発達障害に多い？朝起きれない問題と対策 | 障害を持つ方向け就職支援〜Salad〜

大人でも朝起きれない場合はある

朝起きれなくて約束が守れない場合は要注意

「朝起きれずに困っている」という人も多いと思います。

アラームを何度かセットすれば自力で起きれる人から、自力ではなかなか起きられず約束を守れない人までいろいろでしょう。

・アラームをセットしても朝起きることができずに仕事に遅刻してしまう
・待ち合わせの集合時間にいつも遅れてしまう

このような状況が続いている場合は信用を失い、人間関係や仕事に支障をきたしかねません。

参考：遅刻がなおらない：困りごとのトリセツ（取扱説明書）｜発達障害プロジェクト

朝起きれないのは甘え？

疑ったり責めたりするよりも協力して対策を

大人でも、アラームをセットしても、自力で指定の時間に起きるのが難しい人はいます。

朝起きれない＝怠けている・甘えている、わざと夜更かししているなどと決めつけず、どうやって対策できるか一緒に考え、協力していくほうが現実的です。

家族などの近しい人が起きられない場合は、頭ごなしに叱責せずに話を聞いてみましょう。

参考：朝起きれない病気の対策が分かります | 阪野クリニック

朝起きれない原因は？

まずは内科を受診しよう

まずは内科の受診で解決する問題ではないか調べてみましょう。

内科を受診して睡眠時無呼吸症候群の検査を行うこともできます。

睡眠時無呼吸症候群の場合、睡眠時の無呼吸を防止する装置のCPAPを利用するなどして治療を行います。

参考：Q32 CPAP（シーパップ）とはどのような治療法ですか？ – 呼吸器Q&A｜一般社団法人日本呼吸器学会

ほかに朝起きれなかったり、午前中に体調が悪い原因としては起立性低血圧(起立性調節障害)などがあります。

ふらつきや立ちくらみなどの症状が起きることもあります。

特に子どもや若い人に多い症状です。

参考：子どもに起こりやすい起立性調節障害 | 済生会
参考：起立性低血圧 – 04. 心血管疾患 – MSDマニュアルプロフェッショナル版

睡眠障害・不眠症の治療

また、不眠や昼間の眠気など睡眠の問題がある場合は睡眠障害が専門のクリニックの受診で原因がわかる場合があります。

受診して薬を処方してもらい、服用を続けて生活習慣と睡眠の改善を図ります。

参考：不眠症とは｜睡眠障害の種類｜睡眠障害の種類｜不眠・眠りの情報サイトスイミンネット

朝起きれないのは発達障害と関係ある？

発達障害の場合は主治医に相談を

発達障害の患者には昼間の眠気、不眠、過眠などの睡眠の問題を訴える人が多いことも知られています。

発達障害で受診している場合は、睡眠に関する困りごとも主治医に相談してみましょう。

生活リズムを整えるための工夫を教えてくれたり、薬を調整してくれたりと対策を考えてくれるかもしれません。

参考：第102回　発達障害の睡眠問題、実はほぼ半数が悩む | ナショナルジオグラフィック日本版サイト (2019年4月11日)
参考：発達障害の患者さんに見られる日中の眠気(改訂版)｜すなおクリニック　Q&A (2018年8月20日内田直((執筆者すなおクリニック院長・医学博士・早稲田大学名誉教授))
参考：ナルコレプシーとADHD特性が遺伝的に関連していることを発見－浜松医大 – QLifePro 医療ニュース