると自信を持てるスキルもない…このような曖昧な状況ですと、『企業に必要としてもらえないのでは』と不安になることがあるかもしれません。

慎重になり過ぎて、決めることができない

精神障害を持つ方は、強い不安を持つことがあります。この不安が強いと、失敗しないために慎重に考えようとすることがあるのです。

もちろん、慎重に進めていくことは大切なことです。しかしこの場合考えた末に「選択肢を消す」作業になっていませんか?仕事を見つけるために考えているのに、結果的に『やっぱりこれもできるわけがない』と感じるために仕事を探しているような、本末転倒な形になっていませんか。

参考:職業適性検査・相談|専門相談 | 東京しごとセンター

何の仕事ができるか、ニーズに合う仕事探しのヒント

働く自信を持ち意欲を見せる社員たち

働きたい理由を深堀りしてみる

何の仕事ができるか分からない時の打開策として、「どうして働きたいのか」動機を深堀りしてみる方法があります。掘り下げる流れとしては

『どうして仕事がしたいのか』→『就職することで、どんなことがしたいのか』→
→『それを行いたいのはなぜか』

このような形で働く同期の奥深くまで見つめてみることが大切です。また、自分一人で考えるのではなく、友人や家族など、人と会話しながら掘り下げていくと、より分かりやすくなります。

「やりたい仕事」ではなく「できる仕事」から探してみる

何ができるか分からないことの理由に、「やりたいと思える仕事がない」というケースもあるでしょう。『それとなくできるとは思うけれど、やりたいと思う気になれない…』このような気持ちから行動に移せないことがあるかもしれません。

このようなときは、まず「やりたい仕事に就くべきだ」という意識から離れてみましょう。まずはこれまで行ってきた中で、こなせてきたものを思い出してみてください。仕事とは直結しなさそうなものでも構いません。自分が楽しんでできていたこと、無理なく行えていたことがなかったか確認してみましょう。

何が苦手か、何が不快になりやすいか見直してみる

「仕事をしたい」という気持ちにブレーキをかけているのは、『できないことで失敗してしまうのでは…』という意識からかも知れません。この場合、自分にとって苦手なこと、不快になりやすい環境について見直してみましょう。その条件がないと感じる仕事を選ぶというのも、ひとつの方法です。

職場実習をお願いしてみる

障害者雇用であれば、就職前に職場実習を受けられることもあります。実習を受けたからと言って必ず入社しなければいけないわけではありません。自分に合う仕事かどうか、実際に行ったうえで確認することで、安心感が増す可能性があります。

支援機関に相談して、客観的な意見を聞いてみる

自分一人では考えがまとまらない時などは、支援機関に相談してみるのも方法の一つです。就労移行支援事業所やハローワーク(障害者担当窓口)などの方の意見を聞き、客観的な視点から自分を見てみるのも良いでしょう。※就労移行支援に興味がある方は、この後さらに詳しく紹介しますので、このままお進みください。

参考:【タイプ別&方法別】やりたい仕事が分からない時の探し方を転職のプロ5人が解説!|転職実用事典「キャリペディア」

自分の強みを見つけられない時は、こちらの記事もチェックしよう

就職後をイメージしてみる男性

自分には何ができるか、どんな強みやスキルがあるのかが分からない…そのように悩んでいたら、こちらの記事「【体験談】就職活動で自己分析。グッドポイント診断をやってみたこと」もしくは「『ストレングスファインダー』とは。個別性・強みとなる資質を紹介」をチェックしてみましょう。

こちらで紹介している適性診断ツールを活用し、自分のスキルや強みを探すヒントにする方法もあります。

参考:グッドポイント診断 | 転職なら【リクナビNEXT】
参考:クリフトンストレングスオンライン才能テスト | JA – ギャラップ

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参考:障害者の能力や強みを生かす「カスタマイズ就業」って? – 毎日新聞

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まとめ

就職への恐怖心を乗り越え、採用面接を受ける様子
いかがでしたでしょうか。

一度離職したことでの不安、もしくは仕事を経験していない不安など、精神障害を持っているとネガティブな思考に傾きがちです。そのようなときは、曖昧になっている知識や目的などを明確にして、進むべき道が見えてくることで解消されることもあります。

まずは自分自身を振りかえって、一歩進むための「カギ」を見つけていきましょう。

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