障害者雇用で就職したいけれど、パソコンが苦手…
オフィスワークのほとんどは、パソコンを使用する
IT技術や情報通信技術が進んだこともあり、オフィスワークのほとんどでパソコンが使われています。これは障害者雇用においても同様で、業務においてパソコンを使用する機会が多くあります。
パソコンを使ったことがないし、うまく使える自信もない
しかし、どうしてもパソコンがうまく使えなくて困っている…このようなことはありませんか?パソコンなどの機器全般が苦手なケースもあれば、スマートフォンやタブレットのみを使っておりキーボードを打つ習慣がなかった…というケースも考えられます。
そこで今回は、「『パソコンを使わない仕事』にはどのようなものがあるか」について紹介していきます。
パソコンを使わない仕事の種類
清掃関係
清掃の業務は、ビルなど建物の中や窓を掃除する業務です。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・体力
・高いところが得意(窓清掃など、清掃場所による)
・きれい好き
・きめ細かい作業が得意(細かい部分までチェックできる、など)
清掃作業自体には、原則パソコンを使うことはないでしょう。しかし、作業員を管理する業務などにパソコンを使用する可能性があります。
接客関係
接客の仕事は、居酒屋やカフェの店員など、サービスの提供を目的としたコミュニケーション(売り込みや商品などの説明)が主な業務になります。したがってパソコンを使用する機会が少ないです。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・店舗やサービスマニュアルの把握
・顧客対応
・礼儀作法、相手に合わせたコミュニケーションができる
・笑顔で対応することができる
・対象のサービスや商品に愛着がある
注意することとして今後、キャッシュレスに対応した機器やタブレットなどあらゆる電子機器を使用する機会が増える仕事もあります。機器全般が苦手な方の場合、業務内容を事前によく確認しておくことが大切です。
ライン製造の仕事
ライン作業とは、工場の中で製造する工程の作業を行うことです。ルーチンワークであるケースが多く、パソコンを使う機会も少ないでしょう。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・作業行程や流れを知る
・使用する機器を覚える
・同じ作業でも苦にならない
・作業を早く、かつ正確にこなす
・(業務内容により)手先を器用に動かせる
ルーチンワークに関してはこちらの記事「発達障害者雇用に多いルーチンワークとは?業務内容やメリットを紹介」を参考にしてみてください。
レジ打ち業務
スーパーなどでかごに入った商品をレジで打っていく仕事です。レジ打ちのみの業務であれば、パソコンを使うというケースはないでしょう。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・店舗のルールを守る
・レジなど、関連機器の使用方法
・同じ作業をスピーディーにできる
・臨機応変な対応も得意
また注意することとしてレジを打つだけでなく、場合によっては公共料金支払いの対応やキャッシュレス対応に関する知識を求められる可能性があります。
警備員
警備員の仕事にあっても、パソコンを使うケースは少ないでしょう。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・体力
・長時間立ったままで居られる
・不規則な生活リズムにも耐えられる
・寒さ、暑さにも耐えられる
・武道や格闘技、護身術などの経験がある
警備員の場合も、業務内容によってはパソコンを使用する可能性がありますので、事前に確認しておくことが大切です。
パン製造関係
「ブランジェ」とも呼ばれる、パンを作る仕事です。パソコンを使用するケースは少ないでしょう。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・朝早いことに耐えられる
・パンを製造する(こねる)体力
・立ち仕事に耐えられる
・パンが好きである
パン製造に加え、販売も行う場合は、接客業のスキルも必要になります。
ネイリスト
ネイリストも、パソコンを使わないケースがあります。
【必要なスキル・活かせるスキル】
・施術の専門スキル
・爪に関する知識
・接客やコミュニケーションのスキル
・美意識が高い
新しい技法や用具なども生まれやすいですから、常に学び続ける向上心も求められます。
その他
その他パソコンを使わない業務として、以下の仕事が挙げられます。
・家事代行
・植物を育てる・管理する仕事
・運送業
・酪農や林業など、自然を相手にする仕事
それぞれに応じたスキルやルールを習得すれば、パソコンが苦手でも仕事を行える可能性のある仕事です。
参考:パソコンを使わない仕事とは?パソコンが苦手な人にオススメの職業
参考:パソコンを使わない仕事を調べてみた|パソコン苦手な方向け – パソコン教室キュリオステーション
パソコンを使わない『在宅勤務』はあるの?
在宅勤務でかつパソコンを使わない仕事として、下記の業務などがあります。
・ポケットティッシュに広告をセットする
・カプセルに玩具などを詰める(一般的にいう「ガチャガチャ」の商品です)
・折り鶴製作
・顧客に配布する折り込みチラシや封筒の作成
・値札ラベルを貼る
・宛名書き
これらがパソコンを使用せずできる在宅勤務の主なものです。どれも大量に行うスキルがないと、多く収入を得ることに繋がりにくいかもしれません。
他にも自分のスキルを活かした働き方がある
他にも、自分のスキルを活かした仕事の中にもパソコンを使わない仕事があります。心当たりがあれば、ぜひ関連記事も参考にしてみてください。
・音楽関係の仕事→関連記事はこちら
・アート、美術関係の仕事→関連記事はこちら
・ゲームプレイをする仕事(eスポーツ)→関連記事はこちら
※ゲーム内のチャットなど、やり取りをする中でキーボードを入力する機会がある可能性があります。
他にも自分の好きなことや特技を生かした仕事が見つかるかもしれません。ぜひ検索してみましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
『パソコンができないから、する仕事が何もない』こう考えるのは早いのかな。そう気づいたかもしれません。今社会でどのような仕事があるのかを知らずに「自分は何もできない」と決めるのは、とても勿体ないことになります。
どんな仕事があるのか、自分を活かせる仕事があるのかを探してみるきっかけとして、この記事が役立てたら幸いです。