【ADHD】落ち着きがない特性はクリエイティブな面も?理由を解説

ADHDの特性は、クリエイティブな面を持つことがある

ADHDの特性は、クリエイティブな面を持つことがある

「落ち着きがない」と言われやすい

ADHD(注意欠如・多動性障害)」は発達障害の一つで、先天的な脳機能の障害です。特徴として、

〇注意力が欠如している
〇衝動を抑えるのが苦手
〇興味の移り変わりが激しい

という特徴があります。これらの事情で周囲からよく「落ち着きがない」と言われる方がいます。この落ち着きがないことへの対処、その他ADHDについてはこちらの記事「ADHDとは。原因は脳内物質の働きにあった!?改善策も!」を併せてご覧ください。

落ち着きがないところを活かす方法もある

さて、今回はその「落ち着きがない」特徴を違った角度から見ていこうということです。確かに落ち着きがないことは職場ではもちろん、私生活においても周囲に迷惑がかかってしまいやすいです。しかし、自身で特性を理解して活かし方を把握すれば、社会で活躍できる要素にもなり得るのです。

さて、この「落ち着きがない」特徴ですが、場合によってクリエイティブな面を発揮することがあります。それはどういうことなのでしょうか。

参考:発達障害 | キーワード | e-ヘルスネット(厚生労働省)

ADHDの特性が持つ、クリエイティブな面とは?

ADHDの特性が持つ、クリエイティブな面とは?

それでは、特性ごとにクリエイティブな面を発揮する要素をご紹介します。

注意力の欠如

「注意力の欠如」といっても、実際に注意そのものができないという方は少ないのではないでしょうか。多く見られるのは「注意力をコントロールして、決められた物事に集中しづらい」ことではないでしょうか。

これのどこがクリエイティブなのか?と思う方もいるかも知れません。しかし、上記の「決められた物事に集中しない」ことで、他の方が見ていない視点から物事を見られる可能性があるのです。

実際にADHDを持つ方は常識にとらわれず、斬新な発想をするという検証もされています。

多動性

「多動性」は、あちこちに興味が向いてしまうことです。ルールに基づいて動かないといけない時には「落ち着くこと」を求められます。しかし、クリエイティブな場面では、落ち着いた考えで斬新な発想は生まれにくいです。

多動性によって他の方より多くの物事に興味を持つことで、経験豊富なこともあるのではないでしょうか。この豊富な経験からも、クリエイティブな面を持つと言えます。

衝動性

「衝動性」は、時として相手を傷つけることや、あなたに悪影響を与えるものに依存してしまうなどの傾向になりやすいです。この衝動性から来る物事は、対処が必要かも知れません。

しかしながら、衝動性そのものを否定することはありません。その衝動性でもって、他の方が踏み込めないようなときでも飛び込んでいくことができます。そうして挑戦できる可能性が高いことで、よりクリエイティブさを発揮できます。

参考:発達障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

職場で活きる、クリエイティブな特性

職場で活きる、クリエイティブな特性

さて、実際にクリエイティブな面を持つ場合、どのような場面で活かせるでしょうか。

斬新な企画・立案(=アイディア)を出す場面

デザインなどはもちろんですが、どのような業務でも企画・立案する機会は多くあります。「企画・立案」というとつい経営者や上層部のみが関わる大きな物事をイメージしがちです。しかし、「事務作業に必要な表計算ファイルを考える」「チーム内での連絡ルートを考える」など、どんな方でもアイディアを要する場面は多くあります。

瞬時に決断する必要がある場面

時間にゆとりがある決断であれば、熟考してより正確な決断をしなければなりません。早合点してしまっては支障をきたしてしまいます。

しかし時として、「とにかく詳細は後でもいいから決断しないといけない」という非常時のケースがあります。このときは細かいことを後回しにして、瞬時に飛び込める決断力が必要になります。このような場面でADHDの「落ち着きのなさ(=せっかち」」を活かすことができます。さらにクリエイティブであれば、早く決断したことで良い展開が起きるケースも出てきます。

知らない人に好きなことを紹介する場面

ADHDを持つ方は、興味のあることには力を発揮しやすいことが多いです。さらにクリエイティブな面も持ち合わせていれば、知らない相手に説明やプレゼンテーションをするときに活きてきます。あなたの興味と斬新さを感じさせやすく、相手に興味を持ってもらいやすいケースがあります。

参考:ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療| e-ヘルスネット(厚生労働省)

成長を求められる限り、クリエイティブな発想は必要

成長を求められる限り、クリエイティブな発想は必要

「自分の環境には、クリエイティブな面を活かす場がない・・」そう感じていませんか?仕事は、常に成長や発展を求めています。あなた自身も、成長していく姿勢が大切です。この2つがある限りは、必ずクリエイティブさやアイディアが必要になる場面があります。

なぜなら、成長のためにはアイディアが必要な時が多いからです。ですから、職場で「ミスばかりだな・・」「怒られてばかりだな・・」と悩んでいたら、今一度自分の特性を見直して、活かし方を考えてみましょう。

もし、「もっと自分を活かせる環境で働きたい!」という気持ちがある方は、こちらの記事「ADHDの適職は?カスタマイズ就業で、向いてる仕事を見つけよう」をチェックしてみてください。

参考:障害者の能力や強みを生かす「カスタマイズ就業」って? – 毎日新聞

仕事・働き方に悩んでいたら。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします


自分の強みを仕事にできる求人サイト

ノウドー

強みの活かし方を知るための情報サイト

Salad

 

ができること

新しい働き方を知りたい!

今すぐ働きたい!

あなたの強みを活かす働き方を。

あなたの「好き」を『伸ばす・活かす』サポートをいたします。
でもそれはあくまでサポート。
「好きなことならがんばれる」というあなた自身の熱意を
求めている企業をみつけませんか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ADHDの「落ち着きがない」特性に焦点を当ててお話ししました。このように、マイナスイメージでしかないと思われることでも、活かし方次第であなたの武器になります。

もしあなたが自分の特性を理由に悩んでいたら、活かし方のヒントもそこにあります。もし迷ったらSalad編集部までご相談ください。あなたの活かし方を探すお手伝いをさせていただきます。

この記事をシェアしましょう!