発達障害、精神障害者が自宅で起業するメリットとデメリットとは?

発達障害、精神障害を持つ方も起業できる!

発達障害、精神障害を持つ方も起業できる!

自分の強みを活かして仕事がしたい!

「自分に合う仕事がないか探したけれど、求人にはなかった」「障害者雇用を転々としたけれど、自分の良さを活かしきれなかった・・」このような経験、ありませんか?

障害を持つ方の場合、サポートで「弱みをカバーする」体制はできてきています。しかし強みを活かして活躍するまでには至らないことが多いです。

このような事態から、自分の個性や得意なことを仕事に活かしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

障害を持っていても、起業することができる

障害を持つ方の個性を活かす働き方の一つに、「起業」という方法があります。「会社作るなんて無理だよ・・」「お金がないから起業なんて無理だよ・・」と感じるかも知れません。

しかし、障害を持つ方が起業するための支援などもあります。詳しくはこちらの記事「障害者の起業!現在活躍している事業、支援制度やサポートを紹介!」にて紹介していますので、併せて確認してみてください。

参照:第3章 障害者による創業・起業 – 障害者職業総合センター 研究部門

自宅で起業することもできる

自宅で起業することもできる

障害を持つ方に適した起業の方法の一つとして「自宅開業」があります。その名の通り、自宅を事業所として仕事をします。

他にオフィスや店舗を設けるとなると、新たに場所を設けなければなりません。当然費用も掛かります。しかし自宅開業はこれらのコストをなくし、比較的低いコストで開業することができます。

今回は、障害を持つ方が
〇自宅を使用して起業するメリット
〇自宅を使用して起業するデメリット
〇自宅開業した時の注意点

をご紹介します。

参考:起業アイデアの発想法からお金のことまで!起業前に知っておくべき基礎知識とは? │ 【マイナビ独立】独立・開業・起業・フランチャイズ募集

自宅を使って起業するメリット

自宅を使って起業するメリット

初期投資が少なく、早く開業しやすい

自宅で起業すれば、店舗や事務所のスペースを借りる費用がかかりません。事業のために自宅を改装することや設備を設ける場合を考えても、比較的低コストで済むため早く開業することができます。

自分のペースで働くことができる

自分で起業をすれば、雇用を受ける形とは異なり勤務時間や勤務場所がありません。自分で働く時間や場所決めて働くことができます。

さらに自宅で仕事を行う場合は、通勤などの移動もないわけです。この移動時間の分も自由に活用できるので、時間にゆとりができ自分のペースで働くことができます。

また障害や体調などの影響で、継続して通勤することが難しい方もいるのではないでしょうか。このような場合でも体調を見ながら働きやすく、安心です。

家族と触れ合う時間を作りやすい

起業したい方の中には、介護を要する方や小さい子供と一緒に住んでいる方がいるのではないでしょうか。このような場合、自宅から離れて仕事に行くことは難しいです。

自宅で起業すれば、家族と過ごしながら仕事を進めることも可能です。家事や育児・介護との両立もしやすくなります。

対人関係のストレスが少ない

自宅で仕事を行いますから、オフィスや通勤中のストレスがありません。よって対人関係でのストレスや困難のリスクを最小限にできます。

自宅で企業をすれば、このようなメリットがあります。

参考:自宅で起業・独立する際に注意すべきポイントとは? [起業・会社設立のノウハウ] All About

自宅で起業するデメリットはあるの?

自宅で起業するデメリットはあるの?

自宅の安全確保が必要になる

自宅の一部を店舗や教室、事業所にすることで、不特定多数の人間に自宅を知られることになります。たくさんの人間が自宅を訪れる機会も多くなります。

そのため、情報漏えいや盗難被害などには十分に注意しなければなりません。
〇住所など、個人情報の公開に注意する
〇私生活に関わる場所には鍵をかけるなど、立ち入れないようにする

など、自宅の安全を確保するようにしましょう。

情報端末、通信環境のセキュリティ対策が必要になる

事業にパソコンやタブレットなどを使用し、情報通信を使用する場合は情報セキュリティ対策にも注意が必要です。私生活でも同じ端末を使っている場合は、業務情報の漏えいや破損に注意しなければなりません。

関連記事:【テレワークのセキュリティ対策】安全な通信環境を知っておこう
関連記事:【テレワークで働きたい】気をつけるべきセキリュティ対策とは?

店舗型の事業の場合、集客に工夫が必要になる

店舗や教室の事業を行う場合は、自宅のある立地状況が集客に影響しやすいです。静かな住宅街に自宅がある場合、人の目につきにくいデメリットがあります。看板や宣伝など、「知ってもらう工夫」が必要になります。

公私を分けることが難しくなる

自宅と職場が同じ場所の場合、私生活と仕事の線引きが難しくなります。サボり過ぎても働き過ぎてもいけません。これらを決めるのが、自分の意思にかかってきます。

事業を継続していくためには、自己管理が必須になってきます。

自宅で企業をする場合は、このようなデメリットに注意や工夫をしていく必要があります。

参考:起業の世界Vol.51 自宅をオフィスにするメリットデメリット

自宅で起業するメリットを活かせる事業は?

自宅で起業するメリットを活かせる事業は?

店舗系

カフェなどの飲食店、ネイルサロンや雑貨店、マッサージ店舗などの小さく店舗を構えて行う仕事は、自宅開業のメリットを活かすことができます。

訪問系

訪問系の仕事は、自宅の設備や改装が不要です。他者との関わりや移動に支障がなければ、自宅開業のメリットを活かせます。ハウスクリーニング(家事代行業)、訪問マッサージなどが挙げられます。

教室系

音楽教室や絵画教室をはじめ、ダンス・ヨガ教室なども自宅の一室を使って事業を行うことができます。関連のスキルがあれば、少ない経費で起業できます。

ネットビジネス関係

インターネットや情報通信技術を活用した事業はネット環境さえあれば仕事ができます。データ入力やWebライター、ネットショップなどがあります。

クリエイティブな仕事

デザイナーやイラストレーター、作曲家などの作品制作、翻訳などのクリエイティブな事業は自分が行う分の環境さえあればよいので、自宅開業のメリットを活かすことができます。

参考:憧れの起業。自宅をオフィスにした場合のメリット、デメリットをまとめました。 | ワンストップビジネスセンター

助成金の活用も検討してみよう!

助成金の活用も検討してみよう!

障害を持つ持たないに関わらず、創業助成金という制度を活用することができます。詳しくは、以下のリンクから確認してみてください。

障害を持つ方が起業された例も紹介しています!

関連記事:障害者の起業!支援制度やサポートを紹介

参考:創業の手引、創業のポイント集|日本政策金融公庫

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

働き方改革に伴い、障害を持つ方でも自由な働き方ができるようになってきています。しかしながら、それは反対に自分自身で働き方を決めていく力を求められることでもあります。

起業をするには、顧客が納得できるサービスを提供しなければなりません。ですからあなたが人のために何ができるのか振り返って、「好き」を仕事にしていきましょう。

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