パラレルワークとは?精神障害・発達障害へのメリット、デメリット

パラレルワークという働き方がある

パラレルワークとは

「パラレルワーク」とは、「パラレル(平行)」の意味をなすように、複数の仕事を平行して行う働き方をいいます。別の呼び方として「パラレルキャリア」とも言われています。どちらの仕事も同じ位置付けで行うため、本業をメインと重きを置く「副業」とは異なります。

終身雇用の時代から、多様な働き方の時代へ

従来は一つの企業に終身雇用を受けるという考え方が主流でした。しかし働き方改革に伴い、多様なワークスタイルが出てきました。働く場所や時間の多様化だけではなく、働き方そのものも変わってきています。

パラレルワークも、その一つです。

障害を持つ方でも、パラレルワークができる

もちろん、障害を持つ方でもパラレルワークを行うことができます。例えば、

『企業に正社員として勤めながら、NPO法人でも働く』
『企業に短時間勤務で勤めながら、帰宅後にクラウドソーシングを行う』
『障害者雇用で働きながら、フリーランスの仕事を行う』

なども、ともに平行して行っているのであればパラレルワークに該当します。

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さて、働き方の多様化が進むなかで「障害を持つ方にとってのパラレルワーク」は、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

パラレルワークをするメリット

収入が増え、経済的に自立しやすくなる

仕事が増えるわけですから、収入が多くなります。障害を持つ方の場合、現在の仕事だけでは経済的な自立が難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。そのような方がパラレルワークの方法を取れば、経済的自立へ近づくことができます。

「一人暮らしをしたい」「結婚を考えていて、生活費を稼ぎたい」という方にとってパラレルワークは良いチャンスです。

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生活費を稼ぎながら、一方で自分の夢を目指せる

「自分のやりたいことがあるけれど、それだけでは食べていけない・・」「仕事をしながら自分のしたいことの準備も進めていきたい」という方も多いのではないでしょうか。

パラレルワークで仕事をしていけば、生活費を稼ぎながら一方で自分の夢やしたいことに関しても進められるというメリットがあります。

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人とのつながりや経験が増える

ひとつの仕事に集中していると、「知人や友人が会社関係の人しかいない」「今の仕事しかしたいことがない」と困ってはいませんか?パラレルワークであれば、さらにもうひとつの「人のかかわり」ができます。仕事の内容次第では、さまざまな業界の方とかかわれるという可能性もあるわけです。

また、平行して仕事に取り組んでいきますから、同じ期間で一つの仕事に集中することと比較してさらに新しく経験を積むことができます。

意識のスイッチを切り替えられる

「一日中ずっと仕事のことを考えてしまう・・」と悩んでいる方はいませんか?

パラレルワークは、もう一つ仕事を持つことです。今行う仕事にそれぞれスイッチを切り換えていく必要があります。一見大変な作業に感じるかも知れませんが、工夫次第では「ひとつの仕事に思いつめないようにする」切り替えの方法として有効なのです。

パラレルワークにはこのようなメリットがあります。さて、反対に「デメリット」はあるのでしょうか。

パラレルワークをするデメリット

働く時間が増える

もう一つ仕事を抱えるわけですから、働く時間が増えます。当然、「片方の仕事に時間を要したことで、もう片方の仕事をできなくなった。」「片方の仕事に集中しすぎて体調を崩し、両方できなくなってしまった」という事態は避けなければなりません。

このような事態を防ぎ、パラレルワークを進めるためには「時間管理」「体調管理」の2つの意識を強める必要があります。

同時平行できる力が求められる

パラレルワークはいわば「二刀流」です。2つ仕事しているからといって、どちらか、もしくは両方の仕事の成果や精度がおろそかになることは許されません。

パラレルワークを進めていくには、業務が混同しないよう「業務管理」「スケジュール管理」する力が必要になります。

業務内容や内部情報が混同しやすい

例えば「片方のA業務の内部情報を、誤ってもう片方のB業務の関係者に伝えてしまった」というように、しっかりと業務情報の整理をする必要があります。場合によっては就業規則にかかわり、罰則を受けてしまいます。

よくあるケースは、SNSなどのアカウントです。今は情報を紹介するのにSNSを使用することが増えてきました。これがどちらの業務もアカウントがあり、誤って違うアカウントに別の業務の投稿をしてしまったというトラブルがでています。

パラレルワークを進めていくためには、「情報管理」が重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

終身雇用の時代が終わり、多様な働き方が進んでいます。将来的には、障害を持つ方にも多様な働き方を求められる時代になるかもしれません。

そのような時代の流れが来た時でも対応できるよう、パラレルワークにトライすることも方法の一つです。

そのために必要な5つの管理

〇時間管理
〇体調管理
〇業務管理
〇スケジュール管理
〇情報管理

が必要になります。この力は一つの業務を行う場合でも必要になります。今一度自分のワークスタイルを見直して、スキルアップやキャリアアップを考えてみる良い機会にしていきましょう。