好きなことで働くのは辛い?趣味が仕事につながる方法、体験談も!

趣味や好きなことを仕事にしてみたい

趣味を仕事にすることについて知りたい女性

趣味や自分の好きなことは、仕事にできない?

現在障害者雇用などで苦手なことと向き合いながらも仕事をしている方、または自分がしたいと思う仕事がなく悩んでいる方など、『自分に合った仕事が見つかっていない』ことで悩んでいることはありませんか。もしかしたら、『自分が得意なことなんて仕事にできるわけがない』『好きなことを仕事にするなんて『甘え』だと思う』と考えている方もいるかもしれません。

そのような考えゆえに、現状『我慢して働く方法しかない』と諦めてしまっていることはありませんか。

参考:障害者雇用 働く現場での悩みと解決のヒント – 記事 | NHK ハートネット

関連記事:【発達障害】苦手克服を求める職場とは?頑張りすぎると適応障害に

自分を活かして仕事をしてみたい

しかしながら、もし自分の好きなことや趣味として行っていることが仕事になるのなら
どれだけ頑張れるだろう…と考えたこともあるのではないでしょうか。充実感や達成感を持ち、楽しみながら仕事をしていきたい。それは障害を持つ方に限らず、どのような方でも一度は理想として考えたことがあることかもしれません。

さて、実際に誰もが得意なことでないことを仕事として我慢しているか…というと、自分を活かした仕事で活躍している方もいますよね。そのような人を見て「いいなあ」と思ってしまうこともあるでしょう。

では実際に、「趣味や好きなことを仕事にする」ためにはどんな工夫が必要なのでしょうか。また、どんなことに注意していけばよいのでしょうか。仕事につながる方法について紹介していきます。

参考:NHK「あしたも晴れ!人生レシピ」出演レポート – ビジネス書10000冊から答えを見つけて、仕事の悩みを解決します!〜大杉 潤〜
参考:あしたも晴れ!人生レシピ – NHK

趣味・得意・好きなことが仕事につながる方法

フォトグラファーのイメージ
まず、趣味や得意なことを仕事につなげる主な方法についてまとめました。

起業をする、個人事業主として活動する

もっとも確実に実現できる方法は、『起業する』、『フリーランスなど個人事業主として活動する』ことです。

【メリット】
・最も自分の好きなものや趣味を仕事に反映させやすい
・自分の意思で方針や活動内容を決められる

【デメリット】
・収入を安定させるには、自身で利益を上げる工夫が必要になる
・自身で経営に関するノウハウを身につける必要がある
・確定申告など、事業を進めるうえでの知識を学ぶ必要がある(確定申告に関してはこちら
・仕事と変わることで、嫌いになってしまうリスクがある

メリットとデメリットは以下の通りです。上記のように『自分で決められる』ことがメリットにもデメリットにもなるということになります。もちろん、障害を持つ方でもこのような条件下で起業やフリーランスに挑戦している方もいます。

これらにトライするためには『好きだ』というだけではなく、『どうやって利益を出していくか』明確なビジョンを持って臨むことが重要です(この過程の中で「嫌い」になってしまうリスクを意識しなければなりません)。

起業やフリーランスに関しては、下記の関連記事も参考としてみてください。

関連記事:障害者の起業!現在活躍している事業、支援制度やサポートを紹介!
関連記事:障害者がフリーランスになるメリット、デメリットは?税金の減免も!

好きなことを事業としている企業に就職する

デザインに興味がある場合にはデザイン制作会社など、自分のスキルを活かして、関連の企業に就職する方法もあります。もちろんスキルや意思が企業に認められ、就職できることが条件です。しかし仕事として趣味で行っていたこと活動でき、かつ企業やチームの方針に沿って進めていくため、自身にかかる責任は起業する場合よりも比較的軽いと言えるでしょう。

【メリット】
・自分の好きなものや趣味がある環境下で働けるチャンスがある
・知識の習得やスキルアップしやすくなる可能性がある
・もともともっている知識やスキルを仕事のスキルとして活かせるチャンスがある
・比較的収入が安定している

【デメリット】
・企業方針に沿って進めるため、趣味の分野であっても好きでない作業も請け負うケースがある
・自分の好きな作業を行うためには経験や時間がかかる場合がある
・実績や成果について厳しく求められる可能性がある

