【障害者雇用】採用面接で聞かれること、押さえておくポイントは?

障害者雇用の採用面接で聞かれること

障害者雇用の採用面接で聞かれること

障害者雇用の採用面接ではどんなことを聞かれるのか

就職するにはほぼ必ず「採用面接」を受けるのではないでしょうか。障害者雇用の場合、支援機関が面接に同行することもあります。とはいえ、それでも緊張してしまいます。

「どんな質問をされるのだろう?」「しっかり答えられるかな?」と面接での質問に対して不安に感じている方もいるのではないでしょうか?

今回は、
〇障害者雇用の採用面接で質問されること
〇障害者雇用の面接で押さえておきたいポイント

をご紹介します。

参考:面接の流れと質問~必ず聞かれる5つの質問と回答例文~ |転職ならdoda(デューダ)

主な質問事項4つ

主な質問事項4つ

まず、採用面接で面接官が聞いてくる主な質問事項を紹介します。

1、自分の障害について

「あなたの障害について教えてください」。この質問は、障害者雇用であれば必ずと言ってよいほど聞いてきます。仮に面接で聞いてこなかったとしても、職場で伝えることになりますので、下記の関連記事を併せてチェックして準備しておきましょう。

関連記事:面接で企業に伝える「自分の障害について」作成ポイント4つ

2、職歴や能力

これまでにどんな業務をしてきたか、職務経歴書などの書類では分からないポイントを聞いてくる場合があります。主に
〇あなたが経験してきた業務でどんな困難があって、それをどうやって解決したか(主観的な視点)
〇上司や同僚、後輩などからどんな評価をされていたか(客観的な視点)

という内容を込めると効果的です。

関連記事:【体験談】就職活動でPR!発達障害の「強み」の探し方

3、健康管理面

ほとんどの企業が、障害者雇用の方に関しては体調面(自己管理できているか)を心配しています。大切な能力として重要視しているのです。

障害者雇用の場合、障害の特性などを理由に疲れやすい方が多いです。この疲れやすさなどを「どのように感知して早めに対処できるか」など、「あなたなりの体調管理法」を答えましょう。そうすれば面接官の方にも具体的に伝わりやすくなります。

関連記事:【大人の発達障害】疲れに気づかないと二次障害の危険も!対策を紹介
関連記事:就労移行支援で学べる、発達障害を持つ方のための体調管理法3つ

4、何か質問はありますか?

意外と見過ごされがちなのが、この質問です。いわゆる「逆質問」を求める質問です。基本的には面接の最後に行われることが多いです。支援機関の方が同行していたとしても、ここはあなたが自分の考えをしっかりと伝えなければなりません。逆に言えば、企業の方にもっとも意欲を見せられるチャンスなのです。

当然ですが、やってはいけないことは「特にありません」と答えることです。それではどんなことを答えればよいのか?・・といいますと例として以下の通りです。

【面接官から質問を求められたら】
(OKの質問)
〇企業の課題、職場でどんな問題が起きているのか
→それに対して自分なりの改善策を提案できればさらに良い
〇最後まで志望動機を答えていなかった場合、志望動機を伝える。
→質問を求められない場合でも、自分から追加で伝えたいこととして言うことも可

(NGの質問)
×有給休暇や勤務時間など、勤務条件に関する質問(内定後、労働条件提示の際や、内定後の顔合わせの際に確認すれば問題ありません)

このような質問内容が、障害者雇用の面接でのやり取りの「軸」になります。次に、面接でどのようなことに注意していればよいのか、ポイントをご紹介します。

関連記事:【どんな質問をされるの?】障害者枠で面接を受ける方が準備すべきこと

参考:面接での逆質問の仕方(何か質問はありますか?は恐くない!好印象な事例) |【エン転職】

障害者雇用の面接で押さえておくポイント

障害者雇用の面接で押さえておくポイント

緊張は、あっても良い

面接で緊張しない人はいません。それは面接官の方も理解しています。ですから緊張しないように言い聞かせたり、敢えて緊張していないように取り繕ったりする必要はありません。あまりにも緊張が激しい場合は、履歴書に書いておくとよいでしょう。面接のときに「緊張が激しいので、応答に時間がかかるかもしれません・・」と伝えやすくなります。

自主性を見ていることが多い

障害者雇用というと、「サポートを受けるもの」「配慮を受けるもの」というイメージがあります。そのため、仕事に関して受け身でいる考えに至ることがありますが、それは違います。

障害者雇用でも、同じように積極的に仕事に取り組むことは同じなのです。そのなかで障害を理由に困難を感じることに対してのサポートや配慮なのです。

ですから、面接全体において「自主性を見ている」ことが多いです。調べてきたことや準備してきたことをそのまま答えるだけでは、「自主的」とは言えません。そこに「あなたならどう考えるか」ということを加えることで、自主性を伝えることができます。

基本的に、質問への回答・結論から話し始める

よく、面接官の質問への回答にストーリー形式で、最後に結論を言う方がいます。誤解のないように、理由や事情を説明しておきたい気持ちは分かります。しかし、これでは面接官の方が抱くこととして、
〇「結局何が言いたいのだろう?」と結論を待たないといけない
〇「回答は全部でいくつあるんだ?」と全体像が見えにくい

ことがあります。これでは、悪いイメージを持たれてしまいます。ですから対策として、

〇質問への回答を最初に言ってから、事情や理由を付け加えるようにする。
〇最初に「私の考えは2つあります」「回答は3つあります」など、回答する数を伝えるようにする

ようにすると、面接官とのやり取りがスムーズになりやすいです。

参考:採用面接での逆質問例50選まとめ – 逆質問は転職を成功に導くチャンス | マイナビクリエイター

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

面接というと、「志望動機は?」「自己PRは?」という儀式的なイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。もちろん、そのような形式の企業もあります。しかしながら、用意されてきたことを言うだけでは人間性が見えません。企業もよい人材を求めるために、あなたの人間性を見たいのです。

ですから受け身になるのではなく、面接の準備段階から「あなたが企業にできることはどんなことか」を考えていきましょう。

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