【発達障害】女性同士で会話ができない…相手に好印象を与えるコツ4つ

女性同士で会話ができないひとがいる

女性同士で会話ができないひとがいる

どうやって話せば良いか分からない

発達障害をもつ人の特性の一つとして「コミュニケーションの障害」があげられます。

幼少期から発達障害の特徴が目立つ男性と違い、女性の場合幼少期には特徴が目立たず、小・中学生頃から人間関係での悩みが出てきます。友達とのおしゃべりについていけない、どうやって話せばいいのかわからないといったことが多くなってくるのです。

男性と話していた方が気楽…

女性同士の会話は、話の中に主語や目的語や指示語が入らない場合が多くあります。

「最近どう?」や「あの人の話、聞いた?」などときかれても何のことを言っているかわからないのです。また女性同士の会話は感情的で「共感」を目的としていることが多いのに対し、論理的で「解決」を目的としる男性との会話のほうが気楽という発達障害の方も多く存在します。

参考:ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)について| e-ヘルスネット(厚生労働省)

【発達障害】女性同士の会話ができない理由

【発達障害】女性同士の会話ができない理由

1)会話のゴール(本質)が見えない

女性の会話の目的は「共感」であることが多く、情報をつないで長話になることがあります。

会話のゴールはとくになく、お互いの気持ちを通じ合わせるためのとりとめのないおしゃべりとなる場合が多いのです。発達障害の人にとって、目的がはっきりしていない会話は何を伝えたいのかわからず、もやもやしてしまい苦手と感じることがあります。

2)話題の展開の早さに追い付けない

コロコロと話題が変わり、そのうえ変わり方や会話のつながりに脈絡がないとさらに分からないというケースがあります。

上司の愚痴を話していたと思ったら最近話題のカフェの話になっていたり、友人から聞いた話をされたり…真剣に話を聞こうとしてもコロコロ変わる会話の展開や把握しきれない複雑な情報に、追いつけないといったことがあります。

3)当たり障りのない話が苦手

発達障害の人は「場に合わせた話題を提供する」のが苦手なことが多いです。

そのため、適度な距離感をもった当たり障りのない会話が苦手ということがあります。どんな話題が当たり障りのないことなのかわからず、発言できなくなってしまうことも。情報交換や解決を目的とした会話なら苦にならなくても、例えば「休日なにしてた?」のような日常会話から話を広げていくのが苦手ということもあります。

4)なぜか相手を傷つけてしまう

発達障害の人は会話の文脈を読むことや社交辞令などが苦手です。

思ったことをそのまま発言してしまうことで相手に不快な思いをさせたり、傷つけてしまうことも少なくありません。また正直に話しているのになぜ不満に思われるのか、その理由がわからず困ってしまうことがあります。

関連記事:アスペルガーの人は嘘がつけない?理由と注意点、メリットもある!

5)会話の輪に馴染めない

女性は複数で話すことが多く、その輪の中に入りづらい、いつ話し手に回れば良いかタイミングがわからないといった悩みもあります。

職場のランチタイムでの雑談や仕事の合間のちょっとした会話などにうまく入ることができず悩んでいるというケースです。一対一なら話せるのに、複数人の会話になると話せなくなってしまうという発達障害の方も多くいます。

関連記事:【発達障害】複数人と会話ができない原因とコミュニケーションのコツ

参考:最近女友達がそっけない:朝日新聞デジタル

女性同士の会話は、より共感性を求められる

女性同士の会話は、より共感性を求められる

男性と違い、女性の会話は言葉のやり取りをしているその時間そのものを楽しむ傾向があります。

また会話をする理由が「共感」であることが多いため、話の内容に本質がないこともあります。では、そんな女性同士の会話をするうえでのコツは何でしょうか?女性との会話で好印象を与えるコツをみていきましょう。

参考:NHK バリバラ | ティーンズバリバラ ~発達障害の悩み~

女性との会話で好印象を与えるコツ

女性との会話で好印象を与えるコツ

1)会話のやり取り自体が「本質」

女性同士の会話はゴールや結論がない場合が多く、何かの為に話しているわけではないことを理解する必要があります。

会話のやり取り自体を楽しむことが「本質」なのです。会話にゴールがなく、何のために会話をしているのかわからなくても、たわいもない会話のやり取り自体を楽しむようにしましょう。

2)聞き手に回る

話題の展開や速さについていけず、会話に入れないという場合は聞き手に回るというのも手です。

自分の話をしたい女性にとって聞き上手な人は好かれる存在です。聞き手に回る際は周りの話をよく聞き「うんうん」「そうなんだ」「へ~」などの相槌をうったり、「それは大変だったね」など共感、同調の言葉を投げかけると話をよく聞いてくれているという印象をもってもらえます。

会話のテンポについていけない場合は、慣れるまで頷くだけでも構いません。無理に発言しようと頑張りすぎず、聞き手に回ってみましょう。

3)原則、相手の「意思」を否定しない

基本的には、相手の会話に含まれる意思を否定しないようにしましょう。

たとえ自分の意見と違うと思っても「それは違うよ」「あなたは間違ってる」と言うことで「この人は自分の意見を理解してくれない」と思われてしまうかもしれません。逆に相手の意見が自分と違っても「なるほど、それもあり得るね」など肯定することで良い印象をもってもらいやすくなります。

4)自分が言われて嫌だと思う発言を控える

自分の発言によって相手を傷つけてしまう場合は、発言する前に「自分が言われて嫌だと思わないか」を考えるようにしましょう。

会話のなかで不快に感じるポイントは人それぞれですが、まずは自分が言われて嫌だと思う発言を控えるよう心がけます。ふとした発言が相手を傷つけてしまわないよう注意することが大切です。

5)複数人の会話が苦手な場合は、メンバーのうちの一人と会話してみる

複数人での会話に馴染めない人は、まずはメンバーのうちの一人と会話してみるようにしましょう。

飲み会など、複数人がいる場での会話が苦手という発達障害の方も多いと思います。その場合はまずは席が隣の人と会話してみるなど、ターゲットをしぼって会話してみましょう。一人でも話せる人ができることで、複数人と話すときのプレッシャーを軽くすることができます。

参考:大勢での雑談が苦手:困りごとのトリセツ(取扱説明書)|発達障害プロジェクト|NHK

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まとめ

いかがだったでしょうか。

女性同士の会話は、発達障害を持つ方にとって難しいと感じることが多くあります。悪気はないのに相手を傷つけてしまったり、会話に入れず辛い思いをしたなどの経験から、女性同士の会話に苦手意識をもつ方もいるかもしれません。

しかし、会話をすることは人間関係を築くために欠かせない大切なコミュニケーションツールです。最初からうまく話せなくても、女性同士の会話の特徴を理解し、会話のコツを掴むことで好印象をもってもらうことができます。

「女性同士の会話は苦手だ」と思う方も、できることからスタートし、少しでも苦手意識を克服できるようにしましょう。

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