【体験談】大人の発達障害と診断後、自己の特性理解にブログを活用!

発達障害と診断される前から、特性による困難があった

子供の頃から、周囲とうまくいかなかった

筆者は大人になってから発達障害の診断を受けました。きっかけは最初の職場でのうつ発症でした。

しかしながら、問題はその職場からあったわけではなく、幼稚園に入ったころから周囲とうまく関われないところがありました。

「周りのやっていることがつまらない」「他人と同じことをやっていても楽しくない」「自分の発言でなぜか相手から嫌われてしまう」などの問題がありました。

そのような性格が災いして、クラスの緊急連絡網が自分の家にだけ回ってこないいじめを受けました。大人が絡んでいることと、自分の家族にまで迷惑をかけてしまったことを今でも覚えていて、時々フラッシュバックに苦しみます。

自分の努力不足だと悩み続けた

幼稚園から中学まで何らかのいじめを受けていました。さらにはどこにいっても誤解されたうえで嫌われていたため、「どうして自分は周りとうまくやれないんだ」と責め続けました。

周りに相談しても、「お前の考えすぎだ」「人付き合いをサボってきたからだ」「努力不足だ」と言われるだけで、取り合ってもらえませんでした。

自分がどうして誤解されやすいのか、はっきりとした答えが出ず何十年も悩んでいたのです。

大人になってから二次障害の診察を機に、発達障害と診断された

発達障害の診断を受けたのは、社会人になって10年後、30歳の時です。それまでは何とか「努力」でカバーしてきたわけですが、ついに限界に達してしまいました。

病院の勧めで検査を受け、「発達障害です」と言われたときは、正直「安堵」しかありませんでした。当事者の方には共感していただけるのではないでしょうか。自分の努力の問題ではなかったんだ、と知ったことでこれまでのモヤモヤがすっきりしたのです。

しかしながら、障害が分かった以上何かしらの対処をしていかなければなりません。

今回は、
○発達障害と診断された後に迷ったこと
○発達障害と診断された後、ブログを始めたこと

についてお伝えします。

発達障害の診断を受けた後、迷った・困ったこと

自分の特性が分からない

「アスペルガーと呼ばれていた、ASDという障害です」と言われて大まかな特徴を聞いても、それがどうこれまでの生活と関係しているかが分かりませんでした。

『ASDの特性は、耳で聞いたことを処理できません。』『ASDの特性は、あいまいな言葉が分かりません』と言われても、ぴんと来なかったのが正直なところです。

結果的に自分の障害特性でどんなことに困っているのか、分かりませんでした。

情報交換の場がない

情報交換の場がないことも問題でした。当時は休養中でしたから、人と会う機会はデイケアに参加した時くらいです。

もちろん「君、何の障害を持っているの?」とは聞けないので、正確な情報は聞けません。自分と同じ当事者の情報交換の場がなく、自己理解に苦しみました。

ブログを作成し、自分の発達障害の検証を始めた

そんなとき、「発達障害者は、ブログを始めるとよい」というサイトを偶然見かけました。ブログを書くと、自分を客観的に見ることができるので自己理解に効果があるとのことでした。

もともとホームページやSNSなどは多く活用していた方なので、すぐにブログをはじめました。

○自分の経験
○メンタルに関わること
○仕事での苦労や工夫など

の内容に絞って書いていきました。その後は、以下のような効果がありました。

【大人の発達障害】ブログを書くことで得た効果

自己理解を進めやすい

ブログを書くことで、文章という「客観的な姿」として自分を見ることができます。その時その時の感情を、削除しない限りは何度でも見られるわけです。

そうすることで、少しずつ自分の特性の整理が進んでいきました。

当時の自分の考えを見直せるため、今との成長や変化を知ることができる

ブログは自分で消さない限り、記事はなくなりません。ですから前に書いたものと今書いたもので変化を知ることができます。変化を知ることで成長が分かります。

「前に進んでいる」と確認できることは、見通しが立たないものが苦手な自分にとっては大きな効果でした。

文章化することで、感情の整理ができる

文章として感情を表すことで、ぐちゃぐちゃした感情が具体的な言葉として整理されます。自分の中で感情を留まらせず、外に出すことの大切さを学びました。

自分の表現に対して、反応を得られる

ブログは公開していれば、沢山の方が見る機会があります。同じ当事者の方と出会うことで、様々な情報共有もできました。

ブログを続けていると、ライターのスキルにつながるの?

筆者は頻度こそ少なくなりましたが、開設から4年目になった今でも、ブログを更新しています。その経験の一部が、こうして文章を書く仕事に活きています。

詳しくはこちらの記事「【発達障害】ブログ経験でライターになれる!?メリットと注意点は?」をチェックしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

余談ですが、前の職場では筆者のブログの読者が少なからずいました。

ブログで公開し、職場で直接言っていないことを「それ、前に言ってましたよね~」と言われることが多かったからです。(直接ブログを見ている、と言われない曖昧な反応には苦しみましたが)

その他、「発達障害の子供を持った後輩」や「発達障害を持ち障害者雇用の部下を持った上司」なども見てくださっているそうです。

それだけ、発達障害を持つ方の考えや苦しみを知ってサポートしていきたい方が多いことを感じました。

人に見られるのが苦手な方は「非公開」にしてもよいですし、日記でも構いません。何かしらの記録を取っておくことは、財産になります。

【筆者紹介】
Salad編集部員。30代男性。広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受ける。上記のブログは海外の方にも見ていただけるよう、英語などの海外の言葉にも翻訳して紹介中。

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