ハローワークの障害者求人の検索のコツとは。就職に向け支援者の活用が大切。

ハローワークを利用した求人検索方法には種類がある

仕事が見つかった女性

就職を希望している方の多くが、ハローワークを利用しているのではないでしょうか。

まず、ハローワークで利用できる求人検索方法を整理しましょう。併せて、各方法に応じたメリット・デメリットをご紹介します。

1)障害者担当窓口の方に依頼する

【メリット】
○あなたが探したい求人を検索してくれる。
○自分では見付けにくい求人を検索してくれるケースがある。
○現在の応募状況、求人票に記載のない事項について問合せできる。

【デメリット】
○ハローワークに行くことが必要なため、通いにくい場合は使いづらい。
○担当の方や当日の混雑状況によって、検索できる求人が変わることがある。
○伝え方の工夫が必要になる。

2)ハローワークの検索機を使う。

【メリット】
○ホームページでの検索よりも情報量が多い。
○自由に検索することができる。
○比較的、求人票の印刷も簡単にできる。

【デメリット】
○窓口同様、ハローワークに行かないと使えない。
○求人検索の知識がないと、希望の求人を見付けにくい。
○一回の利用時間などが制限されている。

3)ハローワークのホームページで検索する。

【メリット】
○インターネットの環境があれば、どこでも検索できる。
○「在宅」「デザイン」など、関連のワードやジャンルで検索しやすい。
○自由に使うことができる。

【デメリット】
○ハローワークの検索機よりも情報量が少ない。
○応募したい求人があっても、ハローワーク紹介状などの書類をすぐに出せない。

以上がハローワークで利用できる求人検索の方法です。

ハローワークで検索しても、応募したい求人が見つからない・・・

求人検索に行き詰まる男性

筆者も上の3つの方法を全て経験しました。

過去2回、ハローワークを利用して就職活動をしましたが、これまでに自力の検索では、希望の求人を見つけられませんでした。そのときに筆者が感じた難しさを、利用方法ごとにご紹介します。

1)障害者担当窓口の方に依頼する

○知らない人に声をかけるため、不安を感じる。
○うまく自分の希望を伝えられない。
○混雑している場合は遠慮してしまう。

2)ハローワークの検索機を使う。

○勤務場所、給与、休日などからは探しやすいが、業種や働き方の検索がしにくい。
○ハローワークが家から遠いので、頻繁に使えない。

3)ハローワークのホームページで検索する。

○高度な検索知識が必要。
在宅勤務を探すために、フリーワード「在宅」で検索しても、関連のないものまで表示される。(在宅勤務でない「在宅サービス」など)

以上が自力で求人検索した際に感じた、難しさです。過去2回の就職は、支援機関の方のサポートがありました。以降、就労移行支援で得られる求人検索のメリットです。

参考:ハローワーク |厚生労働省
参考:ハローワークインターネットサービス – トップページ

就労移行支援事業所では、あなたが望む仕事の探し方を学べる!

ハローワークの係員のイメージ

1)就労移行支援事業所とは

就労移行支援事業所」とは、障害者総合支援法に基づいて運営されている福祉サービスです。

就労を希望している障害をお持ちの方を対象に、一人ひとりの障害特性の自己理解を深めながら、働くスキル習得や就職活動のサポートが受けられます。働きたい障害を持つ方のニーズに合わせて、年々事業所数は増加しています。

参考:厚生労働省 就労移行支援事業

【体験談】就労移行支援事業所で求人検索をするメリット

様々な仕事について案内する男性

1)あなたの希望に応じて、検索方法を聞ける

就労移行支援事業所では、あなたの希望に応じた求人の探し方を学ぶことができます。

【筆者の場合】
希望:在宅勤務の求人を希望
筆者が自力で探した結果:ハローワークのホームページから、フリーワード「在宅」で検索した。主に表示されたのは「在宅サービス」など、在宅勤務ではない求人も多く表示された。
スタッフの方からのアドバイス:除外ワードに「サービス」や「清掃」、「介護」などを入力して、再度検索してみてはどうか。

結果:該当勤務のみに絞って検索ができるようになった。

また、求人票の記載事項の内容が分からないときもアドバイスを受けられます。

2)スタッフの方が、求人を検索してくれる

事業所のスタッフの方が、ハローワークと連携して求人を検索してくれます。

筆者の通所していた事業所では、定期的にスタッフの方がハローワークに伺って、
〇在宅勤務・テレワーク →気になる方はこちら
〇障害者雇用・オープン・クローズごと
〇デザイン系・Web系求人
〇その他、植物を育てる仕事など特殊な業務 →気になる方はこちら
にジャンル分けをして抽出してくれました。

この求人票はジャンルごとに事業所で自由に閲覧できるため、検索方法に不安に感じている方でも安心です。

3)就職紹介事業・支援事業など、就職のプロに相談できるチャンスがある

筆者も経験がありますが、自分で応募したい求人を決めることは、難しいです。

そんなときでも事業所のスタッフの方があなたの特性に合わせて、アドバイスをしてくれます。また、筆者が通っていた事業所では、障害を持つ方の就職に詳しい専門機関の方も来ます。

障害を持つ方の個性を生かすプロの方に相談することで、自分の就職へのビジョンが見えてきて、安心しました。

4)応募手続きなどのアドバイスを受けられる

「希望したい求人が見つかった。さて、そのあとはどう動けばよいのだろう?」「ハローワークの紹介状って、どうやってもらうのかな?」など困った経験はありませんか?

就労移行支援事業所では、応募したい求人があった場合、必要な手続きについてアドバイスを受けられます。現在、求人の応募方法は郵送だけでなく、メールなどで応募を受ける企業もあります。また、履歴書や職務経歴書以外に「自分のWebページを作る」「タイピングのテスト結果が必要」など、業務内容に応じた条件もあります。「ぜひ就労移行支援事業所でトレーニングしたい!でも、どこに行けばよいのかわからない・・」そんな方はぜひ下記のご案内もチェックしてみてくださいね。

障害を持つ方へ。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします

『自分の得意な部分を活かして仕事をしてみたい』『好きなことを仕事する方法を知りたい』このように悩んでいませんか?このサイト『Salad(サラダ)』では、障害を持つ方のそのような働き方に対する悩みに対し、さまざまなサポートをさせていただきます。


自分の強みを仕事にできる求人サイト

ノウドー

強みの活かし方を知るための情報サイト

Salad

 

ができること

新しい働き方を知りたい!

今すぐ働きたい!

あなたの強みを活かす働き方を。

あなたの「好き」を『伸ばす・活かす』サポートをいたします。
でもそれはあくまでサポート。
「好きなことならがんばれる」というあなた自身の熱意を
求めている企業をみつけませんか。

この際にどのような対応をすればよいのかアドバイスを受けられるため、心強いです。

まとめ

豊かな社会へ

いかがでしたでしょうか。このように就労移行支援事業所では、様々な方面から求人を検索することができます。あなたが希望している仕事をより早く、より的確に見つけることができます。職場定着やステップアップのためにも、まずは第一歩を確実に踏むことができるよう、心がけていきましょう。

【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。大人になってから発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)と診断されている。
公務員として10年間勤務、うつ病を経験し民間企業の障害者枠の事務職として4年間勤務。過去2回、ハローワークを利用して就職活動をしたが、いずれも支援機関のサポートにより就職が決まっている。

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