うつ病の社会復帰は、障害者枠での再就職がおすすめ?メリットを紹介

うつ病は、心身のダメージが大きい。

傷ついた繊細な心のイメージ

うつ病は「心の風邪」よりも症状が重い

「うつ病」は、今では知らない方はほとんどいない病気になりました。一時は「心の風邪」という表現が使用されていました。しかし、実際には風邪よりも症状が重いとして、現在では使われていません。それだけ、うつ病の「怖さ」も浸透してきたのではないでしょうか。うつ病の回復には、長い年月を要すケースが多いです。本人の精神状態を見て、慎重に治療を行っていきます。

参考:うつ病|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
参考:うつ病|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

うつ病は、離職時のイメージを引きずりやすい

回復の目処がたち、「さあ社会復帰」となるのが理想です。しかし、ほとんどの方はうつ病の発症時に、ストレスの限界に達していたのではないでしょうか。そのときのイメージは、なかなか拭えません。辛い体験の記憶が残り、再就職に踏み出せない方が多いです。

今回は、そのようなうつ回復後、社会復帰に悩んでいる方が、

○再就職にどんな不安を抱きやすいか。
○障害者枠で不安を解消できるメリット

をご紹介します。

うつから回復した方が再就職で感じやすい不安

うつ病の症状で混乱する女性
さて、うつから社会復帰を目指す方が、再就職でどんな不安を抱きやすいのでしょうか。

体力はついていけるだろうか

うつ病を発症すると、基礎体力が落ちます。さらに長く休養していると、仕事の疲労感を思い出せなくなります。うつを発症した時の体調悪化のイメージが残り、不安になります。

周囲の方とうまく話せるだろうか

うつ病を発症する大きな原因は、対人関係からくるものです。そのため、コミュニケーションに自信を失っている場合が多いです。家族や知人と話せていても、仕事での会話とは感覚が異なるために不安を感じてしまいます。

仕事は覚えられるだろうか

うつ病が回復しても、精神的には過去のイメージがトラウマとなって残っています。どんな単純作業であっても、「しっかりとできるだろうか」と不安になります。

再発はしないだろうか

経験しているからこそ、うつの辛さを誰よりも感じています。「またあの時の苦しさを体験したくない」と不安を感じます。

再就職をすると、このような不安がついてきます。このリスクを意識して、なかなか就職に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

関連記事:再就職を『怖い』と感じるのはなぜ?うつを克服する方法は!?

このような不安を障害者枠で就職することで、解消することができます。それでは、再就職に障害者枠がなぜ適しているのか。障害者枠のメリットをご紹介します。

障害者枠で「うつ」の不安を解消できるメリット

うつ病の対処法に意欲を見せる女性

1)事前に実習を受けられ、仕事に慣れた状態からスタートできる

障害者枠の場合、事前に実習を受けることができます。

期間は原則1か月間です。受けたい企業の職場に慣れ、仕事への不安を緩和させた状態でスタートできます。

2)勤務時間の調整が利きやすく、短時間勤務からでも始められる

障害者枠の場合、あなたにかかる負担や疲労度などに合わせて勤務時間を調整することができます。

はじめは短時間からはじめて、慣れてきたら徐々に長くしていくということも可能です。そのため、いきなりフルタイムでくたびれてしまった・・という可能性が少ないです。

3)通院するときに、平日でも休暇を取りやすい

障害者枠の応募時には、企業に通院頻度なども伝えます。

通院ペースは、薬などの関係から簡単に通院日を変更できないものです。一般求人の場合は休日に変更して通院することになりますが、障害者枠であれば平日でも通院を理由に休むことができます。これまでの通院ペースを変える必要がなくなります。

4)支援機関の定着支援など、就職後のサポートを受けられる

障害者枠の場合、企業に就労移行支援事業所などの支援機関が介入することができます。

就職後もあなた、企業の方、支援スタッフの方での三者面談などを行います。これにより、就職した後に発生した問題や悩み事に対しても適切なアドバイスを受けることができ、安心です。

なお、うつ病を経験し、障害者枠で働きたい方は「精神障害者手帳」が必要になります。こちらの記事に手続きの流れを紹介していますので、参考にしてください。

参考:職場復帰、成功に向けて – 厚生労働省
参考:障害者雇用対策の基本事項 – 厚生労働省

障害者枠のデメリットはあるの?

障害者枠について知りたい男性
障害者枠の場合、デメリットとして一般求人と比較して賃金が安いことが多いです。そのため経済的に自立することは難しいです。生活が苦しく、障害年金を受給しながら働く方もいます。

障害者枠でも給料アップのチャンスはある!

スキルを活かした仕事に意欲を見せる女性

ただし、障害者枠でも給料アップのチャンスはあります。もし、障害者枠から給料アップも考えていきたい場合は、こちらの記事「発達障害者枠でも自立できる!給料アップに必要なスキルとは?」に方法を紹介しています。就職後、仕事に慣れることができたときの参考にしてください。

そうした将来も考えた働き方に不安を感じていたら、ぜひこの後の案内も参考にしてみてください。

うつ病を抱える方へ。『Salad』が自分らしく働く就職のサポートをします

『いつ仕事に就けるのかな…』『就職してもまた失敗してしまうのかな…』このような不安を抱えながら生活していくことはとても辛いことですよね。将来に対して不安なまま、その対象に飛び込めというのはこれもまた、辛いことです。『もしストレスなく働くる方法があったら…』と考えていたら、ぜひこのサイト『Salad(サラダ)』までご相談ください。

Saladでは、障害や難病を抱えている方が自分らしく、強みを活かして働ける就職を実現するために、様々なサポートをしております。


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まとめ

心を落ち着ける男性
いかがでしたでしょうか。

うつ病を発症すると、基礎体力に不安を感じやすいです。再就職にとまどう方も多いのではないでしょうか。しかし、うつ発症時のイメージを払拭するには、新しい職場で活躍することが一番です。

再就職への第一歩を踏み出すために、障害者枠にトライしてみませんか?

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