【就労移行支援】自分だけ就職できないと焦る…卒業生の体験談

就労移行支援でも、1月・2月は就職内定者が出てくるケースがある

採用面接の様子

1~2月に、春から開始の就職が決まるケースが出てくる

就労移行支援に通所していると、様々な障害を持つ方、様々な働き方を希望している方が訓練をしています。筆者も一年間就労移行支援に通所したのちに現在の仕事に就職しました。

さて1月から今(2月)にかけて、通っている事業所でも就職が決まり『卒業』していく方が出始めていたことを覚えています。これは4月スタートに向け、中途採用活動が活発になるためです。

参考:中途採用に最適な募集時期・採用時期は?求人タイミングの悩みを解決

分かってはいても、比べてしまう自分がいる

就職活動は、競争ではありません。同じ企業や働き方を目指していればまだ競争の可能性も出てきますが、就職活動のニーズは千差万別です。筆者も『自分の希望の就職のため、日々準備はできている…』と言い聞かせているものの、焦る気持ちがありました。そこで今回は、今の『就労移行支援で就職内定者が出だす時期』について、筆者の体験も交えながら紹介します。ポイントとして

・就職活動が活発になるときに、事業所で感じた雰囲気
・焦る気持ちからありがちなこと(注意点)
・就職できずに焦るときに行うこと

この3点についてお伝えしていきましょう。

【体験談】就職活動が活発になるときに、事業所で感じた雰囲気

就職できない焦る気持ちから、苦しむ男性

ピリピリとした雰囲気で、息苦しくなった

やはり誰もが真剣な気持ちで就職活動に取り組んでいますから、ピリピリした雰囲気になるのは致し方ないことです。しかし筆者は、「就職できるか・できないか」の不安抜きにしても、この雰囲気が苦手でした。

事業所の中には、不安な気持ちや競争心が前面に出ている方もいました。筆者はHSPを持っている影響で、そのような張り詰めた雰囲気が苦しかったのです。『この人とこの人、喧嘩しているのかな…』など、そのような心配をしてしまうことから気疲れが激しい時がありました。

参考:HSPの苦手なこと | HSP診断テスト

関連記事:【HSP】気疲れと気配りは表裏一体。『センサー』と向き合う体験談

慌ただしい雰囲気になる

これも自然なことですが、就職活動が活発になることで慌ただしい雰囲気になります。事業所の中で

・面接対策をしている人
・スーツを着ている人
・企業の見学会や説明会に行く人

このような人が出てきました。これによって慌ただしさが増すことはもちろん、外出者ばかりで誰もいない『取り残された感』を持つことがありました。自分自身はしっかりできている場合でも『何かいけないのかな…』と不安になったものです。

【就労移行支援】就職できない焦りからありがちなこと

就職活動に追いつけない感覚に襲われる男性
さて、このような時期に焦りからやってしまいがちなことを紹介します。

無理に就職の目標を広げてしまう

多いのは『競争する気持ち』が高まって、自分の特性や希望の働き方を度外視して活動しようとすることでしょう。「自分の理想の働き方を目指す」目標が、いつの間にか「誰よりも早く就職する」ために意識が向いてしまいがちです。これによって

・自分の特性などに関係なく、活動の幅を無理に広げてしまう
・採用条件などを詳しく検証しなくなる
・無理に沢山の企業に応募して、不採用になり落ち込んでしまう

このようなリスクが生まれます。

対人関係でトラブルを生んでしまう

ピリピリしている気持ちから、つい周囲への言葉がきつくなっていませんか?就職が決まりそうな人に当たりが強くなっていませんか?就職活動が活発な時期は、まだ活動していない人も含めて、とてもデリケートであることが多いです。そのため、普段は問題にならないことでもトラブルになってしまうケースがあります。もし自分の気持ちを抑えられない場合は、事業所のスタッフに相談しましょう。

就職を焦る気持ちは、どうしたらよいの?

就職できない不安に押しつぶされてしまう男性
もしかしたら、中には筆者に『あなたは今就職しているから、そんな悠長なことを言えるんだ』『こっちは今大変なんだよ!』そうした感情を持ったかもしれません。どうしても周りがバタバタしていれば、それに何かしらの影響を受けてしまうのは自然なことです。

またそのような影響を『刺激』として、モチベーションを上げる効果になるケースもあります。ですから周囲の影響を受けることの全てが悪いわけではありません。

問題なのは、それが『不安』となり活動に支障をきたしてしまう場合です。このような「不安」「焦り」が面接などにも現れてしまったら、企業からも良い印象を受けないでしょう。では、就職活動で焦るときにはどのような対応をすればよいのでしょうか。

参考:就活で周りに内定者が続出!焦らなくても大丈夫な理由7つを紹介 – キャリマガ – キャリアを広げるウェブマガジン

就職できずに焦るときに行うこと

目標設定の変更は、スタッフとよく相談してから決める

自分の希望している企業や働き方を、頑なに変えてはいけない…というわけではありません。就職を現実にするために、目標設定の変更も方法としてあります。しかし『就職』という結果だけに固執してしまい、無理をして応募する幅を広げてしまうなどのリスクもあるのです。

『自分だけ就職できないのは、目標が高すぎるのかな…』など不安に感じたら、目標設定についてスタッフとよく相談しましょう。

体調管理を行い、通所し続ける

このような状況でも具合が悪くならないよう、体調管理をしっかり行いましょう。今の状態で不安定になってしまうと、就職が決まったのちに良いスタートをしにくくなります。ですから

・トレーニング後はしっかり休む
・無理に沢山のトレーニングを行わない(就職活動のために力を残す)

・食事や睡眠、服薬を欠かさず行う
・悩みや不安、その他感情を一人で溜め込まないようにする

今一度これらを意識して、安定して通所し続けるように心がけましょう。

自分らしい就職を目指し続けたからこそ、今自然体で働けている

就職を焦る気持ちを乗り越え就職、テレワークの仕事を行う男性
筆者は在宅勤務を希望しており、通勤の仕事を受けないスタイルを続けました。これは自分の特性である「周囲の感情を受けて具合が悪くなる」問題があったからです。当時在宅勤務は求人件数が少なく、『今日も応募したいものがない…今日もない…』と迷っている間に通勤する企業から採用を受けていたメンバー(利用者)が一人、また一人と卒業していきました。

正直、焦りました。『このままで良いのだろうか』『通勤勤務も念頭に入れた方が良いのでは』と考えたものです。しかし、それでは就職できても同じ問題に直面するだけだと感じていました。結果的には就職できずに焦る気持ちがあっても自分の目標や就職スタイルを保てたことで、現在自然体で仕事ができているのです。

関連記事:【就労移行支援】就職活動で在宅勤務がみつからないときに取組んだこと

まとめ

焦る気持ちと向き合いながら就職活動を行う男性
いかがでしたでしょうか。

今焦る気持ち。よくわかります。でも、焦る必要はありません。就職後の長い道のりを決める大切な段階です。時間をかけて吟味することも大事なことになります。ですからご家族やスタッフの方とのチームワークで、大切に取り組んでいきましょうね。

もし、今自分を活かす仕事が見つからずに迷っていたら、こちらのお問い合わせフォームを使用して、Salad編集部までご相談ください。

【筆者紹介】
Salad編集部員。1980年生まれの男性。ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けており、HSPの傾向も強い。就労移行支援事業所で訓練中、就職活動が活発になることで周囲のピリピリした雰囲気や、お互いを警戒しているような雰囲気に苦しんだ。

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