自分に合う就労移行支援を見つけることが大切になる
自分の働くニーズに合う事業所探しがポイントとなる
障害を持ち、就職する為に就労移行支援事業所に通いたい…そう考えている方も少なくないのではないでしょうか。もしかしたら、あなたもその一人かも知れません。
しかし探すと言っても、就労移行支援事業所はどこも同じというわけではありません。全国各地に、様々な特徴を持つ事業所があるのです。選び方によっては、『全く効果がなかった』『全然就職に結びつかなかった』と後悔してしまうことにもなりかねません。もしこちらの記事『失敗しない就労移行支援事業所の選び方!こんな事業所には注意!』をご覧になっていない場合は、予めチェックしていただけますと幸いです。
関連記事:【就労移行支援】就労移行支援事業所の選び方、5つのポイント
事業所選びのポイントの一つに「支援内容(スタイル)」がある
さて、では事業所で選びで失敗しないよう、自分に合った事業所を探すにはどうしたらよいのでしょうか。上で紹介した記事の「事業所選びのポイント」をここでも簡単に紹介しておきます。
【就労移行支援探しのポイント】
①支援方針、サービス内容=支援内容
②実績や成果
③人物的な相性
④事業所が抱えている課題や問題点(苦手としている点)
⑤通いやすさ(交通の便など定期的に通うことがしやすいかどうか)
この5点が、事業所探しのポイントです。ちなみに②は具体的にその事業所で「どんな業種が、どれだけ就職しているか」などを指し、③はスタッフや周囲の利用メンバーとの相性を指します。
今回はお伝えしたいのはこの中の「①支援内容」です。「支援スタイル」とも呼ばれていることもあるでしょう。事業所を探そうとして調べてみたら、『事業所によって支援スタイルが違う』『支援方針や支援内容を事前に確認しておいたほうが良い』このように言われて(見て)困ってはいませんか。そもそもどんな支援内容があるのか分からない…そこが分からないと、選びようもありませんよね。
そこで今回はこの『就労移行支援事業所の支援内容』について紹介していきます。今回はこのサイトSaladで紹介している、就労移行支援事業所の紹介ページをもとに説明していきます。この検索機能を使って、事業所にはどんな特徴があるか、ぜひ自分でも探してみてください。
【就労移行支援事業所】支援内容のポイント
どの障害に対応しているか
事業所ごとに、あらゆる障害に対応しているケースがあります。もちろん、障害種別なく対応できる事業所もありますし、『発達障害に特化している』など、障害種別を限定、もしくは重視している事業所もあるのです。
(実際に検索してみると…)
「発達障害」に対応した事業所一覧→こちら
「うつ病」に対応した事業所一覧→こちら
「身体障害」に対応した事業所一覧→こちら
今回紹介しているのは「対応している」事業所になります。公開している事業所が、必ずしもこの障害のみに限定しているとは限りませんので、ご注意ください。
どんな仕事のトレーニングを受けられるか
これは事業所選びのポイント「②実績や成果」にも関係してきます。その事業所でどのような職種や働き方のトレーニングができるのかという項目です。例えば「事務職に強い」「ITに強い」「介護職に強い」など、さまざまな職種に対応した事業所の特徴も支援内容の一つです。
(実際に検索してみると…)
「事務職に強い」特徴がある事業所一覧→こちら
「IT業界、クリエイティブ系統」に対応した事業所一覧→こちら
「介護業界に強い」特徴がある事業所一覧→こちら
また、上記のような業種のみでなく、働き方や就職までのルートにも特徴があることがあります。
(実際に検索してみると…)
「(職場)実習が多い」特徴がある事業所一覧→こちら
「在宅勤務」に対応した事業所一覧→こちら
これらのように障害を持つ方が働く将来像をイメージしやすいよう、様々な支援スタイルの特徴があるのです。
事業所内の環境
これは「③人物的な相性」にも関係してきます。どんなに学ぶ項目がマッチしていても、そこでの人間関係で体調を崩してしまっては元も子もありません。そのような意味もあり「人物的な相性」が大切なポイントになってきます。
支援スタイルとして、このような事業所の環境に特徴があるケースもあるのです。
(実際に検索してみると…)
「女性利用者が多い」特徴がある事業所一覧→こちら
「外国籍の方」にも対応した事業所一覧→こちら
これらのように、事業所内での生活面での不安を緩和することを意識した事業所もあります。
就労移行支援の支援内容(支援スタイル)の基本的なポイントはこのようになります。通うことで実際にどんなメリットがあるのか知りたい場合はこちらの記事を参考にしてみましょう。また、筆者(発達障害の診断を受けている)も就労移行支援事業所の利用経験があります。参考までに、こちらに通所時の体験を紹介した記事になりますので、併せてチェックしていただけますと幸いです。
事業所の支援スタイルから選ぶ際に心がけること
①まず、自分がどんな働き方をしたいか考える
どれだけ事業所の支援内容を知ることができても、自分がどのような仕事がしたいのか曖昧なままですとスムーズな訓練ができません。
事業所を選ぶ前に必ず自分がどのような仕事をしたいのかを明確にし、目標設定をしましょう。その目標を達成する方法として事業所の訓練を受けることができればベストです。
②自身の障害特性について見直してみる
①が現時点では思いつかなった場合は特に、現時点で目標が明確な場合でも自身の障害特性について見直しておくと良いでしょう。これは障害特性から、自分がどのような
仕事が得意なのか気づきやすくするためでもあります。また目標にしている働き方を行う上でどのような問題が起こりそうか、事前に対策を練るためにも大切なポイントです。
③実際に体験利用をしてみる
就労移行支援事業所では、利用決定前に体験利用ができるケースがあります。事前にどんなトレーニングを行うのか、実際に家から通ってみた感覚はどうだったかなど情報だけでは分からないことも事前に把握することができます。
『候補の事業所が複数ある』『情報を見たけれどよくわからない』などの際には、実際に事業所の雰囲気を体感してみると良いのではないでしょうか。ちなみ体験したからといって、すぐに利用決定とはなりません。気になる事業所があればどんどん体験してみましょう。
関連記事:【事業所選びに迷ったら】就労移行支援事業所を体験利用してみよう!
その他事業所探しに迷ったら、Saladがサポートします
ここまでは就労移行支援の特徴をどう見ていくか、ポイントをお伝えしてきました。『情報があり過ぎて分からなくなってしまった…』『自分にはどんな事業所が合うのか分からなくなってきた…』など迷っていたら、ぜひSaladにサポートさせてください。
Saladでは、今回紹介した就労移行支援事業所一覧(取材済)のほかにも、就労移行支援事業所に関するさまざまな情報提供を行っております。
気になること、相談したいこと、お気軽にSaladまでご連絡くださいね。こちらのメッセージフォームから行えます。ご連絡、お待ちしております!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
確かな決断をするためには、確かな情報が必要になります。ですから今回の事業所選びでもより正確に情報を得ることが、後の就職や職場定着にも関係してくるかもしれません。
自分自身のこと、事業所のこと。この2つを照らし合わせながら利用を検討してみてくださいね。
【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。一年間、就労移行支援事業所に通所。希望通り在宅勤務として、現在の仕事に至る。