統合失調症は就職できない?障害者枠で仕事を続けるときの問題と対策

統合失調症により、就職できない…と不安になる

就職できない悩みを抱える、統合失調症を持つ女性

統合失調症とは

統合失調症とは、精神疾患の一種で思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめる力が長期間にわたって低下する症状があります。その経過中に幻覚や妄想などの行動がみられることも、統合失調症の症状の一部です。

参照:テーマ1: 統合失調症とは何か|公益社団法人 日本精神神経学会
参考:統合失調症について | メディカルノート

症状により、就職する自信を持てない

統合失調症の症状は、主に

・陽性症状…あるはずがないものが現れる症状。幻覚や幻聴、妄想など
・陰性症状…感情表現が乏しくなる、共感性や意欲が低下する
・認知機能障害…判断力、記憶力、理解力などの機能が低下する

この3種類の症状があります。これらの症状により、『仕事をしたいけれど、就職できないのではないか』『就職できても、続かないのではないか』という不安を感じていることはありませんか。

そこで今回は統合失調症を持つ方

・働く際に悩みやすい問題
・障害者枠などで働き続けるために行う対策

この2つについて紹介していきましょう。

【統合失調症】仕事を続けるうえで悩みやすい問題

統合失調症の症状により、職場で苦しむ女性

疲れやすい

統合失調症の症状の影響で、体力を消耗しやすい問題があります。これは思考や情報がまとめづらいこと、極度の緊張や不安定な精神状態によるストレスなどが原因です。これにより、遅刻、早退、欠勤などの問題が生じるケースがあります。

当事者でない周囲からは『どうして疲れるのか』が理解できず、悪い印象を持たれてしまう可能性もあるのです。このように周囲と同じ時間や条件で働いたとしても、体力的・精神的にも辛いと感じる方もいるのではないでしょうか。

やる気がないと思われやすい

統合失調症の症状により、判断力や記憶力、理解力が低下します。この影響で仕事のミスが増えることや、何度も聞いてしまうなどの行動に現れることがあるのです。また、雰囲気として「もやもや」した感じを持つこともあることから、『やる気がない』と感じさせてしまうことがあります。

素早い行動や判断ができない姿が『手を抜いている』ように誤解されてしまうなどから、信頼を得て働き続けることに困難を抱えやすいかもしれません。

仕事に集中できない

統合失調症の症状により、『周囲が自分の悪口を言っている』『何者かが叫んでいる状況に襲われる』などの幻覚症状や妄想に悩むことがあります。このような症状により周囲が気になり過ぎて仕事に集中できない問題があるのです。実際に職場にいる方が対象の時もあれば、実際には全く存在していない人物(生物)を対象に苦しむケースがあります。

参考:統合失調症と上手につきあうための働き方と環境選びのポイント | atGPしごとLABO

では、障害者枠などでこのような問題と向き合いながら仕事を続けていくには、どのような対策が必要なのでしょうか。

障害者枠などで仕事を続けるための対策

統合失調症を持つ方の働き方についてアドバイスする女性

できることから成功体験を積み重ねていく

認知機能障害では、仕事をするための判断力などが低下します。そのため一度に多種・多量の業務を行うこと、臨機応変な対応をこなすことは難しいかもしれません。ですからルーチンワークなど、あらかじめ業務の流れが固定している仕事を少しずつ行うことで、判断力や理解力の負担も少なくなるでしょう。

できることから少しずつ取り組むことによって、『あぁ、今日は昨日より3件も多くできた』など少しずつ成長を感じるようになるでしょう。そのように成功体験を続けていくことで、仕事のモチベーションを高めていくことができるかもしれません。

短時間勤務から始めてみる

疲れやすいことに不安を感じている場合は、短時間勤務から始めてみることも方法の一つです。体力的な負担はもちろん、精神的な負担も少なくなります。『4時間何とか集中しよう』と目どもつきやすく、集中力が高まる可能性もあるのです。

関連記事:精神障害者雇用の再就職に不安なら、「短時間勤務」から始めてみよう

ナビゲーションブックなどで、自分の症状を共有できるようにする

ナビゲーションブック』というものを聞いたことがありますか?これは自分の障害や疾患の特徴を記載し、職場に伝えるために作成するものです。これを就職活動の際に準備しておき、求人応募の際にはもちろん就職後も定期的に共有できるようにしておくと、適切なサポートを受けやすくなるでしょう。

関連記事:面接で企業に伝える「自分の障害について」作成ポイント4つ

自分で症状の『サイン』『予兆』を知り、早めに対処する

統合失調症の幻覚症状や妄想が生じる際の『サイン』や『予兆』を思い出してみましょう。『大きな声を聞いたり、怒られたときに幻聴になりやすい』『体力的に疲れてくると、ネガティブな妄想をしやすい』など、できる限り具体的に把握することがポイントです。ポイントを理解したうえで、症状がひどくなる前に対処するよう工夫していくようにしましょう。

また睡眠時間や食事の状況など、体調や生活リズムの変化を把握しておくことも大切です。こちらの記事「精神障害者の職場定着のカギ。ワークエンゲージメントを高めるヒント」をチェックして、健康状態を知る参考として見ましょう。

参照:【 講義2 】 障害特性の理解と具体的な対応① -その1 統合失調症-

就職できない悩みを、就労移行支援に相談してみよう

就労移行支援でサポートを受けている様子
問題や対策は分かったけれど、実際にどう取り組んだらよいか分からない』『自分一人で就職活動する自信がない…』このように悩んでいることはありませんか。そのようなときは、「就労移行支援事業所」に相談してみましょう。

就労移行支援事業所は、さまざまな障害を持つ方の働くニーズに合わせてトレーニングやアドバイスを受けられる福祉サービス施設です。事業所の中には統合失調症を持つ方への支援をしているところもあります。『ちょっと調べてみようかな』と感じたら、下記の関連記事で就労移行支援事業所の魅力や選び方のコツをチェックしてみてください。

関連記事:就労移行支援事業所 利用のメリット 〜こんなお悩みの方に知って欲しい〜
関連記事:失敗しない就労移行支援事業所の選び方!こんな事業所には注意!

参考:就労移行支援について – 厚生労働省

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参考:取材済の就労支援事業所一覧 | 障害を持つ方向け就職支援〜Salad〜|就労移行支援事業所の検索

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まとめ

サポートを受けながら仕事をする、統合失調症を持つ女性
いかがでしたでしょうか。

一生懸命やっているのに、『やる気がない』『覇気がない』このようなことを言われたらとても悔しいですよね。そのような辛い経験から、就職することに迷っていることもあるかもしれません。しかし、少しでも『働きたい』という気持ちが見えてきたら、この記事をきっかけに一歩踏み出してみてくださいね。

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