パラリンピックで行う競技にはどんなスポーツがあるの?
東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、注目されている
「パラリンピック」とは、主に障害を持つ方が参加する国際規模のスポーツ祭典です。2020年には、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。日本国内で開催されることもあり、オリンピックはもちろんパラリンピックにあっても注目が高まっています。
参考:パラリンピックとは|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
参照:2020年東京パラリンピックに対する国民の興味・関心 | スポーツライフ・データ | 笹川スポーツ財団
パラリンピックに、どのような競技があるのか分からない
しかし、いざ注目しようと思ってもパラリンピックにどんな競技が行われるか分からない…そのようなこともあるかもしれません。今回はそのような方でも楽しめるように「パラリンピック観戦で要注目・おすすめの競技」について紹介していきましょう。各競技の項目の下記に参考リンクを掲載しておりますので、詳しく知りたいときはアクセスしてみてください。
パラリンピック観戦でおすすめの競技種目
車いすバスケットボール
車いすバスケットボールは、パラスポーツ界でも花形として世界的に注目されている競技です。日本でも注目している競技ランク1位に輝いています。
1チーム5人の選手がコートに上がり、10分×4クォーターで得点を競い合うのです。コートの広さ、ゴールの高さは一般のバスケットボールと同じものになります。そのため、シュートやリバウンドで『高さを出す』ために片輪を浮かせるなど車いすを操作するテクニックが魅力的です。動きが激しいために、すぐに車いすの車輪がパンクしてしまうほど迫力があります。
チーム編成については選手個人の障害の程度によって「持ち点」が決められています。1.0点~4.5点までで0.5点刻みでクラス分けされ、チーム合計14点以内で編成しなくてはいけないルールがあるのです。そのため、編成内容にも個性が溢れ、チームごとに特徴がでていることもポイントです。
ボッチャ
ボッチャはもともとはヨーロッパで生まれた、身体に障害を持つ方のために考案されたスポーツです。
今ではテレビCMなどでも見られるようになりました。ボッチャは老若男女や体力差問わずチャレンジできる頭脳戦ゲームになります。社内・部内で「ボッチャ部」が設立されている企業や団体もなどもあり、注目度が高まっているのです。
興味がありましたら、日本ボッチャ協会の競技規則を参考にルールをチェックしてみてください。
シッティングバレーボール
シッティングバレーボールは、座ったまま行うバレーボールです。厳密には「常に床に臀部の一部が接触した状態で行うこと」がルールになります。この「お尻を床につけてバレーボールを行う」ということが難しいことなのです。
この難しいプレーをトップ選手はクリアし強烈なレシーブやギリギリのボールを拾うなど、白熱感・緊張感あるプレーを見ることができます。展開がスピーディーで、いつの間にか点が入っていたということもよくありますので、目が離せません。
車いすラグビー
一般のラグビーも社会現象になり、激しいぶつかり合いが国内を沸かせました。車いすラグビーにあっても、車いす同士の激しいぶつかり合いが認められているため、迫力あるプレーを楽しむことができます。
選手はまるで「装甲車」のような競技用車いすに乗ってプレーします。車いすでのタックルが認められているため、車いす同士がぶつかる衝撃音が会場に鳴り響きます。
選手は障害の程度(重さ)によって持ち点が決まっています。コート上の4選手の合計点が8点になるように編成しなければなりません。そのため編成の組み方なども面白さの一つと言えるでしょう。
車いすテニス
コートやラケットなどの用具はもちろん、ルールも一般のテニスとほぼ同じものです。違うところはボールを2バウンド以内に返球すればOKという点です。
車いすテニスは6種目に分かれており、障害の程度や種類によって分けられています。競技種目は以下の通りです。
・シングルス(男子・女子)
・ダブルス(男子・女子)
・クァードシングルス(男女混合)
・クァードダブルス(男女混合)
こちらになっています。世界ランキングの1位、2位が日本の選手ということで、観戦したいという声が多かったことも印象的なスポーツです。
参考:一般社団法人 日本車いすテニス協会
参照:社会人約320名に聞いた! 東京パラリンピックで観戦したい競技ベスト5 | パラサポWEB
この5競技以外にも、魅力的なスポーツがたくさんあります。ぜひ東京パラリンピックをきっかけに、さまざまなスポーツに触れてみるのも良いかもしれません。今大会では22競技があ行われます。下記の参考リンクからチェックしてみましょう。
自分も障害者スポーツをしてみたい!と思ったら
パラリンピックを観戦して、「自分もパラリンピックに出たい!」「スポーツで汗を流したい!」など障害者スポーツに興味を持ったときは以下の関連記事も併せてチェックしてみましょう。個人競技・団体競技と様々な種目があり、各地方の大会なども行われている競技もあります。
関連記事:障害者スポーツの競技種目にはどんな種類があるの?【個人競技編】
関連記事:障害者スポーツの競技種目にはどんな種類があるの?【団体競技編】
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
障害者スポーツは、体力の向上はもちろん社会との交流や生きがいを見つける意味でも重要なポイントとなります。
競技によっては「障害を持っているからこそ活かせる競技」などもあるのです。過去に部活等でスポーツをやっていた方、これから運動を始めてみたい方もぜひパラリンピックを観戦して、良い「刺激」をもらいましょう。