テレワークとリモートワークの違いとは?ポイントを解説

リモートワークは、働き方の進化が期待されている言葉

リモートワークとは

リモートワークとは、「遠隔で働く」という働き方を指す言葉です。

また、
○主に自宅やレンタルオフィスなどでEメールや電話を使用して、企業とやり取りをする
○社員が、職場にあるシステムに接続された端末を使用して、自宅で働くこと

などの意味があります。

「リモートワーク」は「テレワーク」の後に生まれた言葉

テレワークをご存じの方なら「あれっ?」と感じた方もいるのではないでしょうか。

テレワークも「オフィスから離れた場所で働く」という意味ですよね。

情報通信ツールを活用するところも同じです。そうなると、「テレワークとリモートワーク」この2つの言葉に違いはあるのでしょうか?

参考:厚生労働省 テレワークではじめる働き方改革

結論から言えば、「テレワーク」と「リモートワーク」の、言葉の表層の意味は同じです。

しかし、テレワークは今から30年以上前から使われた言葉なのに対して、リモートワークはごく最近誕生した言葉です。そのため、テレワークよりもさらなる進化が期待されています。

今回は、テレワークとリモートワークを比較して、その違いを紐解いていきます。

テレワークとの違い1~リモートワークの種類〜

まずテレワークとの違いの一つとして、リモートワークでは働く形式を細かく分類しています。そのポイントを整理してご紹介します。

【ハイブリッド・リモートワーク】
○企業から正規雇用を受ける。
○1週間のうち、数日はメインのオフィスで働く。
それ以外の日は遠隔で業務を行う。

【フルタイム・リモートワーク】
○企業から正規雇用を受ける。
○勤務時間の全てを在宅で遠隔業務を行う。

【リモート・アウトソース】
○正規雇用ではない。委託などの外部契約を交わす非正規雇用。
○勤務時間の全てを在宅で遠隔業務を行う。

【テンポラリー・リモートワーク】
Web会議など、一時的に短時間の遠隔業務を行うこと

このように、遠隔で働く時間の割合や、利用者の立場によって細かく分類しています。

テレワークとの違い2~導入目的〜

リモートワークがテレワークと異なる点は、「目的」です。ある目的が加えられています。

テレワークと共通している点、加えられている点の順に見ていきましょう。

テレワークと共通している目的

テレワークと共通している目的として、以下の4つが挙がります。

【テレワークと共通している、リモートワークの目的】
○必要最低限の労力に絞られ、社員の生産性が上がる。
○社員の交通費、通勤時間などを削減できる。
○社員がより健康に働き、生活できる。
〇ペーパーレス化によって手間や労力、経費を削減する

この4つは、テレワークでも導入の目的としています。

参考:総務省 テレワークの最新動向と今後の政策展開 – 働き方改革推進コンソーシアム

この4つに加え、リモートワークは以下の目的を強調しています。

1)ITの力でチームワークを強める。

社員が一つのツールでつながることによって、共通意識を持つ、より強いチームができるとされています。同じフロアに集まって行う会議だと、人によってモチベーションが異なることが多いです。たわいもない話や雑談などもあります。

こうなると結論が出ず、ずるずると時間だけが過ぎてしまい非効率的です。

さらには、会議に参加した社員の意識も下がり、会議の意味がなくなってしまいます。リモートワークはこのような浪費をなくすため、Web会議などの情報通信ツールを利用して、要点に絞って話し合います。

これにより、社内の意識改革やチームワークを強化することが目的です。

2)世界中から、積極的に優秀な人材を採用する。

テレワークには、介護や育児などから「通勤できなくなることで、優秀な人材が離れることを防ぐ」目的があります。あくまでも「戦力を減らさない」ための目的です。

リモートワークは、さらにこの人材確保に関して積極的です。

ICT(情報通信技術)を活用して国内問わず、世界中から優秀な人材を確保することを目的としています。「戦力を増やす」ための手段です。

このように、テレワークが「出ていかないための」消極的なものに対し、リモートワークは「より優秀な人を集めるための」積極的な意思があります。より自分の強みを活かして働きたい、という方には大きなチャンスになります。

3)年俸制などを採用した、完全成果主義の企業もある

テレワークでも、成果を重要視しています。しかしながら、給与体制は月給・時給制が多いのではないでしょうか。

リモートワークの制度を導入している場合、年俸制や裁量労働制を用いている企業が多いです。分かりやすく言いますと、「成果をあげないと給与が下がる」ということです。

テレワークでも、成果を重要視していますが、リモートワークではこの成果に対する意識が、さらに強まっています。オフィスから離れて仕事をしていても、高い期待を持ってくれていることでもあります。

この、3つの目的がテレワークとの違いの一つです。
よって、テレワークよりも
○情報通信ツールのスキルを習熟していること
○チームワークを意識した主体性
○ICT(情報通信技術)の使用を前提とした、綿密なコミュニケーション

を強く求められます。

より、テレワークの導入目的を強く意識した形が「リモートワーク」なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

業務のさらなる効率化を図るため、テレワークを進化させたものがリモートワークといえます。確かにどちらも「離れた場所で働く」という意味としては同じです。

しかしリモートワークは、よりテレワークの目的を強めた、理想の働き方のひとつなのではないでしょうか。