英語力を活かして仕事をしてみたい
英語が得意
学生時代、英語が得意だったという方もいるのではないでしょうか。中には大学で英文科を学んだ方や、TOEICや英検のようなスキルを持っているということもあるでしょう。
英語力を活かして仕事をしたい
しかしながら、英語とは全く関わりがない仕事に就いていて良さを活かしきれていない…ということはありませんか。英語は今では多くの企業が必要としているスキルであるはずなのに、自分のいる職場環境にはそのニーズがない。無理にアピールしようとすると『頭がいい人は…』などとひがまれてしまうこともあるでしょう。
このようにせっかくのスキルを活かしきれず、職場を辞めてしまったということもあるかもしれません。もしくはせっかく英語力があるのに、働く自信がないことで就職に踏み出せないことで悩んでいる方もいるでしょう。どちらもとても勿体ないことですよね。そこで今回は「英語力を活かせる仕事」について紹介していきます。
英語を使う仕事
英語と言っても、どれくらい話せるのかによって活かせる仕事も変わってきます。そこで今回は、「日常会話」「ビジネス」の2段階のレベルに分けて紹介していきましょう。
日常会話レベルの英語力を活かせる仕事
まずは日常会話程度のレベル(TOEICでいうとスコア500~695程度)の英語力を活かせる仕事に就いて紹介していきましょう。
英文事務
英文事務とは、事務職の仕事を主に英語をメインに使用して行う業種です。その業務内容は企業により異なりますが、ベースとなる英語についてスキルがあることは有利になります。
また、英文事務でない場合にも貿易事務などは英語を使用するケースが多いです。その他事務職の種類についてこちらの記事「そもそも『事務職』とは。さまざまな事務職の種類を知っておこう」をチェックしてみてくださいね。
空港のグランドスタッフ
グランドスタッフとは、主に空港での接客業務を担当する仕事です。業務内容はチェックインカウンターで航空券の発券、荷物の受け取り、座席の指定、乗り継ぎ案内など「搭乗手続き」及び搭乗ゲートで乗客の案内を行うことなどがあります。
参考:採用情報 | 株式会社JALスカイ
参考: TEAM ANA |グランドスタッフチーム
参考: ANAグループ 障がい者採用サイト|障がい者雇用の取り組み
ITエンジニア
エンジニアの中にも、英語力を活かせる仕事があります。特にITエンジニアは英語を使う機会が多いです。これは多くのITサービスが、英語を使用する外資系企業が提供していることが多いことなどが要因に挙がります。フロントエンドエンジニア、セキュリティエンジニアなどもこのITエンジニアに含まれます。
エンジニアの種類に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。また、こちらの記事でIT業界について解説していますので、エンジニアに興味がある場合はチェックしておきましょう。
その他
そのほか海外旅行の添乗員、旅行会社のスタッフ、子供向けの英会話教師など様々な場面で英語を活かす機会があります。
ビジネスレベルの英語力を活かせる仕事
営業職
営業職の中にも、国際物流やITソリューションなどの海外営業職で英語を活かせる可能性があります。ただし英語力に加えて、顧客や取引先とのコミュニケーション、営業事務と連携して売上などの管理などを行うスキルも求められます。
大手企業などの人事・総務事務、受付
大手企業の場合、多くのケースで海外を相手にした事業を進めていることでしょう。この様な場面で相手とやり取りする際に英語が使えれば、スムーズに仕事を進めやすくなるかもしれません。
企業の窓口として人事事務・総務事務が担当するケースが多いでしょう。ですから英語力をアピールして人事や総務事務に応募する手段もあります。同様に企業の受付として、英語力を活かす方法もあります。
その他
その他海外から来た留学生や研究者向けの寮の運営・管理、英語教材や学習雑誌の編集・制作、英語教育関連企業の事務職などあります。
海外留学生・研究者向け寮運営、生活支援
クラウドソーシングなどで、翻訳の依頼がある
クラウドソーシングとは、インターネット上で公開されている仕事の依頼を受け、成果に基づいて報酬を受け取る働き方を言います。原則雇用を受けることはなく、仕事単位で請け負うことが特徴です。
就職となると英語力以外にも人間関係やその他のスキルについても気になりますよね。そのような場合はこのクラウドソーシングで、翻訳を行う依頼があるケースがあるのです。仕事単位で請け負いますから、自分のペースで仕事量を決めることもできます。
ですから少しずつ働くペースを作っていきたいというときは、この翻訳の仕事をしながら就職活動を考えてみるなど工夫してみても良いかもしれません(依頼側の状況により、紹介されている翻訳の仕事量は変わってきます)。
参考:英語通訳・英文翻訳の仕事を探すなら【クラウドワークス】 | 在宅ワーク・内職で英語通訳・英文翻訳のお仕事
参考:翻訳・通訳サービスの仕事・依頼 – 料金・外注先 【クラウドソーシング ランサーズ】 19,537件
英語力を証明する資格には、どんなものがあるの?
さて、冒頭でTOEICや英検など紹介しましたが、就職において英語力を証明する資格には、どのようなものがあるのでしょうか。主なものを下記にまとめてみました。
(就職活動で有利になりやすい、英語に関する資格)
・TOEIC(おおむね600点以上)
・実用英語技能検定(英検。おおむね2級以上)
・国際連合公用語英語検定試験(国連英検。概ねB級以上)
・IELTS(アイエルツ。おおむねスコア5.0以上)
・TOEFL(トーフル。おおむねiBTテストは90点以上、ITPでストは500点以上)
ポイントは、『人事や採用に分かりにくい資格の場合は、その説明をできるようにする』ことです。やはり多くの企業に知られている資格は、英検やTOEICです。そのほかの資格も有利な資格であることには間違いありませんが、就職の際にはどんな用途に活かせる資格なのか説明できるようにしておくとよいでしょう。
参考:国連英検 : 日本国際連合協会主催 国際連合公用語英語検定試験
参考:IELTS(アイエルツ)公式テストセンター | 公益財団法人 日本英語検定協会
参考:TOEFLテスト 国際基準の英語能力測定試験 | TOEFLテスト日本事務局(CIEE Japan)
仕事・働き方に悩んでいたら。『Salad』が強みを活かす就職のサポートをします
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語は活かせる環境に置かれることで、何倍にも活かせることができるスキルです。かつ日本語を使わない方ともコミュニケーションを取れることで、様々な文化を知るきっかけにもなるかもしれません。
あと必要なのは「活かそう」という気持ちです。好きなことや得意なことを仕事にすることに罪悪感はありませんか?『楽をしてはいけない』『仕事は我慢するもの』このような意識から、つい得意からかけ離れた環境に身を置いている方もいるかもしれません。
自分を活かして働くことは、罪ではありません。むしろ社会に貢献する最高の手段の一つです。いま働き方に迷っていたらもういちど、自分にあるスキルや特性を見直してみるのもよいかもしれません。