ADHDの空回りは「見捨てられ不安」から?現れる行動、解消法は?

職場で空回りしていることがある

職場で空回りしていることがある

ミスやすれ違いが重なる…

ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一種で、注意や集中を持続させることなどに困難を感じやすいです。

職場でも仕事においてミスや物忘れ(物や予定、約束を忘れる)が多いことで困っている方もいるのではないでしょうか。

また、コミュニケーションでも解釈や受け取り方の違いから、うまくやり取りができないことがあります。

見捨てられないか不安になる

このように仕事をうまく進められないことで「周囲に必要とされていないのではないか」という「見捨てられ不安」に襲われるケースがあります。

このような状態に陥ると、冷静さを失ってしまうのです。さらにこの不安を解消するために、あらゆる「空回り」をしてしまうおそれがあります。

参考:ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療| e-ヘルスネット(厚生労働省)

【ADHD】見捨てられ不安からなる空回り

【ADHD】見捨てられ不安からなる空回り

無理に新しい提案を出そうとする

「仕事のやり方を変えたい」、「担当業務を変えたい」などの働き方の要望から、「このような改善案はどうか」などの組織に関わることまで提案を多く出していませんか?

本来提案は、今行っている仕事をさらに向上させていく目的で行うものです。しかし「見捨てられ不安からなる空回り」の場合、相手や周囲へのインパクトに焦点が行きがちです。そのため内容が伴っていないことが多く、周囲から信頼されにくくなってしまいます。

業務に関係ある・なしにかかわらず、沢山の人に話し掛ける

用もないのに仕事中に多くの人に話しかけていませんか?たくさんの人に自分の印象付けをすることで、「自分は周囲から必要とされている人間」と意識しようとしていませんか?

話しかけた相手は、その場では話を合わせているかもしれません。しかし、特に用件もなく話しかけることは相手の仕事時間を奪うことにもなります。巡り巡って、本当に孤立してしまうことにもなるのです。

長時間労働など、目立ちやすい行動をしようとする

今の時代、長時間労働は社員として良い行動と言えない場合が多いでしょう。しかし「見捨てられ不安」に襲われていると、すぐにでも失った(と思い込んでいる)信頼を取り戻さねば…と焦っています。

地道にコツコツ仕事を進めているだけでは、見捨てられ不安から逃れられないのです。そのため自他ともに分かりやすい「頑張っているアピール」として、長時間労働など「目につきやすい」行動をします。

しかしそのアピールにも持続性がないため、一貫性のない人として本当に信頼を失ってしまいます。

バタバタ動き回るなど、活動的なように見せる

「自分は忙しく働いているほど、必要とされている」と自他ともに認めさせようとするケースです。必要以上にバタバタと動いたりして、沢山仕事があるように見せます。ひどい場合は忙しいと見せるためにわざと仕事を進めないという状態になるケースもあるでしょう。

本人にとっては「活動的に動けている」つもりでも、周囲には「無駄な動きが多い」と思われてしまうことが多いです。そうして信頼が下がってしまいます。

参考:どうして職場でつまずくのか:朝日新聞デジタル

言葉で信頼を回復しようとするのは危険

言葉で信頼を回復しようとするのは危険

実際の評価を知らないことが多い

「見捨てられるかも…」と不安になるのはよく分かります。しかし実際に周りがどんな評価をしているか、確認したことはありますか?

空回りをしてしまう方に多いのは、周囲に確認をせず「信頼されていないのではないか」と思い込んでしまうことです。自ら「マイナススタート」だと思い、取り返そうと空回りをしてしまいます。

一言の失言で評価が下がることがある

また、空回りをしているときの精神状態は不安定です。行動によっては気が大きくなったり、自分を見失ったりするリスクが高くなります。

このような状態ですと、自分の発言にも管理しにくくなります。したがって何気なく言ったことが失言になるなどのリスクも高くなるのです。

言葉ではなく行動で信頼を取り戻す

失言をなくすには、職場から求められていることをとにかく行動することです。認められていないと感じられたとしても、その行動を続けていくことに価値があります。人から認められるかどうか、という価値観をいったん自分の考えから外してみましょう。

認められるかどうかを考えないというと矛盾しているように感じるかもしれませんが、とにかく相手の役に立つにはどうすればいいか、ということだけ考えて行動することが効果的です。

