【体験談】障害者雇用の履歴書・職務経歴書の書き方で注意したこと

障害者雇用の履歴書・職務経歴書の書き方を学んだ

はじめは書き方が分からず、方々で学んだ

筆者が生まれて初めて履歴書・職務経歴書を書いたのは、33歳の時でした。前職が公務員であったため、初めての就職時は通常の応募書類ではなかったためです。ですから再就職の際、はじめは「履歴書ってどうやって書くの?」「職務経歴書ってそもそも何?」という感じでした。

当時お世話になっていた支援機関の方と相談しながら、少しずつ書き方を学んでいきました。その後就労移行支援事業所に通所した際、改めて応募書類の書き方を学びました。

今回は、現在に至るまでに学んだ「履歴書と職務経歴書の書き方で注意したこと」をご紹介します。

【障害者雇用】履歴書の書き方で注意したこと

見やすさに注意した。

面接官や企業の採用担当の方がストレスなく履歴書を読めるように、見やすさに注意しました。具体的には以下の通りです。

【履歴書を見やすくするために行ったこと】※表計算ソフト「エクセル」で作成
○全体的に見やすい構図にする。
○文字の大きさ(小さくしすぎない)
○用紙サイズの工夫。文字が大きく見えるように、無理に1枚にまとめずA4サイズ2枚にまとめた。
○余白の工夫。特に左側は穴を開けて留める可能性があるので、やや広めに設定する。
○文字間、行間を詰めすぎないようにする。

履歴書においても「第一印象」は大切だと感じていたからです。面接官や採用担当の方もたくさんの履歴書に目通します。そのため、できるだけ目が疲れないようにという点に注意しました。

資格欄は、業務に関わるものを優先した。

資格欄は数に限りがあります。どんなに多くの資格を持っていても、ずらずらと書き並べてしまっては分かりづらくなってしまいます。そのためポイントを絞り、受けたい業務に沿った資格を優先して記載しました。

就労移行支援のスタッフや、専門機関にチェックしてもらった。

自分一人で見ていても、見えてこない点があります。言葉遣いや誤字・脱字はもちろん、企業の方が求めていることも見えてこないものです。そのため、履歴書の書き方のセミナーに応募して学んだり、就労移行支援事業所利用後はスタッフの方にチェックしていただきました。

また、障害者の就職に詳しい専門機関の方にもアドバイスを受けました。

定期的に内容を見直した。

一度完成したら終了、ではなく定期的に見直し、更新していました。障害についてや受けたい企業によって内容を変更するなどを行いました。

またエクセルの場合、作成日を直近に更新する作業が必要です。昔の日付の書類を出さないように注意しました。履歴書作成で注意したことは上記の通りになります。続いて職務経歴書作成時に注意したことをご紹介します。

【障害者雇用】職務経歴書の書き方で注意したこと

業務内容を具体的に記載した。

面接官の方にも分かりやすいように、業務内容を具体的に記載しました。実際に記載した例をご紹介します。

【業務内容の記載例】
※業務例と、「〇」が筆者の工夫した具体的な業務例です。

「人事総務系の業務」
→〇「契約書類のチェック」、「企業システムを利用した内部情報の管理」、「残業手当の計算」など

「経理系の業務」
→〇「請求書類のチェック」、「旅行経費の計算、請求業務」など

このように業務内容を具体的に書くことで、企業の方に「使い道(=職場での社員像)」をイメージしやすいように工夫しました。また、各業務に「どのような苦労があったか」「どのような工夫をして、どんな効果があったか」なども記載しました。

人物像については主観だけでなく、客観的な評価も記載した。

人物像の描写にも工夫しました。

例えば、自分で「頼りがいのある存在と思います。」と書くだけでは、説得力がないと感じていました。むしろ「うぬぼれているのではないか」と誤解を与えてしまうおそれもあります。そのため、客観的な評価も併せて記載していました。

客観的な評価とは、上司や同僚など、「他者が自分をどのように見ていたか」ということです。「上司からは信頼していただいていました。」という評価や、「後輩の相談役を受けていた」などの役割など、客観的な評価を入れることにも工夫しました。

以上が職務経歴書作成時に注意したことです。最後に障害者雇用の求人応募で作成する「自身の障害について」注意したことについてご紹介します。

「障害について」の書き方で注意したこと

障害者雇用の応募の際は、履歴書・職務経歴書の二点に加え、障害についての説明を記載したものも必要になります。「ナビゲーションブック」とも言われ、企業に障害を伝えるために活用されているツールです。

作成の時に注意したことは、

○障害の特徴は、具体的にどのような状態になるのか。
○具体的にどのような配慮が必要で、配慮を受けた場合どのような効果が期待されるか。
○障害に対して、自身で取り組んでいることはあるか。

などに注意して作成しました。詳しくは、こちらの記事「面接で企業に伝える「自分の障害について」作成ポイント4つ」をチェックしてください。

就労移行支援で、応募書類の書き方を学べる!

就労移行支援事業所では、このような就職活動での応募書類の書き方を学ぶことができます。筆者のようにセミナー参加では、書類そのものの完成度しか分かりません。しかし、就労移行支援では訓練中や相談の内容など、普段のあなたを見たうえで適切なアドバイスを受けることができます。

もちろん、全く「作成したことがない」という方でも学ぶことができます。「就労移行支援で履歴書の書き方を学んでみたい」「同時に働くスキルも磨きたい」という方はぜひSalad編集部までご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

履歴書や職務経歴書の書き方は、企業の求めるものが変化していく限り変化していきます。ですから、就職活動のたびに応募書類の書き方を復習していくことが必要なのではないでしょうか。

現在履歴書や応募書類の作成に悩んでいる方へ、参考になりましたら幸いです。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けている。就労移行支援で一年間の訓練を受け、強みを活かす就職を実現した。