起業する場合と比較して、自分で行わないといけない作業や責任は少ないかもしれません。しかしながら同時に『企業に雇用される』立場であるうえ、好きな分野というだけで好きなことに自由に取組めるとは限らない可能性も考えておかなくてはなりません。

自分の行ってみたい業務を提案してみる

いま勤めている企業で『こんなことをさせてください』と提案してみるという方法もあります。もちろん何でも提案すればOKということはなく、その企業が求めていることに沿ったものであることが重要です。

【メリット】
・現在の環境を変えずに好きなことができるチャンスがある
・仕事へのやりがいにつながりやすくなる
・実績をあげられれば、継続して行えるチャンスもある

【デメリット】
・意見交換をしやすい職場である必要がある
・その企業との関係が薄いものであれば、提案することは難しい
・実績が出せなければ以降トライできない可能性もある
・事前に提案しやすい職場に就職することが大切になる

上記のようにもっとも環境を変えることなく、リスクが少ない手段ではあります。ただし今勤務している職場が全く趣味と関係のない職場であれば、いかに事業にプラスになることなのかを具体的に伝えていくことが求められるでしょう。

企業に仕事内容を提案する方法については、こちらの記事も参考としてみてください。

関連記事:障害者雇用の面接対策。企業に提案する仕事内容作りで取り組んだこと

共通して必要なのは、趣味を社会に求められるレベルにすること

趣味を仕事とするうえでの注意事項について考える女性
どの方法も共通して必要なのは、趣味や好きなことを仕事として続けていくためには『社会に認められるレベルを意識すること』になります。趣味は自分自身の価値観のみで問題ありませんが、仕事となれば仮に起業する場合であってもそれを求める「社会」を意識して進めていかなくてはなりません。

ですから「好き」という気持ちだけで仕事にすることは難しいでしょう。仕事してトライするためにはそれに加えて具体的にどう仕事に反映させていくか説明できるレベルにまで取り組むことが大切です。そのうえで、はじめてトライできるチャンスがあることを覚えておきましょう。

【体験談】趣味を仕事にするのは辛いこともあるが、やりがいも大きい

パラレルワークを行う、発達障害を持つ男性
筆者自身もこのお仕事のほかに、障害者アーティストとして活動をしています(詳細はこちら)。主に自身の作品を公開し、コンペ入賞や企業から採用があればそれに応じた収入を得る、というものです。

自分の作品が認められないときは『自分を否定された』ような感じでショックを受けましたし、改善策などの答えは自分で出さなくてはなりませんから、その重圧が大きい時もあります。

しかしながらその反面、企業から採用をいただいたときなど成果として現れた時は「好きなこと」であるからこそより大きなやりがいとして帰ってくることもあります。

好きなことを仕事とすると、より自身と向き合うことが増えます。それはこのライターのお仕事でも同様です。ですから今も筆者は嫌になるほど自身と向き合った先に成功があると信じて、日々取り組み続けています。

参考:一般社団法人障がい者自立推進機構 パラリンアート運営事務局

関連記事:【体験談】発達障害のパラレルワーク事例。働き方の効果・注意点は?

障害を持つ方へ。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします

今回は『趣味・好きなことを仕事にすることについて』お伝えしてきました。そう言われてもどうしたらよいか分からないし、どの選択が自分に合うのかもわからない…そうして悩んでいる方もいるかもしれません。

そのようなときは一度このサイト『Salad(サラダ)』にご相談ください。Saladでは、自分の得意としていることや好きなことを『強み』として働き続けるための様々なサポートをしております。


自分の強みを仕事にできる求人サイト

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強みの活かし方を知るための情報サイト

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まとめ

趣味のアートに夢中になる女性障害者
いかがでしたでしょうか。

趣味を仕事にするのは難しい。それは比較的想像しやすいことかもしれません。しかしながら具体的にどのようなポイントがあるのか漠然としたイメージのまま諦めてしまうことは勿体ないことです。

可能性によっては、好きなことを仕事にすることでより自分らしく、より自然体で臨めるということもあるのです。どんな働き方が自分に合うのか。今自分のスタイルに苦しんでいたら、いまいちど自分について振り返ってみることも良いかもしれません。

【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。公務員と民間企業の障害者雇用を経て、現在の記事制作の仕事を行っている。その傍ら、障害者アーティストとしての活動を行っている。

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