以下の解消法で詳しく説明します。

参考:思ったことをすぐ口に…「ADHD」の23歳男性が抱える生きづらさ – ライブドアニュース

空回りを続けていると、自分自身にも負担がかかっている

空回りを続けていると、自分自身にも負担がかかっている

空回りは、言い換えれば常に無理を強いている状態です。このような状態を続けていると
適応障害になってしまう可能性もあります。

長期離脱となれば、周囲にも迷惑が掛かります。何よりあなたの自信がさらになくなってしまいます。

このように、見捨てられ不安を解消しようとする行動は、職場の信頼を失ってしまいます。ではこのような不安を感じたとき、どのような対処をすればよいのでしょうか。

参考:適応障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

職場での「見捨てられ不安」の解消法

職場での「見捨てられ不安」の解消法

上司とよく相談して、求められていることを知る

【それができるまで、他のことをしても評価が上がるケースは少ない】
大切なことは、上司と相談し「自分に求められていること」を確認することです。これを行わずに他の行動をしていても、「言われたこともしっかりできないのに…」と思われてしまいます。これは一時的に空回りの行動がうまくいっていても、です。こちらの記事を確認して、上司に相談をお願いしてみましょう。

求められていることを行うのは最低条件です。また、仕事においての「報連相のコツ」も参考にしてみてください。

好き・嫌いと、必要な存在は違うことを理解する

【好かれることと信頼されることとは違う】
仕事は、「仲間作り」や「友達作り」の場所ではありません。確かに協力し合うことは大切ですが、「お互いの仕事をスムーズに進めたい」という目的があってこそです。

ですから「あなたに対する好き・嫌い」と「あなたが職場で必要とされているか」は必ずしもイコールではありません。必要とされたい感情よりも「好かれていたい」という感情が先行していたら、「見捨てられ不安」から空回りしている可能性があります。

ですからまずは、しっかりと自分の責任を全うすることが大切です。

集中力をキープする

【仕事ができる状態を保ち続けることも信頼の要素】
ADHDの集中できない・持続できない特性は、脳機能の働きのズレからくるものです。これを緩和してくれるのが、医師から処方された服薬です。医師に薬の効果について相談してみましょう。

充分に仕事に集中できるコンディションを保てることも、信頼される要素です。

また、こちらの記事を参考して、集中しやすい環境づくりも心がけていきましょう。

職場には、見た目より成果を上げる方が効果的

【本当に信頼されている人は、無理に目立とうとしない】
さらに、最も周囲から必要とされる要素は「成果」です。さらにはムラがなく、周囲の心配が不要な人ほど、信頼されます。ですから無理に目立とうとせず、その必要もありません。

あなたの動きを見ているのは、会社の中でもフロアのごく一部でしょう。しかし、あなたが行う業務はさまざまな方が目にする機会があるのではないでしょうか。

あなたが目の前に行っている仕事は、フロアやオフィスの一部の人間よりも様々な人が関わっているのです。そのような意味でも、目の前の仕事に取り組んでいきましょう。

参考:ADHDに「適した職業」「適さない職業」の決定的差 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

見捨てられ不安の原因は、やりがいのなさから来ているかも

見捨てられ不安の原因は、やりがいのなさから来ているかも

今回は職場での空回りをしないよう、「見捨てられ不安の解消法」をお伝えしてきました。

しかし「見捨てられ不安」の原因があなたの取り組み方ではなく、そもそもやりがいが感じられないことから来ているかもしれません。

そのようなときは、「カスタマイズ就業」で自分の個性や得意分野を伸ばし、企業に働き方を提案していくスタイルによって解消されるかもしれません。

もし、「自分の環境を変えたい」「やりがいが欲しい」というときは、Salad編集部までご相談ください。

関連記事:ADHDの適職は?カスタマイズ就業で、向いてる仕事を見つけよう

参考:障害者の能力や強みを生かす「カスタマイズ就業」って? – 毎日新聞

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

このような不安に襲われているときは、辛さしかないかもしれません。しかしその不安を乗り越えて信頼されていることを確認できたとき、大きな自信となって活躍できるチャンスが生まれます。

まずは上司に相談して、自分の「現在位置」を確認してみましょう。

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