【障害者の起業】青色申告と白色申告の違いは?確定申告でメリットも!

確定申告は、起業やフリーランスをするときに必要になる

確定申告とは

確定申告」とは、毎年概ね2月から3月の間に行われる、自分で納税する方のための手続きです。

年一回、起業している方フリーランス(個人事業主)の方などが所得税と住民税を計算するために必要なものです。

確定申告の方法は、「青色申告」と「白色申告」の2種類

さて、確定申告の種類には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。これから確定申告の準備をする方で、
〇「色で何か違うの?」と疑問に感じている方
〇「どちらにしようか迷っている」と不安に感じている方

のために、「青色申告と白色申告の違い」「青色申告のメリット」について解説していきます。

青色申告、白色申告の違いは?

青色申告とは?

「青色申告」とは、一定水準の記帳を行い、その基調に基づいて申告をする方法です。所得金額の計算などについて有利な扱いを受けることができる代わりに、複式簿記で帳簿を付けることを義務付けられています。そのため、簿記の知識が必要となってきます。

さらに青色申告をするためには、開業後2か月以内に開業届に加えて税務署に青色申告の承認の申請を行う必要があります。(期間が過ぎてしまった場合、その年は白色申告での手続きになります。)

参照:No.2070 青色申告制度|国税庁

白色申告とは?

「白色申告」とは、青色申告より必要な事務手続きが少ないぶん、得られるメリットは少ないという側面も持っています。開業後2か月以内に青色申告の申請をしなかった場合、白色申告となります。

青色申告は複式簿記が義務付けられていますが、白色申告は簡易帳簿(単式簿記)でよいとされています。確定申告の提出書類は、確定申告書(B)と収支内訳書、控除を証明する書類のみです。

そのため、簿記の知識がなくても始めやすいメリットがあります。

参照:No.2080 白色申告者の記帳・記録保存制度|国税庁

これだけですと「青色申告の方が難しそうだから、メリットがなさそう・・」「知識がないし、簡単な白色申告にしようかな・・」と考える方もいるかも知れません。

しかし、青色申告にも「メリット」があります。

【確定申告】青色申告のメリット

1)65万円の特別控除、青色10万円の控除がある

青色申告の最大のメリットです。特別控除とは、「65万円を収入から引く」というシステムです。取引記録が簡易簿記による場合は、10万円の特別控除も受けられます。

2)赤字経営の場合、3年間繰り越せる

青色申告では、赤字経営の場合でも3年間繰り越すことができます(白色申告では繰り越せない)。

これはどういうことかと言いますと、納税額の計算は「1年ごと」です。

例えば「初めの年と2年目は経営赤字であった。3年目になってなんとか黒字に持ち直した」というケースがあったとします。このとき、利益の出た年に多くの税金を支払わなくてはなりません。場合によっては、経済的に厳しい時に高額の税金を支払うケースも出てきます。

これが青色申告をすれば、赤字を3年間繰り越せるのです。分かりやすく例に挙げて説明しましょう。

【3年間の経営事情の例】
1年目:100万円の「赤字」
2年目:20万円の「赤字」
3年目:120万円の「黒字」

というケースがあった場合、青色申告をしておくと3年目は「事業所得ゼロ」として申告できます。

このように、長期的に見ると効果的なメリットになります。

3)家族へ給与が全て必要経費になる

生計を同一にする家族への給与は、「専従者給与」という規定があります。白色申告の場合と比較してみましょう。

【家族への給与に関しての比較】
〇白色申告の場合
配偶者86万円、その他の親族は50万円と金額が決まっている

〇青色申告の場合
必要経費として認められるものであれば、給与金額の上限はなし。

となります。

自宅などで家族と一緒に開業したい方などには大きなメリットとなります。

4)30万円未満の減価償却資産は「一括経費」にできる

パソコンや移動に必要な自動車など、事業に関わるもの(=資産)を購入した時に関係するメリットです。

【減価償却による違い】
〇通常(白色申告)の場合
10万円を超えると、耐用年数に応じた期間で経費化していく

〇青色申告の場合
原則、その年の3月31日までに購入した資産は、30万円未満のものまで一括で減価償却が可能

特にこれから開業を考えている場合、初期投資として様々な設備を揃えるのにお金がかかるケースもあるかもしれません。そのようなケースの時にも効果的です。

5)自宅が事業所の場合、家賃・光熱費・通信費などの一部も経費に充てられる

自宅をオフィスや店舗として事業を行う方に関わるメリットです。
〇家賃
〇電気・ガス・水道代と言った光熱費
〇有線LANや無線Wifiなどの通信費
このような費用に関わる扱いが白色申告と青色申告では異なります。

白色申告の場合は、このような「家事関連費」の主な部分が業務に関わっていなければ認められません。青色申告の場合は、上記の費用は業務に必要であることを証明できれば認められます。(ただし、事業に関わる分と私生活の分の分別=按分が必要になります)

参考:青色申告! – 国税庁
関連記事:発達障害、精神障害者が自宅で起業するメリットとデメリットとは?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

青色申告には確定申告初心者の方でも安心できるメリットがあります。

起業やフリーランスを考えている場合は、事業プランと照らし合わせて申告方法を慎重に考えていきましょう。

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